山口二郎が菅直人をリツイート
若い人たちが心おきなく権力批判をするためには、若い人の代表を一人でも多く議会に送り込むことが必要。菅さんも、若い人に道を譲ってほしい。
■菅直人
今の20代、30代の若者にとって「反対」はカッコ悪いことなんだと聞いてびっくりした。団塊の世代が若者の頃は上の世代に「賛成」という方がかっこ悪かった。「反対」する中で議論が起こるが、賛成や忖度では議論は生まれない。(ボーガス注:若者の雇用の多くが非正規であるなど)若者を取り巻く環境は厳しくなっており、もっと「反対」といってほしい。
山口には「おいおい」ですね。市民団体などの式典批判を無視して「明治150年記念式典に出席する」など、「前原に価値観が近いウヨ」福山*2が幹事長を務める立民で、「リベラル派の菅氏」が政界引退なんかしたら、立民の右傾化に歯止めがかからなくなる危険性大でしょうに。今ですら枝野が「政府のホワイト国除外は批判しない」とマスコミ相手に公言してるのに。
福山のようなウヨ政治家を是とするのが山口なのか。
枝野がマスコミ相手に「ホワイト国除外についてはわが党は同意する」と公言してることも、山口はツイッターにおいてろくに批判しないし、山口二郎ってどういう脳みそをしてるんでしょうか?。だいじなおとなりさん - 韓国は敵なのかの呼びかけ人に山口が名を連ねてることは単に「知人に誘われて断ることが出来なかった」程度の話なのか。だいじなおとなりさん - 韓国は敵なのかの呼びかけ人に山口が名を連ねながら枝野発言「政府のホワイト国除外は批判しない」をろくに非難しないなど、「Mukkeによるダライラマ(オウム真理教からの金銭受領、日本ウヨとの野合)に対する態度」「自称アンチネトウヨの野原燐による三浦小太郎(三浦のつくる会理事就任など)に対する態度」並にデタラメで醜悪でしょう。
所詮、山口などただの立民執行部(枝野、福山)応援団にすぎないのか。
そもそも山口のリツイートは菅氏の問題意識と全くかみ合っていません。
「最近の若者は反対するなんて、いちゃもん付けでかっこ悪いと思ってるらしいがそれをなんとかしたい。正当な理由のある反対ならむしろ反対すべきだと訴えたい」「若者が現状を肯定して疑問に思わないようでは政治は良くならない」つう菅氏のツイートにどうして「高齢政治家は引退しろ」つうリツイートになるのか。菅氏の認識が正しければ*3、高齢政治家が引退しようと若者は政治参加なんかしません。
そもそも政治家(国会議員、地方議員、地方首長)になることだけが政治参加じゃないでしょうに。それ以前の政治集会、政治デモとかへの若者の参加が鈍い気がするつう話でしょうに。つうか何らかの理由で菅氏を嫌ってるらしい山口が因縁つけてるだけですよね。つうか最大野党の幹部にこういうことを言うことが無礼に当たるという認識も山口にはないのか。
コメ欄で「山口の本が勉強になった」と言う指摘があります*4が、やはり俺には山口を「人間として評価すること」は到底出来そうにありません。山口の本は今後も読まないでしょう。「人間として評価できない男の本*5」には興味を持てませんので。安倍政権批判してる政治学者なら以前も紹介したように山口以外にも渡辺治氏、五十嵐仁氏などもいますし。
山口二郎
個々の争点で日韓の言い分が食い違うのは当然。日本側は、戦後70年談話こそ安倍政権の本心だと誠実に説明すれば、紛争のエスカレートは避けられると思う。そのためには、世に渦巻く韓国蔑視の議論に対して政府としては見解を異にすると言い続けなければならない
「戦後70年談話(安倍談話)では日韓友好、河野談話堅持と言ってる(山口)」て、「フッ化水素水の輸出規制」「ホワイト国除外」なんかやらかした時点で「それらを撤回しない限り」何言っても韓国側の「嘘をつくな!」「まず不当な措置を撤回しろ!」つう反発を招くだけでしょう。
