今日の産経ニュース(2019年8月14日分)

台湾、豪州でも慰安婦問題の抗議活動 - 産経ニュース

 日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所(大使館に相当)前で14日、台湾人元慰安婦の支援団体などが抗議活動を行った。

 ということで平和的抗議なら大使館前のデモは何の問題もないわけです。大使館前の“無法デモ”常態化、1400回目の慰安婦抗議集会 - 産経ニュースでの

 本来、デモが禁じられるべき外国公館前での抗議活動が韓国では常態化している現実

というのは勿論デマです。

 与党、民主進歩党と野党、中国国民党から立法委員(国会議員)が1人ずつ参加。

 蔡英文*1は「反中国重視」で安倍にへいこらしてろくに批判しませんが、民進党の中にはそうした蔡への批判があるらしいことがうかがえます。

 国民党の馬英九前総統は同日、南部・台南市の同党台南支部で開かれた慰安婦問題の抗議集会に参加。中央通信社によると、馬氏は支部の敷地内に設置された慰安婦像を前に、民進党蔡英文総統が慰安婦問題で日本に弱腰だと批判した。

 無論、馬氏の蔡批判は「蔡が民進党、馬氏が国民党」「蔡が現在の総統、馬氏が前総統」であることを考えれば割り引く必要がありますが、主張自体は正論だと思います。蔡の安倍への態度には怒りを禁じ得ません。
 独裁体質・安倍にへいこらするような野郎・蔡が「香港デモへの賛同」を口にしても「笑わせるな、ボケ、ただの反中国は黙ってろ」「ウォーターゲートニクソンや崔順実ゲートの朴クネみたいに早く政治的に死亡すればいいのに」「お前、元慰安婦に冷たすぎるだろ」という感想しかありません。


大使館前の“無法デモ”常態化、1400回目の慰安婦抗議集会 - 産経ニュース

 本来、デモが禁じられるべき外国公館前での抗議活動が韓国では常態化している現実

 こうした産経の物言い「デモが禁じられるべき外国公館前での抗議活動」が全くのデマであることは、例えば日本ウヨが過去に駐日中国大使館、ソ連大使館(ソ連崩壊後はロシア大使館)の前でデモをしたことで明白です。そもそも何を根拠にこんなことを言うのか。国際法が根拠だとでも言うのか?
 暴力的デモならまだしも、そして「デモが暴徒化して大使館に突入するような、不測の事態に備えて警察がデモ隊を監視すること」はあるにしても「大使館前のデモ」それ自体が不可だなんてあるわけがないでしょう。そして今回の日本大使館前デモはどう見ても平和的なわけです。

■反ソ連デー(ウィキペディア参照)
 右翼にとっての記念日の1つ。毎年8月9日である。略称は「反ソデー」。またソ連崩壊に伴い、後継国家のロシアの名を冠した「反ロシアデー」「反ロデー」ともいう。
 1945年のこの日、ソ連邦は日ソ中立条約を破棄し対日参戦を敢行した。
 1954年のこの日、日本の右翼は、新橋駅前の野外ステージで「滅共反ソ国民大会」を挙行した。大会終了後、彼らは駐日ソ連代表部(現在の駐日ロシア大使館)に押しかけ、構内に侵入する事件を起した。この事件で赤尾敏(右翼結社・大日本愛国党総裁)ら3人が逮捕された。右翼はこの事件を「義挙」とし、以降毎年この8月9日を「反ソ連デー」として位置づけ、ロシア大使館近辺で街宣活動を行うようになった。

なんて事実もあるのに良くもこんなデマが飛ばせたもんです(もちろんここまで酷いことをソ連相手にやらかせばさすがに警察の監視も厳重になりますが)。


アフリカ支援、民間に軸足 28日から横浜でTICAD7(1/2ページ) - 産経ニュース
 「ODAから民間に軸足を移動」と言えば聞こえはいいですが単に日本政府がODAで中国と対抗できないだけでしょう。「撤退→転身」的な言い換えに過ぎないでしょう。


野党、共闘しても議席減 参院選結果で次期衆院選試算 - 産経ニュース
 その産経の試算とやらでは「野党よりは議席数が上回る」とはいえ、自民、公明も議席を減らすので詐欺的な記事タイトルですね。
 なお、「維新11→33(自民、公明及び野党各党の減った分がほとんど維新に行く)」などというのは「維新が大阪にしか地盤がないこと」を考えればどう見ても信じがたい試算ですが、「有料記事」なので、俺には読むことはできません。

*1:俺は蔡英文の「安倍へのへいこら」に反吐が出るので敬称は付けません。