今日の朝鮮・韓国ニュース(2019年5月27日分)

東京新聞:「丸山氏発言 常軌逸す」 北方領土元島民団体が抗議文:政治(TOKYO Web)

 北方領土の元島民団体「千島歯舞諸島居住者連盟」(千島連盟)は二十七日、札幌市で二〇一九年度の総会を開いた。
 千島連盟の脇紀美夫理事長は「国会議員による暴言問題が起き、大変残念な思いをした。返還要求運動をしてきた元島民や後継者の思いを踏みにじるもので、常軌を逸している」と批判。丸山氏に連盟として抗議文を送ったことを報告した。

 丸山がどう強弁しようがこのように「北方領土問題の当事者である」元島民たちから「迷惑だ」「彼の言動は島の返還に逆行している」といわれれば言い逃れは出来ないわけです。
 同様に救う会がどう言い訳しようが、「拉致問題の当事者である」家族会が「救う会の存在は迷惑だ」「救う会の言動は拉致の解決に逆行している」といえば*1救う会は滅亡するほかないのですが、家族会は愚かにも救う会万歳で「蓮池透氏除名」などという暴挙までやらかすのだから心底呆れます。


「絶対に立ち止まるな」とトランプ氏 拉致被害者家族「勇気もらった」 - 産経ニュース
 「蓮池氏らの帰国」をもたらした小泉元首相や田中均氏、あるいは金大中・元韓国大統領*2には感謝せず、舌先三寸だけのトランプに対し感謝を口にする。家族会の馬鹿さにはいつもながら呆れます。拉致敗戦も「愚かな家族会の自業自得」でしょう。
 それにしても「勇気もらった」ねえ。こんな無内容で抽象的で情緒的なことしか言えないなんて「面会には何の成果もなかった」と自白してるようなもんです。まあ「スポーツ選手の素晴らしい演技を見て勇気をもらった」ならともかく「トランプとあって勇気をもらってそれで拉致が解決するの?」ですね。まあそういうことを面と向かっていうと家族会の連中はマジギレするのでしょうが。

参考

カンニング竹山 「勇気もらった」に違和感、持論展開 - Ameba News [アメーバニュース]
 お笑い芸人のカンニング竹山が、ツイッターで「勇気もらった、元気もらった、笑顔もらった、とか言う人とは極力付き合わないようにしています」 と持論を展開。その理由として、「なぜならそんなものは人からもらうものではないからです」と説明した
 行動の主体性という点で、「勇気が出た」「元気が出た」「笑顔になれた」という表現ならわかるけれど…ということなのかもしれない。

「勇気をもらいました」「感動を与えたい」コメントに感じる違和感 梶原しげるさんが解説 | デイリー新潮
■勇気や感動は与えてもらうものか
・私自身は、「勇気をもらう」「感動を与える」といった言い方に、かなりひっかかるほうです。
 しかし、妻は、「いいじゃない。感動して元気になれるんだから。ひねくれたことばかり言っていないで、元気でも勇気でも貰えるものがあるんならどこへでも行って貰ってきたら」と冷たく言います。
 感じ方は人それぞれなのでしょう。
 ただ、調べてみると気になる方は多いようです。
 NHKの「ことばおじさん」として知られる梅津正樹アナウンサーは、「本来『元気にさせてもらう、感動させてもらう』と言うべきだが、それを省略、強調した」表現なのかもしれないが、「気になる人も多いようだから、気をつけたほうが良いかもしれない」と同局のサイトで述べています。
 さらに国立国語研究所に問い合わせたところ、同趣旨の質問を受けることがある、との話でした。答えてくださった先生によれば、スポーツメディアの影響が大ではないか、とのことでした。
・テレビのマイクを向けられて「元気をもらいました」と答えている方も、心からの感想なのかもしれませんが、どこか「定番のコメントを言う役」を演じさせられている感じもします。感想を求められたら、こう答えるのが正解、といった感覚が無意識に身についてしまっているのかもしれません。