山口二郎という人がここまで馬鹿でくずだとは思っても見ませんでした(疑惑にフタをせよというのか/山口二郎氏の的外れな共産党非難が批判するように、西松疑惑で、山口が小沢をかばい赤旗に悪口したときはさすがに呆れましたが)。小生はそういえば「渡辺治氏*6」「五十嵐仁氏*7」の著書は何冊か読んだことはあっても「山口の本*8は一冊もまともに読んだことがない*9」のに気づきましたが「山口の本なんぞ読まなくて良かった」と改めて思いました。今後も読まないでしょう。以前山口が「時代劇風に言えば安倍をたたき切ってやりたい」と言っていたそうですが、俺は今「安倍は勿論ですが」山口をたたき切ってやりたいくらいに奴に憤っています(もちろん山口発言同様、テロ容認ではなくあくまでも「怒りの表明」ですが)。
と言うか「このツイート」とだいじなおとなりさん - 韓国は敵なのかの呼びかけ人に山口が名を連ねてることは到底両立しないと思うのですがね。
だいじなおとなりさん - 韓国は敵なのかに山口が名を連ねるなら、山口がすべきツイートは「ホワイト国除外などの無法行為の撤回」でしょうよ。「安倍談話の宣伝」なんてツイートして何の意味があるのか。
立民・枝野代表「大きなところで違い」 共産党に統一会派を呼びかけなかった理由を明らかに - 産経ニュース
「手前ふざけんな」と枝野*10には怒りを禁じ得ませんね。「参院大阪&京都選挙区」で露呈された「反共主義」から、枝野立民には大して期待していませんが、これでは「安倍政権打倒の能力」以前に「その意思があるのかどうか」が疑われて当然でしょう。「最大野党であればそれでいい」と思ってるんじゃないか。結局「前原*11や細野*12が酷すぎる」が故に一見、立民代表・枝野が「まともそうに見えただけ」で本質的には「ただのウヨ政治家=枝野」なのでしょう。そしてそうした化けの皮が剥がれたことによって枝野立民の支持率は低迷するわけです(国民民主との共同会派も「希望の党騒動は何だったのか」ということで枝野立民の支持率を下げたのではないか)。残念ながら「枝野立民への失望」がわが共産の支持率増に必ずしもつながってないことが残念ですが地道に頑張るほかないのでしょう。しかし「安倍を利する最大野党のていたらく」と「それでも最大野党をろくに批判しない大甘の支持層(例:山口二郎)」はなんとかならないものか。
河野太郎氏の辞任要求発言を釈明 枝野幸男氏 - 産経ニュース
1)「安倍ではなく河野だけ非難」「ホワイト国除外などをWTO違反として批判するのではなく『上から目線』などという批判」
2)アエラ記事立民・枝野代表「大きなところで違い」 共産党に統一会派を呼びかけなかった理由を明らかに - 産経ニュースを信じれば、枝野は「フッ化水素水輸出規制でもホワイト国除外でも安倍政権支持を公言」
と言う時点で危惧はしていましたが、ここまで無様で醜悪だとは。枝野は本当にどうしようもないバカですね。こういう枝野のような態度を「ご飯論法(流行語大賞)」、つまり詭弁というのではないのか。
嫌韓国ウヨは「見ろ、枝野も韓国を批判してる、安倍は正しいんだ」「安部と枝野とどこが違うのか*13」と居直り、一方、「日韓友好派」は「枝野がどうしようもないバカなので共産しか選択肢がない」という「ある意味悲しむべき状況」になるわけです。まあ「日韓友好派」の俺はためらいなく「共産支持&枝野立民批判」ですが、世の中そういう人ばかりではないのでね。
結果「最大野党代表・枝野のていたらく(安倍の嫌韓行為をまともに批判できない)」が安倍を利するわけです。社会党が健在な頃なら「こんな嫌韓国行為はやめろ」とガンガン批判していただろう、いやそれ以前に自民もこんな暴挙を実行するほど、劣化してなかったろうとげんなりします。
