黒坂真
吉岡正史さん。今の日本共産党にとって、韓国左翼は貴重な共闘仲間ですね。韓国左翼は本気で、大韓民国は存在してはならない国家とみなす。李承晩、朴正熙政権は米国の傀儡だったとみるから。
「日本共産党が文在寅政権(黒坂の言う韓国左翼)の外交政策(太陽政策)に好意的」「日本共産党が文在寅政権同様、歴史認識問題で安倍政権を批判している」という意味で「ある種の共闘関係にあること」は事実ですが、後は全くのデタラメですね。
李承晩、朴チョンヒを「独裁者として否定的に見ること」は「大韓民国は存在してはならない国家」という話でもなければ、「李承晩、朴正熙政権は米国の傀儡」という話でもありません。
つうかこういうことを言う黒坂って「安倍政権は沖縄問題で米国の言いなりだ」などという批判を「安倍政権を米国の傀儡呼ばわり」とでも理解するのか。
あるいは戦前日本に対する批判を「大日本帝国を『存在してはならない国家』呼ばわり」とでも理解するのか。勿論そういう話ではないわけですが。
吉岡正史がリツイート
スカートでもスラックスでも/性差なき制服に/メキシコ市 小学校が導入へ
メキシコ市政府はこのほど、公立小学校の制服について、性別に関わりなくスカートでもスラックスでも着用できるとする方針を発表しました。性差による差別のないジェンダー平等を促進する首都の左派政権の動きが注目を集めています。
この方針は3日、メキシコ市内中心部の公立小学校で行われた式典に出席した、新興左派政党・国民再生運動*1(MORENA)のシェインバウム市長によって発表されました。メキシコの公立小学校では制服着用が義務で、女子はスカート、男子はスラックスと決められています。新方針はどちらを着用するかの選択を生徒の意向に任せるというもの。9月の新学期から施行予定です。
同市長は、「女の子がスカートをはき、男の子がスラックスをはかなければならない時代は過ぎ去り、歴史となりました。男の子が望めばスカートをはき、女の子が望めばスラックスをはくことができる。これは平等の一環です」と説明しました。
「子どもの権利のためのネットワーク」代表のフアン・ペレス氏は、新政策を支持するとともに、男の子には短髪、女の子には髪をまとめることを強制する校則も併せて撤廃すべきだと提案しています。
一方、生徒の父母が参加する全国家族父母連合(UNPF)は、新方針によって教育の質の向上など学校が抱えている問題の解決につながるわけでない*2と指摘。「スカートをはいて通学した男の子がいじめにあうと思いませんか*3」と反対を唱えました。
これをきっかけにしたSNS上の論争では、多くの生徒・学生、父母たちが賛同を表明。ある女性は、公立学校に通う女子生徒の多くが公共交通を使っているが、痴漢被害も多いこと、寒い日や雨の日などにはスラックスをはきたいのは当然だとして、今回の措置は「適切で素晴らしい」とコメントしています。
これに対する黒坂の因縁ツイートがこちら。
黒坂真
日本共産党員は息子が望めばスカートを着用させたいと考えるのでしょうか*4。性同一性障害の男の子なら、女子の服を着たがるのは当たり前でしょう。しかしそうでなければ、男の子には女装させないように育てるのが当たり前と考えます。
「はあ?」ですね。性同一性障害であろうとなかろうと、「女装したい」なら自由にさせればいいでしょう。まあ、「性同一性障害」など特殊な事情がないのに女装したがる男性もあまりいないでしょうが。小生(男性)も別に「女装趣味はない」ですしね。
一方で今や「スカートをはきたがらない女性(スラックスなどをはきたがる女性)」は何ら珍しくないでしょう。理由も赤旗記事にあるように「防寒」「痴漢対策」であり、この点は「男性のスカート着用」とは意味が違います。日本でも「女生徒のスラックス制服」はもはや珍しくないでしょう。だからこそ「男子生徒のスカート着用」には因縁つける黒坂も「女子生徒のスラックス着用」には何も言わないわけです。
それにしてもこの件は「メキシコ市の話」であって単に赤旗や吉岡氏は「賛意を表明したに過ぎない」のに「メキシコ市はおかしい」にはならないで「日本共産党はおかしい」になるあたり、さすが反共の黒坂です。勿論褒めていません。むしろ呆れています。