今日の産経ニュース(2019年8月5日分)

文大統領「南北経済協力で一気に日本に追いつける」 首席補佐官会議で発言 - 産経ニュース
 「安倍の無法な報復」と言ったピンチを「この機会に南北経済協力を進めよう」とチャンスに転じようとは文大統領もなかなかの知恵者です。 


韓国渡航者に注意喚起 外務省、抗議デモ発生で - 産経ニュース
 日本人襲撃事件による負傷者が出たわけでもないのに「正気なのか」ですね。
 むしろ危ないというなら「政府批判デモが起こってる香港(デモ隊と警察の激突が危惧される)」のほうがよほど危ないんじゃないか。
 あるいは過去にイスラムテロが起こったロンドンやパリの方がよほど危ないんじゃないか。
 まあ、香港だってデモ隊に近づかなければ問題ないと思いますが。


香港でゼネスト 航空機230便欠航 - 産経ニュース
 「企業批判」ではなく、「政府批判」の意味合いでストとは「日本ではまずあり得ないこと」で驚きですが、一般にこうしたストは中国だけでなく日本や欧米でも「違法の疑い」を免れません(確か合法説も少数説ながらあるので違法と断言はしませんが)。「国営企業」ならともかく「民間企業」には政府方針をどうこうする力は通常ないからです。
 かつ「市民生活を犠牲にするのか」という香港住民の批判も免れないのではないか。俺はこういうストには賛成できないですね。


【正論】「地球儀俯瞰外交」とモンゴル 文化人類学者・静岡大学教授・楊海英 - 産経ニュース

 モンゴル軍には、遊牧民特有の尚武の精神があり、テロ行為を事前に察知する動物的本能が働いている*1とされ、PKOに参加する各国からも評価されている。

 吹き出しました。「モンゴルのPKO参加についての評価」はともかく遊牧なんぞ廃れてるのに「遊牧民特有の尚武の精神」「動物的本能」もないもんです。朝青龍日馬富士*2白鵬鶴竜などモンゴル出身力士について「遊牧民特有の尚武の精神」「動物的本能」といったら呆れられるでしょうがそのレベルの与太です。
 大体「尚武の精神」なら遊牧民族に限られないし、古今東西に存在するでしょうよ。

 内モンゴルは対日戦後処理を企図した「ヤルタ協定」の一環として、米ソ英三大国の闇取引によって、中国領とされた。

 「アンチ中国」楊らしいですが「いわゆるソ連の対日参戦密約」などとは違い、別に「内モンゴルは中国の領土です」は密約じゃないですからね。また内モンゴルはそれ以前からずっと中国領扱いされてきたわけで、「是非はともかく」闇取引とは言えないでしょう。


【産経抄】8月5日 - 産経ニュース
 ブクマでも書きましたが「一般人の通常の抗議」と言う意味で百田の一橋大講演中止は「今回の津田大介氏の件(テロ予告の脅迫状や、菅官房長官、河村名古屋市長ら権力の恫喝)」とは全く違います。
 本気で「百田への言論弾圧をサヨは黙認したのに!」と産経が思ってるなら正気ではありません。かつそんなこと(百田の件)は津田氏ら関係者にとって関係ない話です。


相次ぐ保釈中逃走、現行制度限界か 法整備求める声(1/3ページ) - 産経ニュース

 元検事の高井康行弁護士は「1審で実刑判決を受けた被告についても、保釈を広く認めるのはおかしい」と指摘する。

 言ってる意味がさっぱり分からないですね。
 「1審で有罪判決を受けようとも」推定無罪の訳です。逆転無罪の可能性はあるし、実際そういうケースもある。
 「1審で有罪判決が出れば」当然に逃走や証拠隠滅、被害者への報復などの危険性が高いわけでもない。
 「高井某は何馬鹿なこと言ってるんだ」ですね。