あえて言えば「枝野の馬鹿さが分かったのでためらいなく立民が批判できるし、躊躇なく共産が支持できる」つうのが俺にとっての「よかったこと」でしょうか(勿論枝野への皮肉ですが)。
しかしこんな嫌韓行為(もちろんリベラルではないし、違法の疑い濃厚)をきちんと批判せず、事実上容認するバカ「枝野」が「立憲主義」「リベラル」「まっとうな政治(立民の選挙ポスターの文句)」「大平正芳を尊敬してる*14」とは何の冗談でしょうか。
大平*15は「安倍の嫌韓行為」をろくに批判しない枝野ほどのクズではないと思うのですがね。これが弁護士だというのだから頭痛がしてきます。まあ橋下(元大阪市長)や稲田(元防衛相)も弁護士ではありますが。
もはやこうなると、「枝野立民との間の共闘など成立しようがないのではないか」「もはや共産は枝野をボコボコに批判し、枝野の立民党代表辞任を求める方向にシフトした方がいいのではないか(まあ枝野立民支持者の多くは、枝野の嫌韓を黙認し「共産が野党共闘を壊した」と逆ギレするだけなのでしょうが、ここまで枝野が酷いと共闘にはためらいを感じまずね)」と言う気もします。埼玉県知事選の勝利をいったんは「素直に喜びましたが」、「枝野の酷さ」に喜んで良かったのかという複雑な思いが強まるばかりです。
しかし菅氏*16や辻元氏*17も少しは枝野批判したらどうなのか。特に菅氏は自らの「いわゆる菅談話」と枝野の態度が矛盾するとは思わないんですかね?。どれほど彼ら「立民内部の左派」は無能で無責任なのか。
さすが「沖縄米軍基地県外移設を反故にした上、それに反対した福島少子化担当相を更迭した鳩山首相(当時)の無法(社民党の政権離脱を招いた)」を容認した前科がある、というべきでしょうか。まあ当時の「鳩山内閣副総理・財務相=菅氏」「社民党を離脱して民主党入党=辻元氏」ですからね。彼らに道理や倫理を求めるのは「八百屋で魚を求めるようなもん」なんでしょうか。
スイス大使に白石読売会長 異例の起用 - 産経ニュース
「政権からのリークで政権に都合の悪い人物を叩くのか」と批判をあびた「前川バー通い報道」などで以前からモロバレでしたが、安倍との癒着関係をもはや隠す気もないというのには呆れます。それにしてもなぜ「スイス大使」なのか。「スイスへの物見遊山(大使ポストはただの口実)」なのか。
日中韓文化担当大臣会合 青少年交流や五輪・パラ協力で合意 | NHKニュース
柴山大臣は「韓国側とは、関係が厳しい状況であっても、相互理解の基盤となる国民間の交流をこれからもしっかりと続けていくべきだという点で一致した。国民間の草の根のレベルでの相互理解を深めることが国と国の間の関係改善を図るうえで大きな力になる」と意義を強調しました。
会合中止などということにしなかったことは一応評価しますが、一般民間人ならともかく柴山の発言は他人事過ぎるでしょう。誰のせいで日韓関係が悪化してると思ってるのか。柴山を含む安倍政権のせいじゃないですか。実に腹立たしい。
日中韓が観光、文化相会合 韓国で30日、連携確認へ - 産経ニュース
国土交通省と文化庁は27日、日中韓3カ国の観光相会合と文化相会合が韓国・仁川でいずれも30日に開かれると発表した。石井啓一国交相、柴山昌彦文部科学相がそれぞれ出席し、観光、文化分野の交流拡大に向けた連携強化を確認する。
石井氏は記者会見で、7月の訪日韓国人客が前年同月比7・6%減となるなど日韓関係悪化が観光分野に影を落とす中で「人的交流は両国の相互理解の基盤だ」と強調。
こういう会合をしても「安倍の無法を石井氏ら公明党が容認する限り」成果は乏しいでしょう。
韓国観光客激減、九州・大阪痛手 訪日4000万人目標ピンチ(1/2ページ) - 産経ニュース
