「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう(2019年6/12分:三浦小太郎の巻)(追記あり)

香港市民の決起に対し、日本の政治家もせめて一言支援のメッセージを! | 三浦小太郎BLOG Blue Moon
 なぜかしばらく更新が絶えていた三浦が久しぶりの更新です。

 日本政府が言えないのなら、自民党であれ、どの党でもいいから、国会議員の皆さん、「香港市民の正統な権利は守られねばならない」の一言でいいから声を出してほしい。

 「日本政府が言えないのなら」「どの党でもいいから」と三浦が書いているところが興味深い。
 まず第一に三浦は安倍政権が政府見解として「香港デモ問題」で中国批判する可能性については「見込み薄」とあきらめたようです。第二にそれでも安倍を批判する気はないようです。これが民主党政権だったら悪口雑言でしょうが。いつもながら安倍だけに甘いデタラメ野郎です。
 第三に「どの党でもいいから」と書くことで「自民や公明が批判することも多分ない」とあきらめてるようです。それにしても「どの党でもいいから」と書くならはっきりと「野党でもいいから」と書けばいいだろうに安倍自民万歳、アンチ野党のウヨとしてそうは書けないようです。

 万が一にも悲劇が起きた場合、香港市民の血で手を汚した習近平は、G20だろうとなんだろうと、民主主義国日本の地を踏む権利などない。

 まあ、「ソ連東欧崩壊の危機」に今と違い中国が経済大国でないこともあって「中国共産党の統治体制を守らなければならない」と精神が高ぶっていた(?)あの時代と違い中国は政権運営に自信満々でしょう。「天安門事件のような軍隊投入」はなく、せいぜい、日本や欧米でも行われる機動隊(警官部隊)の投入が関の山でしょうね。「けが人ならいいと言うわけではないですが」けが人が出ても死亡者が出る可能性はまずないでしょう。
 香港デモ、警官隊がゴム弾や催涙ガスを発射 改正案審議は延期 - BBCニュースでも「ゴム弾や催涙弾」とは書いてあっても鉛玉とは書いてありませんしね。その点は中国政府も「ある程度配慮している」わけです。向こうも天安門事件を堂々と再現したがるほど無謀でもないでしょう。
 それにしても「光州事件によって、光州市民の血で手を汚した全斗煥の訪日」は容認したくせに三浦もよくもデタラメなことが言えたもんです。
 まあ、別に「血で手を汚さなくても」、「反共・反中国右翼」三浦は「習近平訪日反対」でしょうし、一方そんな三浦らウヨを安倍は勿論無視し、習氏のG20訪日を歓迎するでしょうが。


G20では習近平に人権弾圧停止を呼びかけるべきだ | 三浦小太郎BLOG Blue Moon

 くり返すが、もし政府が立場上言いにくいのなら、国会議員が何らかの問題提起をしてほしい。

 三浦もしつこい男ですね(苦笑)。それにしても現時点ではさすがに三浦も『G20では習近平に人権弾圧停止を呼びかけるべきだ』であって中国への経済制裁なんか主張しないわけです。

 香港の雨傘運動で主導的な立場で参加していた周庭(アグネス・チョウ)が6月10日に来日し、日本記者クラブで会見したときの発言だ。Youtubeで全部見ることができる。逃犯条例についてこう訴えていた。
香港人だけでなく、みなさま(日本人)が香港にきてビジネスや観光するとしても、移民としてきても、将来中国に引き渡されるかもしれません。」

 少なくとも「ビジネスや観光、移民」ならそういうことはないんじゃないですかね。今回の条例で危惧されてるのは政治活動への弾圧の訳ですから。

 G20で中国の人権弾圧問題をクローズアップするように、ホスト国の日本の安倍晋三首相が“外交の安倍”の手腕を発揮してほしい。そういう外交こそ、今の日本に求められているものではないだろうか。

 福島香織もよくもまあ「外交の安倍」なんてデマカセがほざけるもんです。まあ、安倍はそんなことはしないでしょうし、それでも福島や三浦らウヨ連中が何も言わないことも間違いないでしょう。

【追記その1】

香港政府、逃亡犯条例の改正を無期限延期 政府トップが発表 - 産経ニュース
 香港特別行政区政府トップの林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官は15日、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」の改正案について、立法会(議会)での審議を無期限に延期すると発表した。7月1日の香港返還記念日前の可決を目指していたが、反対運動が広がる中で断念した。28、29日に大阪で開催される20カ国・地域(G20)首脳会議までに混乱を収拾するよう中国当局が指示したとみられる。
 林鄭氏は15日の記者会見で「改正案を撤回したのではない」と強調、「異なる意見に耳を傾け、双方の溝が埋まるまで対話していく」と述べた。しかし条例が改正されれば、香港の「一国二制度」が有名無実化すると反対する市民は多く、再審議の見通しは全く立っていないのが現状だ。

という「先送り」報道が出てきました。ひとまず「先送り」という形で「解決した」わけです。
 三浦ら「反中国ウヨ」について言えばやりたいことは単に「中国叩き」でしょうからこの先送りには内心悔しがってるでしょうね。
 まともな人間なら「今後の警戒が必要だし、これで手放しで喜ぶことは出来ないがひとまず、運動の結果、それなりのよい成果が出てよかった」つう話になるんですけどね。


【追記その2】

モルシ氏は病死でなく「殺害」、G20で議題に=トルコ大統領 - ロイター
 トルコのエルドアン*1大統領は19日、エジプトの裁判所で今週心臓発作により死去したモルシ前大統領(67)について、病死ではなく「殺害された」とした上で、月末に大阪で開かれる20カ国・地域首脳会議(G20*2サミット)で議題にすると表明した。
 エルドアン氏は支持者らに対し「モルシ氏は法廷の床で20分間放置され、当局は助けようともしなかった。つまり彼は亡くなったのではなく殺されたのだ」と訴えた。
 モルシ氏はエジプトのイスラム組織「ムスリム同胞団」出身で、2011年のエジプト革命後に大統領に就任。13年に当時国防相だったシシ現大統領率いる軍のクーデターで失脚した。

 「G20で香港問題を取り上げろ」といっていた「自称人権派」三浦にはエルドアン発言をどう思うか聞きたいところです(もちろんただの反中国右翼でしかない三浦は「興味ない」でしょうが)。
 もちろん現時点ではエルドアン発言が正しいかどうかはわかりませんが。

*1:イスタンブル市長、首相を経て大統領

*2:トルコはg20メンバーで、エルドアンの訪日が予定されています。