「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年6/19分:高世仁の巻)

香港も、日本も、本当の民主主義がありますように - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 夜10時22分ごろ、山形県沖を震源とするM6.8の地震があり、新潟県村上市震度6強を、山形県鶴岡市震度6弱が観測された。在京各局とも(テレ東以外は)特報態勢で津波への警戒を呼び掛けた。

 「テレ東の名誉」のために断っておけば「他局に比べ地震緊急特番に突入するのが10分ほど遅れた」だけで通常番組は打ち切って地震特番をやってはいます。また地震特番に突入する前にもテレ東はテロップで震災情報を流してはいます。当然ながら特番の制作にも一定のノウハウが必要なわけで、その点ではテレ東には「特番制作のノウハウで他局に若干劣るところ」があるのでしょう。

 16日の香港史上最大のデモで、中国=香港政府はさらなる譲歩を余儀なくされた。それでも運動は収まる様子がないという。

 「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年6/18分:高世仁の巻)(追記あり) - bogus-simotukareのブログでも書いたんですが「条例案」については「ひとまず提出は無期延期」となっていますので、「今後は長期戦にして大規模デモは控え」いい加減なところで矛を収めた方がいいと思いますけどね。
 「いつになったらデモをやめる気なのか」と中国が反感を覚え強攻策に転じる危険性や、「治安悪化に外資が逃げ出す危険性」が否定できないでしょう。
 そして「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年6/18分:高世仁の巻)(追記あり) - bogus-simotukareのブログでも書いたんですが「マジモンの刑事犯が香港に逃げ込んだ場合のこと」をデモ参加者はどう考えてるのか。中国や香港当局の思惑はともかく「そうした問題が実際あるし、何らかの対応が早急に必要なこと」は【香港デモ】「逃亡犯条例」改訂が巻き起こした衝撃と市民の怒り - ふるまいよしこ (1/3)も指摘しています。
 「香港当局が酷い案を出すから悪い」で済ませていい話ではないと思いますが。

 今回の香港の運動には応援したくなる好もしい点がいくつもある。
 まず、強力な指導組織なしにこれほど大規模な人々が動いていること。

 本当に指導組織がないのならそれこそ問題でしょう。実際には指導組織はさすがにあるでしょうね。全く指導組織なしであれほどの大規模デモが出来るとも思えない。「中国の弾圧を恐れて」とか「開かれた運動をアピールして参加者を増やしたい」とか言う思惑によって指導組織の存在が宣伝されないだけで。
 そして指導組織がなかったら「中国側は交渉のしようがない」「その結果、オールオアナッシングになる危険性が高い」のだからむしろ問題です。
 まあ「いわゆる指導組織による引き回し」的なことは勿論よろしくありませんが、それは「指導組織の否定」という方向で問題解決すべき話ではない。「開かれた民主的な指導組織の運営」つう話ですね。

 周庭(アグネス・チョウ)さんが日本記者クラブでの会見の最後に手書きしたメッセージは「香港も、日本も、本当の民主主義がありますように」だった。

 「私たちは日本の民主主義について云々する立場にありませんが、日本だって民主主義の観点において、いろいろな問題はあると思います。完全無欠な民主主義はどこの国にもない。お互い頑張りましょう」とアピールすることによって「安倍万歳の反中国右翼」がすり寄ってくるのを防ぐ狙いもあるのだろうなと思います。まあ、まともな政治センスがあれば反中国右翼の接近などノーサンキューでしょう。