平成30年に九州を訪れた外国人511万人のうち、韓国人は47%の240万人を占めた。
JR九州のグループ会社が運航する福岡と韓国・釜山を結ぶ高速船では、8月の韓国人客が前年比で約7割減少。運航便数も繁忙期は1日3往復だったが7月以降は2往復に減らしている。青柳俊彦(ボーガス注:JR九州)社長は「今回は長期戦になりそうでしばらく耐えるしかない」と話す。
西日本鉄道が運営するホテルでは、7月の韓国からの予約が前年同月比で4割減少した。倉富純男(ボーガス注:西日本鉄道)社長は「韓国と縁のある事業は多い。当面状況を注視する必要がある」と懸念を強める。
日本商工会議所の三村明夫会頭は30日の定例記者会見で、韓国からの訪日観光客について、「減少のレベルは相当で、中でも北海道と九州は悲鳴に近い状況だ」と述べ、地方経済に大きな影響を与えていると分析。関係悪化が安全保障にまで影響を与えているとして、「非常に憂えているが、今となっては単純な解決は難しい」との認識を示した。
産経でも経済部はこういう記事を書く程度にはまともなようです。そして安倍と支持層はこれでも自らの馬鹿さを認めないのでしょう。
しかし三村氏(日本製鉄名誉会長、国家安全保障局特別顧問)にも困ったもんですね。
「あんたの会社が元徴用工と和解すればいいだろ」「国家安保局特別顧問として、安倍にホワイト国除外はやめろと言えないのか」ですね。
安倍に「国家安全保障局特別顧問を更迭される」など、干されることが怖くて何も言えないのか、はたまたJR東海名誉会長・葛西(第1次安倍内閣の教育再生会議で委員)のような「安倍の同類ウヨ」なのか。
鷲尾氏、二階派入りへ 岸田派と並び自民第4派閥に - 産経ニュース
鷲尾*18はウヨなので意外性は全くないのですが、細野といい鷲尾といい、元民主党議員が全くふざけた話です。こうしたことが政治不信を助長し安倍を利し、選挙での低投票率を助長してるわけです。
池袋暴走 厳罰求める署名約29万人分集まる 9月まで締め切り延長へ - 産経ニュース
やれやれですね。裁判も始まってない時点で、何でこう無邪気に厳罰論を放言できるのか。
そしてこの結果どういう了見で、毎日新聞はこんな記事を書くのか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)で批判された毎日記事がいかにデタラメでくだらない代物か改めて明らかになったわけです。中国よりも日本の方がよほど感情論で非常識ではないのか。
アフリカ開発銀行(AfDB)のアデシナ総裁は30日、日本経済新聞のインタビューに対し、中国の経済圏構想「一帯一路」について「アフリカの経済成長に寄与する」と評価した。中国が過剰債務の代償としてインフラ権益を奪う「債務のワナ」について「中国がそうした意図を持っているとは思わない」と述べ、中国のインフラ投資を歓迎する姿勢を見せた。
アデシナ氏はアフリカの持続的な経済成長にはインフラ整備が欠かせないと述べた。不足している資金を最大で1080億ドル(約11兆円)と予測し、海外から投資を呼び込むことが重要との考えを示した。「一帯一路」については「アフリカの発展に寄与する」と評価した。
産経など反中国ウヨがどう「中国のアフリカ経済支援」を誹謗しようとも、「アフリカ諸国が支援を歓迎している」と言う事実は否定できないわけです。
【正論】いじめと戦う重要性を教えよ 明治大学名誉教授・入江隆則 - 産経ニュース
昭和時代について書いている歴史家の多くは、日本人の眼で見るのではなくて、敵国だった米国人の眼で見ているケースが多い。だからこそ「東京裁判史観」だとか「自虐史観」によっていると非難されているわけだ。私はその非難を正しいと思っている。悪い慣習を糾(ただ)すことこそが今日の重要課題なのである。
