【新聞に喝!】名も気分も戦中のまま 元東京大学史料編纂所教授・酒井信彦(2/2ページ) - 産経ニュース
6月6日、芥川賞作家で文化勲章も受章した、田辺聖子さんが亡くなった。新聞各紙は死亡記事の外に評伝を掲載し、大きく報じたが、そこには「カモカのおっちゃん」シリーズという、「週刊文春」に長期にわたって連載された軽妙なエッセーが言及されていた。
その中でも私が特に注目しているのは、熱心な新聞読者であった田辺さんが、新聞に対する評価を行った「ヒアサ新聞」と題した回だ(単行本・文庫本『女のとおせんぼ』所収)。日経・毎日・読売・朝日*1がとりあげられている。田辺さんが、朝日の記事は面白いと言うと、カモカのおっちゃんは、戦中・戦後の朝日について、次のように指摘したという。
「朝日新聞は、戦時中の記事、毎日より勇ましゅうて派手で威勢よかった。庶民は『みい、朝日読んでたら、気ィ大きゅうなる』いうたもんです。『赫々(かっかく)の武勲、必死必中の体当り、敵大混乱』なんて書いて、庶民を嬉しがらせとった。毎日はわりと地味でしたな。朝日が派手で、みな朝日の記事がおもしろい、いうて人気あった。」
「名前も変えんと、戦中戦後、同じ名ァで、よう新聞つづけてる思うわ。新聞ほどアテにならんもんおまへんねんデ。」
ウヨ雑誌「週刊文春」にこういう朝日への悪口を書くことが何を意味するか、田辺聖子ももちろんわかってることでしょう。
産経の指摘が事実なら田辺について、呆れざるを得ません。以前から彼女の本を読んだことはない*2のですが今後も読まないでしょう。大体「名前を変えてない」つうなら文春だって名前を変えてないし、もちろん戦争扇動もしていたのですが。
そして「戦争扇動」なら朝日、文春以外も「当時のマスコミ」は基本的に同じですし、むしろそれについて、一定の反省をしているのが朝日や毎日でしょう。無反省なのが例えば産経や文春の訳です。
なお、ドイツ・イタリアでは、戦争中の新聞は、全て廃刊になったという。
「つう事は産経も廃刊になるべきですね?(まさか産経だけは例外だと言いますか?)」「つうか、そういうあなたはあの戦争が間違った戦争だと言いたいのですか?(でも常日頃、正義の戦争だと言ってなかったですか?)」ですね。
朝日や毎日に悪口さえ出来ればいいという考えしかないのでこういう馬鹿な発言が出るわけですが。
吉本興業・大崎会長 一問一答 反社との関係断絶を強化明言 闇営業処分「残念で仕方ない」 (1/3ページ) - 産経ニュース
僕は闇営業という言葉を初めて知った。吉本では会社を通さない仕事も基本的にはOKです。ただ、反社会的勢力との付き合いは駄目。
ということでこの発言を信じるならば「仕事を受ける前の会社への報告」はする必要があるのかもしれませんが「反社会的勢力など不適切な面がなければ、会社経由でない仕事でも基本的にOK」のようです。