もちろん中身はありますね。
「戦争で問題を解決しようとすると日本も相手国も甚大な人的、経済的被害が出るし、それで問題が解決するとは限らない。むしろお互いに恨みを募らせる結果になるだろう(例:戦前の日中戦争、太平洋戦争)。だから戦争ではなく外交で問題を解決しよう」つう話です。
そもそも安倍ですら公然と「憲法の平和主義など無価値」「戦争で問題を解決して何が悪い」とは言っていません。
少なくとも建前では安倍ですら「専守防衛」を否定しないわけです。
そして米国ですらイランや北朝鮮相手にいきなり戦争を始めたりはしないわけです。
あるいは「あえて言えば平和主義的な考えからEU(最初はECですが)はスタートした」わけです。「第一次大戦、第二次大戦のような独仏戦争など二度と起こしてはならない」という考えからEUはスタートした。「憲法九条の平和主義とイコールではもちろんない」ものの、黒坂が言うほど「世の中は戦争容認論で動いてる」訳では全くありません。
黒坂真
中国共産党の世界観では、明朝に朝貢していた沖縄は本来、中国領です。鄭和という宦官が率いた艦隊が寄港した地域はすべからく中国領、という話もあります。
以前も黒坂はこんなデマ飛ばしていましたが、失笑するほかないですね。鄭和の寄港場所はウィキペディア「鄭和」によれば「インド」「インドネシア」「スリランカ」「タイ」「ベトナム」「モルジブ」などですがこれらのどこが中国領なのか。いつ中国がこれらの国を中国領だと言ったのか。
そもそも「朝貢」とは「植民地(宗主国の領土)と宗主国」ではない。あえていえば「親分・子分の関係」のようなもんです。
あえて言えば「ワルシャワ条約機構リーダーのソ連と東欧諸国」「NATOリーダーの米国と西欧諸国」のような関係です。もちろん「東欧諸国はソ連の領土ではない」し「西欧諸国も米国の領土ではない」。
なお、「形式的」ではありますが足利義満の日明貿易は「朝貢形式」で行われていたので、黒坂の理屈なら「義満のせいで」沖縄どころか、日本全てが中国領になります。