「いじめ」云々というタイトルで落ちがこれです。正気じゃないですね。産経的には「日本が東京裁判でいじめられた」と言う理解のようですが、それこそ、いじめっ子の居直りと同レベルです。
そして「反日分子が、中韓などによる日本へのいじめ(靖国参拝批判など)を容認するから、学校でのいじめも蔓延する」と言い出すのだから「呆れて二の句が継げない」と言うか何というか。つうか「東京裁判の立場(日本の起こした日中戦争、太平洋戦争は無法な侵略戦争)」は「米国政府の立場」でもあるのだからそれが気にくわないのなら日米安保などやめるべきでしょう。こんなことを言いながら「日米友好」「安保条約は重要」とよくもいえたもんです。
単に天野(吉田内閣文相)が右翼なだけですね。
高校生らの意識調査で「国のために尽くすことは大切」と思う割合が米国や中国、韓国に比べ低いとの結果もある。
そりゃ安倍みたいなろくでもないごろつきが政治家ならそうなって当然じゃないか。つうか「社会をよくしたい」という考えは「国歌、国旗万歳」で育つもんではないでしょう。
東海道・山陽新幹線と九州新幹線で乗客が大型のスーツケースなどを車内に持ち込む際は来年5月から事前の予約が必要になります。
来年の東京オリンピック・パラリンピックを前にセキュリティー対策を強化するためです。
JR東海などによりますと、事前の予約が必要になるのは、東海道・山陽新幹線と九州新幹線で、荷物は、車両の後部にあるスペースやデッキに設けられる予定の鍵付きの専用のコーナーに置きます。
対象となるのは大型のスーツケースなど3辺の合計が160センチを超えて250センチまでの荷物*19で、窓口やインターネットなどで事前に指定席とセットで予約する必要があります。
事前に予約をして荷物を持ち込んだ場合は無料ですが、予約をしていない場合には有料となり、1000円を支払わなければなりません。
中国では、地下鉄でもX線検査によるセキュリティチェックをしているが・・・ - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)でも紹介された「新幹線内放火事件」のようなケースへの対応を「口実」にしていますが正直「ただの口実(実際は大型荷物の持ち込みを少しでも減らしたいだけ)」にしかみえません。記事を読む限りどこにも「事前に荷物をチェックする」なんて書いてありませんのでねえ。本気で「大量殺害する気なら」料金1000円なんて何ら意味はないでしょう。
【主張】文大統領の発言 竹島侵略したのは韓国だ - 産経ニュース
文氏の主張「独島(日本名・竹島)は古来より韓国領土であり、1905年の島根県編入は侵略行為」の是非はともかく「朴チョンヒ、全斗煥時代ですら、その見解」なのでそれで反日呼ばわりとは「アホか、産経」。
大体「領土問題でそういうことを言って何の意味があるんだ?」ですね(これは北方領土問題も同じですが)。「交渉して何らかの成果が出ればいい(でそうにないなら当面棚上げ)」のであって相手を頭ごなしに非難など論外です。
そもそも韓国が「独島・韓国領土説」の根拠とする
1)日本が1905年になるまで竹島を島根県に編入しなかったこと
2)1877年の太政官指令『竹島外一島之義本邦関係無之義ト可相心得事』
3)GHQ の「連合国軍最高司令官総司令部覚書」677号、1033号で日本の領土から「除外される島のリスト」の中に竹島が含まれていたこと
4)後に修正されたが、当初のサンフランシスコ平和条約草案では「日本は済州島、巨文島、鬱陵島、及び、竹島を放棄すること」と記載があったこと
(ウィキペディア「竹島」参照)
をどう理解するのかと言うことですね。
なお、これについては拙記事