 実刑判決後の再保釈*3の判断をめぐっては、実刑判決によって逃亡の恐れが増大するため、特別な理由がある場合にのみ再保釈を認めるとする「制限説」と、判決前の保釈と同様の基準でよいとする「非制限説」がある。複数の元刑事裁判官らの文献などによれば、制限説が主流とされている。

 いやー「1審で有罪判決が出ようとも推定無罪」ですし、非制限説が正当でしょう。というか、「本当に証拠隠滅や逃亡などの疑いが高い」のであればそれを検察が証明することは決して難しくないと思いますが。「原則保釈しない」なんてのは不適切でしょう。

 司法統計によると、実刑判決後の再保釈は12年の263人から29年には808人と3倍に増加。特に25年(454人)からはほぼ倍増しており、検察からは「制限説に逆行する運用」との批判が出る。

 そもそもいわゆる制限説、非制限説については「明確に最高裁まで争われたことがない」んでしょう。だから制限説とやらに従わなくても別に違法ではない。

 再保釈が許可される割合は近年20%台で推移しており、裁判所関係者は「裁判官は罪の軽重や判決内容、逃亡の恐れなどを考慮して判断している」と話す。

 でそれで何の問題があるのかという話です。極端な事例を持ち出して「再保釈を原則認めるべきではない」などというのは適切な主張とは思いません。そもそも制限説は「保釈を原則とする」だけであって当然ながら「逃亡や証拠隠滅のおそれ」を検察が証明すれば保釈されないわけです。

 現行制度は、保釈保証金を納付させ、保釈条件に違反した場合に没収することで逃亡を防ぐとの考えだ。しかし、保釈中の逃走や再犯が相次いでいる現状は、従来の仕組みが通用しなくなっていることを示している。
 捜査関係者は「今の制度は被告が逃げることを想定しておらず、性善説で成り立っている」と語る。

 「はあ?」ですね。保釈保証金を支払わせてるのに何が「性善説」なのか。逃げることを想定してるから「保釈保証金を支払わせてる」んでしょうよ。まあ「カネを没収されてもかまわない」人間相手には確かに抑止力になりませんけど。

 近年は保釈保証金を貸す業者もあるといい、高井弁護士は「業者から借りた場合と、自分で納付する場合とで、同じ抑止力があるといえるのか」と疑問視。

 意味が分からないですね。業者から借りた場合は返金しないといけないし、自分で納付する場合と大して変わらないんじゃないか。業者だって踏み倒すかもしれない人間に安易に貸すほど甘くもないんじゃないか。

「今後は裁判所や検察の呼び出しに応じない場合、あるいは保釈中に逃走した場合、これを処罰できるようにするため不出頭罪などを設けたり、GPS(衛星利用測位システム)を装着させたりすることも必要」と指摘する。保釈中の再犯防止については「逃走中の再犯には法定刑を2倍にするなどの方策も検討すべきだ」と提言した。

 GPSの装着については全く賛同できませんが、それ以外の案については「そんなに問題もないと思う」ので、導入の議論をしてもいいかと思います。


【第613回・特別版】萩生田氏批判の背景に「戦後病」 « 今週の直言 « 公益財団法人 国家基本問題研究所
 萩生田批判派に護憲派は勿論います。しかし何も護憲派だけが批判してるわけでもない。問題は「党利党略によって議長をかえようとすること」です。
 そんなことはよしこもわかってるだろうに「改憲を嫌悪する戦後病」とはよくもいったもんです。


【櫻井よしこ 美しき勁き国へ】萩生田報道に違和感(1/3ページ) - 産経ニュース
 「改憲のために衆院議長を変えたい」などと言えば非難されるのは当たり前です。自民党からも批判がでて、安倍も「萩生田批判しない」とはいえ、萩生田をかばおうともしない話で「萩生田さんは悪くない」とはいつもながらよしこも馬鹿です。


