「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年5/27分:高世仁の巻)(「元NHK・森友疑惑スクープ記者」相澤冬樹氏の講演について)

NHKのスクープ記者に何が起きたのか - 高世仁の「諸悪莫作」日記
NHKのスクープ記者に何が起きたのか2 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
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NHKのスクープ記者に何が起きたのか5 - 高世仁の「諸悪莫作」日記

NHKのスクープ記者に何が起きたのか - 高世仁の「諸悪莫作」日記
・25日(土)。武蔵野スイングホールで相澤冬樹さん*1の講演会があった。森友学園の問題でスクープを連発したために(ボーガス注:NHK内部で報復人事で干されたために、退職を決意し)NHKから事実上追い出された記者だ。
・4月の統一地方選挙で、「NHKから国民を守る党」という政党が、50人近い候補者を立て、なんと26人もの当選者を出した。これはあまり報じられていないが(NHKはニュースでこの党名を言えるか?)、NHKの現状に多くの人が関心を持っていることを示す。

 高世のあほさにはいつもながら唖然ですね。
 これではこの党が「相沢氏のようなまともなNHK批判者」のようですが、そんなことは全くない。
 「NHKは左翼偏向してる」と放言する極右政党がこの党です。要するに「維新政党新風の同類」「ジャパンデビュー訴訟原告団の同類」「クローズアップ現代国谷裕子*2キャスター(当時)を誹謗していたウヨ連中の同類」です。
 高世は一体どういう脳みそをしてるのか。俺が相沢氏なら「手前は俺をあんな連中と同一視する気か!」と高世に激怒してますよ。
 なお、この「NHKから国民を守る党」についてのあほな文章など「高世のコメント部分」を除けば、「高世の文章」の「他のほとんどの部分」は「相沢氏の講演内容(NHKで干されたことについての内部告発)の紹介」ですので内容は至ってまともです。
 わかりきったことですが、相沢氏への不当な待遇はもちろん安倍の圧力でしょう。

NHKのスクープ記者に何が起きたのか4 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 NHKを追い出されたということは、相澤さんは「左翼」記者なのかと思うかもしれないが、大間違い。
 「明治維新のふるさと」山口県が初任地で、吉田松陰を心から尊敬*3し、「松陰神社のカレンダーを自宅はもちろん職場にまで飾る、自他ともに認める『真性右翼』の記者である」と相澤さんは自らを言う。(著書『安倍官邸VS.NHK』P21)。
 酒場で軍歌を歌うこともあるそうだ。まっとうな報道人であるかどうかは、右翼、左翼に関係ないことがよく分かる。

 相沢氏はともかく、こんなことをいう高世の本心は見え透いています。
 以前
 「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2/22分:高世仁の巻)&北朝鮮最新ニュースその他色々(追記・訂正あり) - bogus-simotukareのブログ高世記事『思想違えど好みは似る』について小生は

 評論家の佐高信氏が、1月に入水自殺した評論家・西部邁氏への追悼文を東京新聞(1月30日)に載せていた。佐高氏は左、西部氏は右の論客だが、「思想違えど好みは似る」という関係だったそうだ。
 《何よりも二人は嫌いな人間が同じだった。言葉に体重がかかっていない竹中平蔵橋下徹を嫌悪する点で共通していた。また、共に三島由紀夫を排していたのである》
 人間同士の信頼は、イデオロギーよりこういうところなんだなと素直に納得できた。