新刊紹介:「歴史評論」5月号(追記・訂正あり) - bogus-simotukareのブログ
新刊紹介:「歴史評論」9月号 - bogus-simotukareのブログ
も参照下さい。
少なくとも産経らウヨが言うほど「竹島日本領土説」は疑いのない定説ではありません。
ちなみに新刊紹介:「歴史評論」9月号 - bogus-simotukareのブログで紹介した池内敏氏(名古屋大学教授)には竹島関係の著書として
があります。
遅くとも17世紀初頭から、日本人は漁業の中継地などに利用してきた。
利用するのと領有権と全然違うでしょう。その理屈なら北方領土だって「昔からロシアが利用していた」でしょうに。
その理屈なら「中国のチベット解放」「中国の新疆ウイグル自治区、内モンゴル自治区設置」も当時「侵略だ」などという国はなかったので今後はペマ・ギャルポ*20や楊海英*21の「侵略呼ばわり」を産経は批判したらどうなのか。
もちろん、「言うまでもないですが」どちらも単に「中国(日本)批判してもメリットないじゃん→批判しない」つう話に過ぎません。全然「日本の竹島編入は正しい」つう理屈にならない。
つうかこの産経の理屈だと何も竹島編入に限らず「欧米や日本のアジア侵略(米国のフィリピン支配、英国のインド支配、日本の韓国支配など)」自体について「ほとんど抗議などない」のですが。
韓国の李承晩政権は27年1月、沿岸水域の主権を唱えようと日本海に「李承晩ライン」を一方的に設定
ウィキペディア「李承晩ライン」も指摘していますが、このラインはGHQ の「連合国軍最高司令官総司令部覚書」677号、1033号を根拠にしており、「韓国の一方的な主張というわけではありません」。
GSOMIA破棄で「米に事前通告なし」と米国防次官補 - 産経ニュース
「本当に今のトランプ政権って自国のことしか考えてないんだな」と心底呆れます。
「ホワイト国除外とか俺に関係ないから日韓で話を付けろ(仲介役などをする気はない)。ただしジーソミア延長停止は米国の国益に反するから韓国は今すぐやめろ」てそんな手前勝手な主張に韓国が応じると本気で思ってるのか。ここで「日韓対立には俺が仲介役を務めるからジーソミアは続けてくれ」として「火中の栗を拾えない」「泥をかぶれない」あたりトランプ政権も全くどうしようもないバカ政権です。
エラーページ - 産経ニュース
「君らは何でそんなに中国を敵視するのかな?」ですね。ちなみに産経らウヨ連中が「親日国*22」と宣伝するパラオ*23もやはり「ウエルカム中国」のようです。まあ当たり前ですね。ビジネス万々歳の訳です。もはや「落ち目の日本」が「経済大国・中国」に経済力でかなうわけもないのだからまさに「蟷螂の斧」でしょう。
「 8・15文演説、反日の嘘と歪曲 」 | 櫻井よしこ オフィシャルサイト
文氏は日本の敗退でもたらされた「光復」は韓国だけでなく東アジア全体*24にとって嬉しいことだったとして、こう説明した。
「(ボーガス注:1894年開戦の)日清戦争と(ボーガス注:1904年開戦の)日露戦争、(ボーガス注:1931年に起こった)満州事変と(ボーガス注:1937年の盧溝橋事件から全面戦争となった)日中戦争、(ボーガス注:1945年終戦の)太平洋戦争まで六十余年間の長い長い戦争が終わった日であり、東アジア光復の日でした」
文氏の歴史観では、「長い長い戦争」とは、日清戦争以降、大東亜戦争*25で日本が敗れるまでの60年間に限られる*26のだ。その5年後に始まった朝鮮戦争も、韓国が望んで参戦したベトナム戦争も入っていない。
やれやれですね。なんで独立(光復)記念演説で「ベトナム戦争に触れる必要がある」のか。
そもそもよしこは何が言いたいのか。