【政界徒然草】破裂音、横断幕、怒号…7月20日の“聖地”アキバで何が起きたか(1/4ページ) - 産経ニュース
 「安倍は首相をやめろ」程度の事は選挙妨害などと騒ぐような話ではないでしょう。批判を嫌悪する安倍や産経、安倍支持者の狭量さが露呈されてるだけの話です。
 まああえて言えば「安倍支持者のスマートホンをたたきつけて壊した」だの「『安倍は死ね』と罵声が飛んだ」だの言うのが事実ならさすがに問題でしょうが「そのように安倍演説現場にいた安倍支持者が語った」と言うのでは何の説得力も客観性もありません。
 スマートホンは「安倍支持者と批判派がもみ合いになった時に落ちて壊れただけ」かもしれないし「『安倍は死ね』なんて罵声はそもそもなかった」かもしれない。
 普通の新聞はこういうあほな記事は書かないでしょうね。


「慰安婦像」展示の企画展中止、公的イベントで適切だったか - 産経ニュース
 産経らしい言いがかりです。日本政府の公式見解は「河野談話」である以上、「少なくとも」その範囲内なら何ら批判される話ではない。そして例の少女像は「河野談話の範囲内の話」のわけです。
 第一次安倍政権の時も映画「靖国」への国の補助金について「安倍の子飼い・稲田」や産経が因縁つけてましたが、今回も構図は全く同じです。安倍が首相だと毎回そういうろくでもないことが起こるわけです。
 つうか「国が公金投じていいのか」つうならそれこそアニメ映画「めぐみ」の上映の方がそれに該当するでしょう。拉致の啓発とは映画「めぐみ」の上映とイコールではない。


茨城・結城市長選 自民党支部長が中村喜四郎氏系の元市議ら破る - 産経ニュース
 さすがに中村*4の政治力も衰退してると言うことでしょうか。
 それにしても投票率「50%」で「候補者4名」ではたとえば「A候補が投票数の40%、B候補が30%、C候補が20%、D候補が10%」で仮に当選したならば「投票率50%×得票率40%=選挙民の20%」の支持しかないわけで「何だかなあ」です。投票率がはっきり言って最近は低すぎますね。


鉄の結束「喜友会」が分裂で苦杯 自民系勝利を後押しした「陰のMVP」とは… 茨城・結城市長選 - 産経ニュース
 中村とて元自民(ただし収賄事件の有罪確定で自民を離党)なのだから自民系が「中村の子飼い」に勝利と言ったところで「自民と元自民の戦いなんて意味ねえだろ」と言う話でしかありません。しかも中村の子飼いに自民が勝ったとは言え「圧勝ではなく僅差」「中村一派が統一候補を立てられず分裂したことで理を得た*5。分裂候補Aと分裂候補Bの得票を単純に足せば、自民候補の得票より多い」のですからねえ。
 「所詮、結城市中村一派の支配する土地(有罪判決が確定して自民離党に追い込まれてそれとは驚きますが)」「自民が勝っても中村一派に配慮せざるを獲ない。そもそも自民も大して中村と変わらない」ということで投票率が下がるのは分からないでもありません。中村批判派にとってろくな選択肢がない。
 「我慢して鼻をつまんで自民に投票」しか選択肢がない。


日本企業4社に課徴金、韓国公取が談合で告発 - 産経ニュース
 産経など嫌韓国ウヨは「報復行為」「でっちあげ」などと放言しそうですが、事件の詳細は今後明らかになることだと思います。「安倍や安倍支持者じゃあるまいし」報復ではなく通常の刑事事件だとは思いますが。日本国内だってこの種の談合行為が公取や検察に摘発されることは珍しくありません。


