「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう(2019年7/7日分:黒坂真の巻)

黒坂真
‏ 日本人拉致については左翼*1の政治家は沈黙するでしょうが、それでもTwitterなどで訴える事が大事と考えます。私は日本共産党小池晃書記局長らに日本人拉致についての見解表明を訴えました。

 誰も沈黙なんかしていません。「今回の参院選も含めて選挙演説で出てこない」「国会の質問に出てこない」つうならそれは左翼(共産、社民)だけでなく「自民党公明党」も同じでしょう。もちろんそれは「票にならないから」です。野党について言えばそれプラス「政府・与党ならともかく外交権を持ってるわけではない野党には出来ることは事実上ないから」でしょう。安倍が日朝交渉する気なら「日中国交正常化直前の竹入公明党委員長訪中(竹入の証言などに寄れば、訪中当時はそんなことは表に出されなかったが、実は田中首相の親書*2を持参していたとされる)」といった形での野党幹部訪朝ももしかしたらあるかもしれませんが。
 そもそも安倍自体が拉致については「時々家族会と面会する」程度でおざなりな対応なのによくもこんなことが言えたもんです。
 そして「見解表明」を訴えるのなら「与党党首にして首相の安倍」「拉致担当相でもある菅官房長官」「河野外相」「与党党首・山口公明党代表」あたりでしょう。小池氏に限らず、野党に「拉致解決法についてどう思いますか」と聞いて何がどうなるのか。「日朝交渉による解決を望む」以外の答えはないでしょう。まさか「武力で取り戻す」とはいえないし、それを聞くなら政権与党でしょうよ。

黒坂真
‏ 映画「めぐみへの誓い」の製作に御協力をお願いします。恥ずかしながら私もまだなのですけれど。以下です。
映画「めぐみへの誓い」を製作し拉致問題解決を全世界に訴える!(松村よしやす 2019/07/07 公開) - クラウドファンディング Readyfor (レディーフォー)

 横田めぐみ氏拉致を何らかの形で広報する必要があるという立場にたったとしても、既にアニメ映画「めぐみ」がある以上、こんなもんを作る必要はありませんがそれはさておき。
 いろいろと興味深い話ではあります。
 第一に「横田一家」「家族会」「救う会」などはこの運動に関わってるのかどうか。というのもこんな話は荒木和博BLOG救う会:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会には出てこないからです(俺の見落としの可能性もありますが)。
 しかも、この企画の呼びかけ人は「救う会秋田代表」です。「救う会会長」の西岡ではない。
 第二にご協力とは要するに「カンパ」ですが目標金額「2000万」、現在までに「60万5千円」、カンパ人数「49人」だそうです(単純に割ると現在の寄付金額は1人頭12346円の寄付)。まあ、これを多いと評価すべきか少ないと評価すべきかといえば、『拉致問題が騒がれていた頃ならもっと沢山集まったろうからやはり少ない』んでしょうね。果たして映画が出来るのかどうかが気になるところです。

黒坂真
 日本共産党本部の皆さん。日本共産党自衛隊は米軍のために戦うだけの軍隊であり、日本を守る事など一切ありえない、と宣伝・主張する。

 完全なデマですね。
 共産党
自衛隊自民党政権下においては単純な専守防衛の軍隊ではない」 
日米安保が存在し、米軍基地からベトナム戦争イラク戦争のような日本の防衛と関係ない戦争のために出撃している以上、そうならざるをえない」
「安倍政権の集団的自衛権容認や改憲論は『米軍と一緒に戦う自衛隊』を造り出すための物だ」
とはいっていても「自衛隊は米軍のために戦うだけの軍隊」などとはいっていません。
 むしろ「日本を守るためだけの軍隊にするには日米安保をやめるべきだ」というのが共産党の立場です。

*1:黒坂の言う「左翼」に立憲民主党が入るのか気になるところです。

*2:まあ「野党なら他の所でもいい」のですが、社会党共産党とは違い当時から公明と自民にはある種のパイプがあったわけです。だから後の自公連立になる。