今日の中国ニュース(2019年6月22日分)

【安倍首相「言論テレビ」詳報】(上)G20首脳宣言「ギリギリの交渉している」(1/10ページ) - 産経ニュース

首相
「一帯一路はアジア、アフリカ、中央アジアも全部そうだが、そこには膨大な需要があるんです。インフラの需要があるんです。でも、これに必ずしも応えられていない側面もあるんですね。中国は自分たちがですね、お金を出して協力しますよということに名乗り出たわけです。日本としては1つ1つのプロジェクトを見ながら、そのプロジェクトの経済性。相手のものになるか。そしてお金を貸してもちゃんと返せる額なのか。この債務の属性ですね。これオープンなものなのかという開放性ですね。このプロジェクトを不透明なんじゃないのという問題、透明性、あるいはこの条件を出しました。この条件がかなうんだったら、日本もアジア開発銀行も一緒に協力をしていくということが十分にありえますよ。むしろ、われわれが一緒になることによってこの条件が満たされなければ直しませんから。かえって、満たされてですね、その国の利益になりますねという主張なんです。われわれは質の高いインフラでなければいけないし、この条件が満たされなければ、かえってそれを受ける国のためになりませんねという主張をずっとしてきました。その結果、中国も、この前財務大臣会合がありましたが、そこでこの条件を中国も言うようになったんです」
桜井
「条件を満たせば日本の企業がそこに入っていくことに問題はないわけだ。」
首相
「何の問題もないですね。
(中略)
 だからこそむしろ日本が入っていく、協力できるところは協力していくことによってですね、そういう懸念を払拭したいと思ってるんですね」

 安倍が何言ってるかと言えば「一帯一路に日本が参加した方がむしろよい結果が出る」という話です。そしてあれほど一帯一路に悪口していた桜井や産経も「安倍万歳をやめることが出来ず」その安倍の言い分を認めることにしたようです。「桜井や産経以外のウヨ」もいずれ同じ態度をとるのでしょう。


「 香港の強権支配を徹底しつつある中国 日本こそ脅威を認識しなければならない 」 | 櫻井よしこ オフィシャルサイト
 もちろん「中国の香港統治」への批判はかまわないのですが、少なくとも香港問題は「日本の脅威」という話ではないでしょう。

 来年1月11日の台湾総統選挙で、現在、中国と一体化している国民党が優勢だ。

 香港問題と台湾は関係ないですし、「中国と一体化している国民党」というのは誹謗中傷と言っていいでしょう。国民党が民進党よりは中国に融和的なのは事実でしょうが。

 台湾人が中国の脅威を共有できず、まとまりきれない場合、国民党が政権を奪い返し、台湾は政権交代にとどまらず、「祖国交代」の悲劇に見舞われることになるだろう。

 「陳水扁民進党)→馬英九(国民党)」の政権交代でそんなことは起きていないのだからデマもいいところです。

 国民党が勝利すれば、香港からの容疑者の台湾への引き渡しは間違いなく中国本土への引き渡しとなる。

 もちろんそんなことにはならないでしょうね。よしこの悪質なデマです。
 というか「台湾で犯罪を犯して香港に逃げ込んだ人間が、中国でも犯罪を犯していた」というケースでもなければ「台湾に引き渡された人間」が中国に引き渡されることはあり得ないわけです。
 そんなケースがあり得るのかどうか。そもそも「台湾に引き渡された人間」が「万引きレベルの軽い罪」ならともかく殺人レベルの重罪なら「中国に引き渡す」どころか「台湾での刑事裁判および有罪判決後の服役」で5年、10年軽く時間が経ってしまうでしょう。