トランプ氏、一貫する拉致への協力姿勢 家族は継続期待 - 産経ニュース
 ブッシュ子やオバマとて大統領として家族会、救う会に面会した際は「調子のいいリップサービス」は口にしており、トランプがとりわけ家族会に好意的なわけでは全くありません。
 そして繰り返しますがトランプなんぞより「実質的な成果を上げてくれた」小泉元首相や田中均氏、あるいは金大中・元韓国大統領に感謝したらどうなのか。まあ「宗男疑惑で落ちた支持率を上げる(小泉)」「太陽政策を推進する&日韓関係をよくする(金大中氏)」などの思惑は当然あり、「拉致被害者への単純な善意」じゃありません*3が、「口先だけの安倍やトランプ」なんぞより、俺は彼らに感謝しています。


安倍首相、拉致問題解決へ「総裁任期に関わらず全力」 - 産経ニュース
 「総裁任期にかかわらず」とは要するに「総裁任期中に解決できるか分からない*4」という逃げでしょう。
 散々「拉致の安倍」を宣伝していた以上、本来なら「総裁任期中に絶対に解決します」と見得を切るべきでしょうにねえ。
 何が「拉致は安倍政権の最優先課題」なのか。呆れて二の句が継げません。よくもまあ家族会もここまで安倍に馬鹿にされて怒らないもんです。


北朝鮮ミサイル、トランプ氏問題視せず (写真=共同) :日本経済新聞
 この発言を信じるならば、当面は「いきなり強硬路線」ということはなさそうです。


日本で活動する韓国企業、5割が「ビジネス環境が悪化」:朝日新聞デジタル

 具体的には▽韓国産と記した商品が売れなくなった▽通関手続きで、多くの書類を求められるようになり、時間がかかるようになった▽入札などで不利になったといった事例が寄せられたという。

 正直「ホンマかいな?」ですね。「消費者が買わなくなった」はまだしも「通関や入札で、韓国企業というだけで行政に不利な扱いをされた」なんて事実なら明らかな違法行為ですからね。朝日も「マジすか?。裏取りしたいので是非詳しい事情を教えて下さい。事実なら、その行政機関を批判報道したい」と突撃取材すべきじゃないか。

 韓国財界を代表する団体、全国経済人連合会(全経連)は26日、日韓関係の悪化によって日本国内で活動する韓国企業の約5割が何らかの悪影響を受けているとの調査結果を発表した。

と単に「発表をただ垂れ流す朝日の行為」は報道やジャーナリズムの名前に値しません。まあ、「疑う理由がなければ」そのまま流してもいいでしょうがこんな信用性の怪しい話を、調査もせずにそのまま流すなど馬鹿げています。
 事実ならそんな「行政の違法行為」を放置していい訳がない。一方「事実でない」ならそんな発表で日本の名誉が不当に破壊されるのは良くない。どっちにしろいいことではありません。


北朝鮮、拉致めぐり対日非難 「安倍一味は破廉恥」 - 産経ニュース

 北朝鮮朝鮮中央通信は26日の論評で、拉致の可能性を排除できない行方不明者とされていた男性が日本国内で見つかったことを挙げ、「拉致問題がいかに荒唐無稽な詭弁であるのか如実に示している」と主張。

 こういう反撃を食らうからこそ「特定失踪者デマ」は問題ですが、これでも救う会を擁護し続けるのが家族会なのでしょう。
 「特定失踪者認定は嘘八百」という点については北朝鮮の主張は全く正しいのですが。


“拉致家族”あす2度目の面会 トランプ大統領にかける期待 - FNN.jpプライムオンライン
 「訪日したトランプに逢いたければ逢えばいいですが」逢ったところで何がどうなるもんでもないでしょう。なんでそのことが未だに家族会には分からないのか。
 「面会が可能かどうかはともかく」むしろ逢うのならば北朝鮮とのパイプがある「文在寅・韓国大統領」「習近平・中国国家主席」「プーチン・ロシア大統領」といった「韓国、中国、ロシアの政府高官」に会った方がよほど有益でしょう。

*1:というか、そうはっきり言い切ったのがもちろん蓮池透氏です。

*2:金大中氏の貢献についてはたとえば米国のキューバへの対応から、日本の北朝鮮への対応を考えてみる - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)を参照下さい。

*3:つうか単純な善意で動く人なんかまずいませんが。

*4:こうした物言いからは「総裁任期中に解決するといっても世間に信用されない」「総裁四選など無理だろう」と安倍が見なしてるのではないかということもうかがえます。