今日の産経ニュース(2019年8月6日分)

強制連行論否定の韓国研究員 帰国後罵声浴びる - 産経ニュース
 罵声を浴びせていいとは言いませんが言ってることがデタラメなわけですからね。その気持ちは分かります。

 李氏に対して「売国奴」「親日野郎」などと罵声を浴びせ、つばを吐いたという。駆けつけた警察官が男らを建物の外に連れ出したが、現行犯逮捕することなく釈放した。

 「殴る蹴るの暴行」ならともかくその程度では普通逮捕しないと思いますが。

 李氏は韓国で反日活動を主導する元慰安婦の支援団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」=旧挺対協(ていたいきょう)=や左派団体「民族問題研究所」の関係者に公開討論を呼びかけている

 もちろん公開討論に応じる義務はないわけです。別に応じてもいいのですが、この種の輩は絶対に自分の非を認めないので公開討論に応じても意味がない。下手に応じれば「公開討論に応じたと言うことは俺の主張に一理あると言うことだ」と言い出しかねません。
 もちろん応じなければ「逃げた」と言い出すし、まともに相手が出来るような輩ではない。


熱中症疑いの行田氏、埼玉県知事選出馬を断念 「無念。申し訳ない」 - 産経ニュース
 まあ出馬しても当選の可能性は低そうですからね。大野*1を支援する旧民進(国民民主、立民)の反発を買って今後の活動が難しくなるくらいなら「出馬辞退」はある意味当然でしょう。そもそも今月の参院選で「立民、国民民主」が行田*2とは別に候補を立て、当選が難しいが故に立候補を諦めたのが行田です。


竹島領空侵犯にみるプーチン政権の衰え 木村汎(北海道大学名誉教授) « 国基研ろんだん 国基研ろんだん « 公益財団法人 国家基本問題研究所

 島民の多くは出稼ぎ目的で、ロシア公式筋の世論調査とは異なり、本心では日本からの補償を受けとって島を去ることを望んでいる。

 そんな事実はおそらくないでしょうが、仮にそうだとしても「日本からの補償」がなければ彼らは島を去らないわけです。
 そして木村らウヨ連中に「補償を出す用意があるか」といったらおそらくないわけですから、こんな物言いには全く意味がありません。
 木村のようなウヨには「本当にバカだな」としかいいようがないですね。


安倍首相「韓国が一方的に国際条約破っている」 - 産経ニュース
 無論そんな事実はありません。かつ「仮にそんな事実があるとしても」安倍のWTO違反行為「無法な経済報復」が正当化されるわけでもない。
 しかしWTO違反行為をやりながらよくもこんなことが言えたもんです。
 それにしてもこんなことを言えば「経済報復であることを証明」 安倍首相発言に韓国次官 - 産経ニュースと言う批判を韓国側から当然受けるわけで安倍はいつもながらバカです。「北朝鮮への密輸ガー」が事実なら「約束云々」なんて話は出てこない。約束云々とは韓国側が指摘するように「報復行為だ」と事実上自白してるわけで呆れたバカです。これではWTO提訴されたらほぼ確実に敗訴でしょう。


菅長官、有田氏の「野蛮人」批判に「答え差し控える」 - 産経ニュース
 自らの非を認めないとはいえ公然と居直らずに逃げている点が興味深い。下手に反論すれば有田氏と立民の株を上げるだけだと思っているのでしょう。


英、有志連合参加へ 米政権寄りに方針転換 - 産経ニュース
 ジョンソン*3新首相になったからなのか、はたまたメイ*4首相でもこうなったのか。いずれにせよイラン情勢の今後を危惧せざるをえません。


ホルムズに自衛隊「独自派遣」 政府検討 哨戒機で警戒監視 - 産経ニュース
 これは確定的事実ではなく、現時点では世論に対するアドバルーンでしかないでしょう。世論の批判が弱いと思えば、「艦船を送る可能性」も否定できないでしょう。「艦船はないのか」と安心してはいけないでしょう。
 一方で世論の批判が強ければそもそも自衛隊を送ること自体を断念する可能性もあるでしょう。「自衛隊派遣自体は阻止できないのか」と諦めるのは早すぎるでしょう。
 まずは安倍政権が何をしようともすぐに批判できる体制を野党や市民運動などが構築していくことでしょう。