「サザエさん」マスオ役の増岡さん降板 高齢のため、ジャムおじさんも - 産経ニュース
 「波平役の永井一郎(享年82歳)、カツオ役の高橋和枝(享年70歳)の死去による声優交代」
 「ワカメ役の野村道子(1938年生まれ、2005年降板)、フネ役の麻生美代子(1926年生まれ、2015年降板)の高齢化を理由とする降板(野村は同時期に『ドラえもん』のしずかも降板)」
 「サザエ役の加藤みどり(1939年生まれ)、マスオ役の増岡宏(1936年生まれ)、タラ役の貴家堂子(1941年生まれ)の高齢化」からこうした事態は以前から誰もが予想していましたが「ついに来たか」ですね。マスオだけでなく、アンパンマンジャムおじさんも降板するそうです。
 後任はマスオ役が田中秀幸氏(1950年生まれ)、ジャムおじさん役が山寺宏一氏(1961年生まれ)だそうです。
 山寺氏はテレ東のバラエティ番組「おはスタ」の司会(1997~2015年)、テレビドラマ「合い言葉は勇気」(2000年、フジテレビ)出演など声優以外の「顔出しの仕事」も多いのでご存じの方も多いでしょう。小生も彼を知っていますが。
 田中氏の方は一寸分からないですね。
 ウィキペディアに寄れば過去の仕事としては

アニメ
ドカベン(1976年、フジテレビ):ドカベン山田太郎
キン肉マン(1983年、日本テレビ):テリーマン
洋画吹き替え
ケビン・スペイシー*6
 セブン(ジョン・ドゥ)※テレビ朝日
 ユージュアル・サスペクツ(ヴァーバル・キント)※テレビ東京
ピアース・ブロスナン
 007シリーズ(ジェームズ・ボンド)※テレビ朝日
 007 ゴールデンアイ、007 トゥモロー・ネバー・ダイ、007 ワールド・イズ・ノット・イナフ、007 ダイ・アナザー・デイ

だそうですが小生、洋画は見ないし、「ドカベンキン肉マン」は以前見たことがありますがドカベンテリーマンの声は完全に忘れています。


巨人、今季初の5連敗 4番がブレーキ、拙守も影響 - 産経ニュース
中日・福田が4打点の活躍 巨人は6連敗 - 産経ニュース

巨人、今季初の5連敗 4番がブレーキ、拙守も影響 - 産経ニュース
 5カード連続負け越しで、後半戦に5勝13敗とつまずく間に2位と最大10・5あったゲーム差が0・5にまで接近した。

 アンチ巨人としては実にメシウマです。というか巨人独走では全く面白くないので2位DNAや3位広島が奮闘して、優勝争いがもっと混沌となってほしい。

*1:そんなもんでPKO活動中にテロ被害が避けられるとでも強弁する気でしょうか?

*2:朝青龍日馬富士は暴力事件の責任をとって既に引退しましたが

*3:実刑判決が出ると現行法上、その時点で保釈が取り消しになりますが再保釈の請求が可能です。

*4:宇野内閣科学技術庁長官、宮沢内閣建設相を歴任

*5:まあ分裂すること自体、中村の政治力の衰退ですが

*6:ユージュアル・サスペクツ』(1995年)でアカデミー助演男優賞を、『アメリカン・ビューティー』(1999年)でアカデミー主演男優賞を受賞。しかし、複数の被害者の告発によって2017年に発覚したゲイセクハラ疑惑(後輩の男優などにセクハラを働いた)によって現在は事実上の休業に追い込まれており俳優として復帰できるかどうかは不明(なお、スペイシーは、疑惑発覚後、セクハラについては否定したがゲイであることは認めた)。撮影を終えて公開間近であった映画『ゲティ家の身代金』(2017年)は、スペイシーの疑惑発覚により、クリストファー・プラマー(『人生はビギナーズ』(2010年)でアカデミー助演男優賞受賞。82歳での受賞は受賞者として最高齢)が代役に立てられ、スペイシーの全出演シーンが撮り直された上で公開された。また、主演ドラマ『ハウス・オブ・カード』シーズン6からはスペイシーが外され、スペイシーの演じたフランシス・アンダーウッド元米国大統領役は「既に死亡した」と言う設定に急遽変更された(ウィキペディアケビン・スペイシー」参照)。