「韓国独立はベトナムにとって不幸だった」と言う悪口か(多分そう*27なのでしょうが)。大体在日米軍がベトナムに出撃するのを支援した日本の国民、それも「小田実*28、高畠通敏*29、鶴見俊輔*30らのベ平連などのようにベトナム反戦運動をしたわけではない(それどころかむしろ共産ベトナムを敵視した)よしこのようなウヨ」がよくもこんなことが言えたもんです。
小生も「コメント欄で紹介のあった『文在寅自伝』(邦訳は岩波書店)などは読んでおらず」無知ですがむしろ文氏は朴チョンヒのベトナム戦争参戦を批判していた側ではないのか。そもそもベトナム戦争の「主犯(?)」は米国であって韓国じゃないでしょうよ。
大体「ベトナム戦争に参戦した朴チョンヒ」を朴生前は、「反共の同志」として支持していたのがよしこではないのか。
過去に「反共の同志」「敵(中国共産党)の敵は味方」として蒋介石を持ち上げてきた*31くせに、「国民党が民進党(台湾独立路線)よりも中国に融和的になる」や、民進党にこびへつらうために今頃になって「228事件を起こした蒋介石は酷い独裁者だ」と言い出すよしこら日本ウヨなので何ら意外ではありませんが、過去の朴チョンヒ支持を無視してこんなことを言い出すとはどれほど恥知らずなのか。
韓国は勿論ベトナムも「手前、ふざけんな」でしょう。
*1:人間として評価してないので敬称は付けません。
*2:鳩山内閣外務副大臣、菅内閣官房副長官、民主党政調会長(海江田代表時代)などを経て立憲民主党幹事長
*3:正しいかどうか知りませんが
*4:とはいえ、「和田春樹氏と比べれば山口は全然ダメですね」という指摘も一方ではコメ欄にありますが。
*5:まあそれ以前に俺にとって山口の本は「つまらなかった」のですがこの辺りは価値観ですからね。
*6:一橋大学名誉教授。著書『現代日本の支配構造分析』(1988年、花伝社)、『憲法はどう生きてきたか』(1989年、岩波ブックレット)、『戦後政治史の中の天皇制』(1990年、青木書店)、『「豊かな社会」日本の構造』(1990年、労働旬報社)、『企業支配と国家』(1991年、青木書店)、『政治改革と憲法改正:中曽根康弘から小沢一郎へ』(1994年、青木書店)、『現代日本の政治を読む』(1995年、かもがわブックレット)、『日本の大国化は何をめざすか』(1997年、岩波ブックレット)、『日本とはどういう国か どこへ向かって行くのか』(1998年、教育史料出版会)、『企業社会・日本はどこへ行くのか』(1999年、教育史料出版会)、『憲法「改正」は何をめざすか』(2001年、岩波ブックレット)、『日本の大国化とネオ・ナショナリズムの形成:天皇制ナショナリズムの模索と隘路』(2001年、桜井書店)、『構造改革政治の時代:小泉政権論』(2005年、花伝社)、『憲法9条と25条・その力と可能性』(2009年、かもがわ出版)、『渡辺治の政治学入門』(2012年、新日本出版社)『安倍政権と日本政治の新段階:新自由主義・軍事大国化・改憲にどう対抗するか』、『安倍政権の改憲・構造改革新戦略:2013参院選と国民的共同の課題』(以上、2013年、旬報社)、『現代史の中の安倍政権』(2016年、かもがわ出版)、『戦後史のなかの安倍改憲』(2018年、新日本出版社)など
*7:法政大学名誉教授。全国革新懇代表世話人。個人サイト五十嵐仁の転成仁語:So-netブログ。著書『徹底検証 政治改革神話』(1997年、労働旬報社)、『政党政治と労働組合運動』(1998年、御茶の水書房)、『戦後政治の実像』(2003年、小学館)、『この目で見てきた世界のレイバー・アーカイヴス』(2005年、法律文化社)、『労働政策』(2008年、日本経済評論社)、『労働再規制』(2008年、ちくま新書)、『対決 安倍政権:暴走阻止のために』(2015年、学習の友社)、『活路は共闘にあり:社会運動の力と「勝利の方程式」』(2017年、学習の友社)、『打倒安倍政権:9条改憲阻止のために』(2018年、学習の友社)など