【政界徒然草】ポスト安倍前哨戦 菅氏、岸田氏に先行も党内に不満(1/4ページ) - 産経ニュース
 石破*5、石原*6、岸田*7より菅*8を高評価する産経らしいですが、石破らと違い「派閥のボスでも何でもない」「安倍に官房長官にしてもらうまではろくな役職に就いてない」菅がポスト安倍に名乗りを上げることはまずあり得ないでしょう。菅本人にそんな野望がそもそもあるかどうか。
 いずれにせよこんな記事を書く産経はさすがに「安倍四選は難しい」と思ってるようです。
 そしてその場合「総裁に就任できる可能性&産経にとって望ましい安倍に近い人間」となるとその筆頭が菅なのでしょう。まあ「安倍に近い人間」と言えば「就任可能性を無視すれば」麻生*9副総理・財務相、甘利*10選対委員長、稲田*11元防衛相、加藤*12総務会長、下村*13文科相高市*14総務相、二階*15幹事長、萩生田元官房副長官だの「菅の他にもいる」んですけどね。
 しかし「理由はともかく明らかに安倍が加藤氏を重用してること」「現在、彼が総務会長であること」「UR疑惑の甘利、失言問題の稲田などと違い特に大きな不祥事もでていないこと」を考えれば、加藤氏を「ポスト安倍」として産経が宣伝してもおかしくないですが、そうしないのは「就任可能性」の問題なのか、はたまた安倍や菅ほど加藤氏が極右言動でないからなのか。


【主張】原爆の日 脅威見据え平和を守ろう - 産経ニュース
 勿論産経なので「核廃絶」などという話には全くなりません。
 先日の『米国とロシアの中距離核戦力(INF)全廃条約失効(ロシアや米国がアジア地域に核配備する恐れ)』などを口実に「安保環境の悪化」を宣伝し

核兵器廃絶の思いは尊い。しかし、その思いを唱えるだけでは平和は守れない。理想論ではなく現実に即した議論をなす必要がある。

という産経の主張したいことは「いわゆる核の傘の正当化」にとどまる物ではなく、明らかに「日本の核保有」でしょう。さすがに産経ですら現時点ではそう公言はしませんが。

*1:野田内閣で防衛大臣政務官。大野元美・元川口市長の孫(ウィキペディア大野元裕」参照)

*2:民主党副幹事長、みどりの風代表代行、みんなの党女性局長、希望の党幹事長などを歴任

*3:ロンドン市長、メイ内閣外相を経て首相

*4:キャメロン内閣内務相を経て首相

*5:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相など歴任

*6:小泉内閣国交相自民党政調会長(第一次安倍総裁時代)、幹事長(谷垣総裁時代)、第二次安倍内閣環境相、第三次安倍内閣経済財政担当相など歴任

*7:第一次安倍、福田内閣沖縄・北方等担当相、第二次、第三次安倍内閣外相を経て現在、自民党政調会長

*8:第一次安倍内閣総務相、第二~四次安倍内閣官房長官を歴任

*9:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)を経て首相。現在、第二~四次安倍内閣副総理・財務相

*10:小渕内閣労働相、第一次安倍、福田内閣経産相自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第二次、第三次安倍内閣経済財政担当相などを経て自民党選対委員長

*11:第二次安倍内閣行革相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣防衛相を歴任

*12:第二次安倍内閣官房副長官、第三次安倍内閣一億総活躍等担当相、第四次安倍内閣厚労相などを経て自民党総務会長

*13:第一次安倍内閣官房副長官、第二次阿部内閣文科相を歴任

*14:第一次安倍内閣沖縄・北方等担当相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣総務相など歴任

*15:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)を経て幹事長