 「クラシックよりジャズが好きだ」「宝塚歌劇が好きだ」ならともかくこれ「趣味」じゃないでしょうよ。 
 「三島が嫌い」はともかく「政治家である竹中や橋下を評価しない」つうのは「思想、イデオロギーが一致」だと思いますけどねえ。大体、竹中について言えば彼が小泉内閣ブレーン、閣僚(小泉内閣総務相)として関わった郵政民営化については「左の共産党」「右では平沼赳夫亀井静香など」が反対していたわけです。
 橋下について言えば「右と左がアンチ橋下で一致」なんてのは「堺市長選や大阪都構想住民投票での自民・共産共闘」があるわけです。
 これを「共産党自民党(あるいは平沼、亀井と共産党)と趣味が同じですね」とは普通いわない。「ある問題(例えば郵政民営化大阪都構想)についてイデオロギーが一致した」わけです。
 いやもちろん「佐高氏と西部」「共産党自民党(あるいは平沼、亀井と共産党)」には「護憲派改憲派」などの違いはあるでしょうけれども。
 それと竹中はともかくまともな人間は「嘘八百、誹謗中傷常習の橋下が好きだ」なんて人はいないでしょうよ。俺だって橋下なんぞ大嫌いです。
 つうかこういうこと言い出す高世って佐高氏コメントを利用して「ウヨである荒木和博や三浦小太郎らとのつきあいを正当化したい」んでしょうね。ただし「俺がウヨの荒木や三浦と付き合って何が悪い!。佐高だって西部と付き合ってるじゃねえか!」とはっきり言えないあたり高世もせこい男です。
1)そもそも、佐高氏の意見は一個人の意見にすぎない
2)「どっちも右派と左派の交友だ」という理由で「佐高氏と西部の交友」と「荒木和博や三浦小太郎らと高世との交友」と同一視できるか疑問
3)佐高氏は高世の「特定失踪者デマ(元ネタは荒木和博)」のようなデマを俺の知る限り垂れ流してない
4)西部は「森友加計疑惑はフェイクニュース」などと安倍擁護の詭弁をはいてないこと一つとっても、荒木や三浦よりはマシ
つう意味で「佐高意見で手前の薄汚い行為が正当化できるか、ふざけんな、高世!」ですが。佐高氏も「手前と一緒にするな」と激怒するんじゃ無いか。つうか西部と佐高氏はともかく「荒木と高世」の間に信頼関係なんかぶっちゃけないでしょう。ただ「利用し合うだけの薄汚い関係」でしょうに。
 まあ、面と向かって「ウヨなんかと付き合うなよ」と高世を批判してるか、「ウヨと付き合うとは高世の野郎も落ちぶれたもんだ」などの陰口が高世の元に噂として届いてるのかはともかく、「高世とウヨ連中との交際」が問題視されてることは高世も自覚してるし、後ろめたさを感じてるんでしょうねえ。高世も本当にわかりやすい男です。つうかそんなに後ろめたさ感じてるのならウヨ連中と付き合うのを辞めればいいのに。まあ、「つきあいは辞められないけど、後ろめたさを感じてる。その後ろめたさをなんとかして無くしたい」から高世はこういうことするわけです。

と書いて高世を批判しましたが今回も同じでしょう。
 id:Bill_McCrearyさんからもこうした小生の意見に賛同頂き

・ご当人、いろいろ「まずいんじゃないの」っていうことが耳に入っているんでしょうね。もちろん私たちの批判もふくめての話です。

というコメントを頂きましたが。高世も本当に人としてクズでバカです。
 「荒木和博や三浦小太郎などウヨとの交際に後ろめたさを感じる」ならそんなつきあいはやめればいい。こんなみっともない言い訳を高世がしても「まともな人間」なら、誰も高世の「荒木、三浦らウヨとの交際」を容認などしません。
 「あいつと結婚した奥さん」や「あいつと交際してる知人、友人」の気持ちが本当に理解できません。
 まあそれはともかく、「相沢氏が右翼かどうかはともかく」モリカケを批判するかどうかなんてのは右翼、左翼と関係ないのは事実です。
 「ニクソンウォーターゲートを批判するかどうかは共和党支持かどうかと関係ない」などと同じです。
 「右翼だから安倍は汚職してる」「安倍以外の右翼もみんな汚職してる」わけではありませんので。むしろまともな右翼なら「安倍のような腐敗政治家が許せるか!」「改憲派だから大目に見ようなんて、そんなのはおかしい。それでは左翼の不正を追及する資格など、我々右翼になくなる!」でないとおかしい。

NHKのスクープ記者に何が起きたのか5 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 講演のあと、せっかくだからと著書にサインをもらいにいったら、揮毫の言葉は「取材は愛」だった。取材対象と、思想信条ではなく人間として分かりあえることが大事だという意味らしい。その信頼関係からスクープが生まれたのだろう。学ぶべき取材者の心構えである。

 心にもないことが良くも言えるもんです。「昔はともかく」今の高世にはそんな愛は何一つないでしょう。

*1:著書『安倍官邸vs.NHK:森友事件をスクープした私が辞めた理由』(2018年、文藝春秋

*2:著書『キャスターという仕事』(2017年、岩波新書

*3:イヤー、松蔭が「老中・間部詮勝暗殺を計画していた(ただし荒木和博の『自衛隊拉致被害者救出』並みに現実性はないですが。ただし、ご本人、本気で「同志を集めて暗殺したい」と考えていた点は荒木とは違います)」と公言したが故に死刑になったことや、「征韓論のルーツの一つ(要するに韓国への蔑視感情があった)」ことを考えれば手放しで容認できる人間じゃないんですけどね。そうした点を相沢氏はどう考えてるのか。