常岡浩介に突っ込む(2019年6月21日分)

常岡浩介がリツイート
・noguchi
 (ボーガス注:G20で訪日する)サウジの皇太子が天皇陛下に会うという話。冗談かと思ったが、どうも本当らしい。サウジ皇太子は同国の反体制ジャーナリストを計画的に殺した主犯だ。国連さえも主張している。そんな殺人犯に陛下が会う。日サウジの友好関係の綺麗な話だけでもするのだろうか。サウジ皇太子と親しく、(ボーガス注:サウジの石油利権や米軍基地を理由に)蛮行に目をつぶっているトランプからの依頼なのか?。意味不明。

 珍しく常岡がまともです。サウジについて「つきあわない」つうわけにもいきませんが「記者殺害の黒幕は皇太子」つう例の疑惑が未だ晴れてませんからねえ。
 なお、さすがに天皇もこういうときに「憲法が禁じる政治的権限の行使」になってしまうので、「逢わない」つうわけにはいかないわけです。
 せいぜい「違憲行為になるから、逢わないとは言わないが、未だ例の疑惑が晴れてないのに、そういうことをして大丈夫なのかね?」と不安を表明する程度が関の山でしょう。
 「天皇一家のリベラル性」なんてのはその程度のもんです。あまり過大評価すべき話ではない。

参考

国連事務総長、サウジ記者殺害「透明性のある調査を」 :日本経済新聞
 国連のグテレス*1事務総長は19日、サウジアラビア人記者のジャマル・カショギ氏の殺害を巡り、「透明性のある調査を呼びかけている」と報道官を通じて明らかにした。国連のカラマール特別報告者は同日、事件に関する調査結果を公表し、事務総長に事件の捜査を開始するよう勧告した。

サウジ記者殺害「皇太子関与の捜査が必要」 国連が報告:朝日新聞デジタル
 サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏が殺害された事件を調べていたカラマール国連特別報告者は19日、最終報告書を公表し、事件の責任はサウジ政府にあるとした。誰の指示かは明示していない。サウジで事実上国政を動かすムハンマド皇太子の関与について捜査が必要だとの認識を示し、独立した国際的な司法の枠組みに委ねるよう勧告した。
 カショギ氏は昨年10月、トルコ・イスタンブールのサウジ総領事館で殺害された。報告書は、トルコ当局の捜査へのサウジ側の協力が十分でなく、サウジ当局が遺体の所在を明らかにしないといった問題を指摘。皇太子については、カショギ氏に帰国を説得する当局者のグループをトルコに派遣することを了承したはずで、側近の関与も疑われるとした。直接の指示には触れていないが、皇太子個人の責任を捜査する理由があるとした。
 皇太子を含め関与が疑われるサウジの指導者やその資産を対象として、制裁を科すことも求めている。
 サウジ政府は皇太子の関与を否定し、サウジ検察は殺害に直接関わったとされる5人に死刑を求刑している。
 サウジのジュベイル外務担当国務相は19日、ツイッターで、「報告書は明らかな矛盾と、根拠のない主張を含んでいる」と反発。「我々はサウジの指導者らを害したり、この事件を法の精神から除外したりするどのような試みも強く拒絶する」と訴えた。

天皇陛下、ローマ法王と11月25日面会へ TBS NEWS
 天皇陛下ローマ法王と11月25日を軸に面会される方向で調整が進められていることがわかりました。
 ローマ法王は今年11月に来日することを検討していて、陛下との面会は11月25日を軸に調整が進められているということです。当時の法王、ヨハネ・パウロ2世が1981年に来日していて、ローマ法王が日本を訪れるのは38年ぶりとなります。
 また、陛下は今月末、G20のために来日する各国の要人とも国際親善を目的に相次いで会見されます。今月27日にフランスのマクロン大統領と会見し、昼食を共にするほか、来月1日にはトルコのエルドアン*2大統領と、翌2日にはサウジアラビアムハンマド*3皇太子と面会されます。

 なお、エルドアンはもちろんサウジのムハンマド皇太子には批判的です。そもそも殺害疑惑を暴露したのはトルコ政府ですし。
 まあ、安倍的には「エルドアンとも会うしバランスはとれてる」んでしょう。

*1:ポルトガル首相、国連難民高等弁務官 などを経て国連事務総長

*2:イスタンブル市長、首相を経て大統領

*3:第一副首相、国防相、経済開発評議会議長を兼務している。