■石丸と野原のツイートに突っ込む
野原燐がリツイート
・前川喜平(右傾化を深く憂慮する一市民)
アベ政権の対韓輸出規制措置は、日中戦争時に軍が作った「暴支膺懲」のスローガンを思い出させる。
「悪いのはあいつらだ。懲らしめてやろう」。「暴支膺懲」。
当時多くの日本国民はこの言葉に熱狂した。
朝鮮学校無償化除外を批判し、即時無償化を主張しても「野原に罵倒される無名人の俺と違って」野原に「前川は間違ってる」「なぜ無償化除外を非難する」などと罵倒されず「安倍を批判する良識者」と扱ってもらえるのだから有名人ってのはうらやましいですね(「有名人という権威に弱いらしい」野原への皮肉のつもり)。
まあ、前川氏はおそらく「無償化除外」についても「暴支膺懲みたいでくだらない」と思ってるでしょうね。俺も同感ですが。
Ishimaru Jiro
この半年ぐらいか、文さんの「みなし」発言が増えている。主観的にそう見ているのか、そう思いたいのか。安倍さんの「みなし」多用と似ていてよくない。「米朝が事実上の敵対関係の終息を宣言」 なんて客観的な状況はない。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190702/k10011979081000.html
・韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領は、30日、南北の軍事境界線で行われた3回目の米朝首脳会談について、「南北に続いて米朝も、事実上の敵対関係の終息を宣言したと言える」と意義を強調し、米朝協議の進展に期待を示しました。
・ムン大統領は2日の閣議の冒頭、3回目の米朝首脳会談について「南北に続いて米朝も、事実上の敵対関係の終息と新しい平和時代の本格的な始まりを宣言したと言える」と述べて意義を強調しました。
そして「その意味を振り返りながら対話の土台を作り上げるならば、必ず立派な結果につながると信じる」と述べ、今月半ばにも再開される可能性がある米朝協議の進展に期待を示しました。
さらにムン大統領は、南北が共同で運営してきたものの操業が中断しているケソン(開城)工業団地を非武装地帯から見渡したトランプ大統領に対し、経済と安全保障に与えてきた「肯定的な効果」について説明したと明らかにしました。
これは、経済協力をはじめ南北の合意を進めたいムン政権として、アメリカに対し、制裁緩和への理解を促したものと見られます。
まあ、「朝鮮戦争の終戦協定が正式締結されたわけでもない現状」において、文氏の「米朝が事実上の敵対関係の終息を宣言」なんてのは「一寸言い過ぎの感(そうあってほしい、そういう方向へ持って行きたいという文氏の願望と野心がかなりでてる)」がありますが米朝が一時期の緊張関係から「文氏の努力」もあって脱却したのは事実です。それは悪いことではない。むしろ俺としては、石丸のように文外交(太陽政策)に悪口する輩の方こそ「お前は何がやりたいんだ。救う会流の北朝鮮打倒か?」ですね。
そして文氏の外交には「米朝緊張関係の緩和」という一定の成果があるのに「アベノミクス成功」「二島先行返還」「イラン訪問は成功」なんて安倍のデマと一緒にするなど、事実わい曲、「文氏への誹謗中傷」、非礼の極みでしょう。石丸には正直「バカは黙れ」「お前は筆を折れ、二度と書くな」という怒りを禁じ得ません。石丸なんぞ重用してるアジアプレスにも心底呆れます。
https://twitter.com/hirakawamaru/status/1145971443605262336
・平川克美*1
(ボーガス注:安倍と文在寅の)政治家としての格の違い。成功するかどうかは誰も明言できないかもしれないが、少なくとも現在の対立関係をどのようにして協調的な関係に移行させていくべきかという将来を(ボーガス注:文はしっかりと)見据えて政治をしている。
・山谷賢量*2
格が違うというご指摘に同感ですね。昨年秋に出版されました「運命 文在寅自伝」(岩波書店)を読んで、そう思いました。歩んできた人生がまったく違いますね。安倍をはじめとする日本の政治家たちとは。
俺もそういう理解で文氏の対北朝鮮外交については好意的評価をしています。「反北朝鮮の右翼活動家」石丸(自称ジャーナリスト)と野原はどうも違うようですが。
*1:著書『ビジネスに「戦略」なんていらない』(2008年、洋泉社新書y)、『経済成長という病』(2009年、講談社現代新書)、『株式会社という病』(2011年、文春文庫)、『移行期的乱世の思考』(2012年、PHP研究所)、『小商いのすすめ』(2012年、ミシマ社)、『移行期的混乱:経済成長神話の終わり』(2013年、ちくま文庫)、『路地裏の資本主義』(2014年、角川SSC新書)、『グローバリズムという病』(2014年、東洋経済新報社)、『「消費」をやめる』(2014年、ミシマ社)、『俺に似たひと』(2015年、朝日文庫)、『「あまのじゃく」に考える』(2015年、三笠書房)、『一回半ひねりの働き方:反戦略的ビジネスのすすめ』(2016年、角川新書)、『言葉が鍛えられる場所』(2016年、大和書房)、『喪失の戦後史』(2016年、東洋経済新報社)、『何かのためではない、特別なこと』(2016年、平凡社)、『路地裏の民主主義』(2017年、角川新書) 、『「移行期的混乱」以後』(2017年、晶文社)、『21世紀の楕円幻想論』(2018年、ミシマ社)、『路地裏で考える』(2019年、ちくま新書)など