*8:『政治改革』(1993年、岩波新書)、『日本政治の課題:新・政治改革論』(1997年、岩波新書)、『イギリスの政治 日本の政治』(1998年、ちくま新書)、『日本政治 再生の条件』(2001年、岩波新書)、『戦後政治の崩壊』(2004年、岩波新書)、『ブレア時代のイギリス』(2005年、岩波新書)、『若者のための政治マニュアル』(2008年、講談社現代新書)、『政権交代論』(2009年、岩波新書)、『政治のしくみがわかる本』(2009年、岩波ジュニア新書)、『ポピュリズムへの反撃』(2010年、角川oneテーマ21)、『政権交代とは何だったのか』(2012年、岩波新書)、『いまを生きるための政治学』(2013年、岩波現代全書)、『徹底討論 日本の政治を変える』(共著、2015年、岩波現代全書)など
*9:他意はなく単に「俺にとって山口がつまらないし、共感できないから(一方、渡辺氏や五十嵐氏には共感できる)」ですね。
*10:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相、民主党幹事長、民進党代表代行などを経て立憲民主党代表
*11:鳩山内閣国交相、菅内閣外相、民主党政調会長(野田代表時代)、民進党代表など歴任
*12:野田内閣環境相、民主党幹事長(海江田代表時代)、政調会長(岡田代表時代)、民進党代表代行(蓮舫代表時代)など歴任
*13:まあ俺も少なくともこの一件では全く変わらないと思うし、だからこそ枝野には怒りしか覚えません。立民支持層(例:山口二郎氏)もいい加減枝野を批判したらどうなのか。枝野批判が正直ぬるいと思いますね。枝野なんてもはや「安倍の同類」「獅子身中の虫」「野党共闘の阻害要因」「日韓友好の阻害要因」「安倍政権の支援者」でしかないでしょう。
*14:これで分かるように枝野の自己認識は明らかに左派ではありません。まあ「安倍の嫌韓国行為をろくに批判しない」枝野が「大平のような保守リベラル」と呼べるかは極めて怪しいですが。
*15:池田内閣官房長官、外相、自民党政調会長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣通産相、田中内閣外相、三木内閣蔵相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相
*16:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相、首相を歴任
*17:社民党政策審議会長、国対委員長、鳩山内閣国交副大臣、民主党政調副会長、民進党幹事長代行、立憲民主党政調会長などを経て立憲民主党国対委員長
*19:つまりは小型荷物の持ち込みは無料なのでしょう。
*20:著書『北京五輪後のバブル崩壊』(2008年、あうん社)、『日本人が知らなかったチベットの真実』(2008年、海竜社)、『中国が隠し続けるチベットの真実』(2008年、扶桑社新書)、『迷走日本外交に物申す!:暴走する中国を止められるのか』(2009年、北星堂書店)、『最終目標は天皇の処刑:中国「日本解放工作」の恐るべき全貌』(2012年、飛鳥新社)、『日本の危機!中国の危うさ!!:日本とインドの強い絆と可能性』(2013年、あうん社)、『日本・インドの戦略包囲網で憤死する中国』(石平との共著、2016年、徳間書店)、『犠牲者120万人 祖国を中国に奪われたチベット人が語る 侵略に気づいていない日本人』(2018年、ハート出版)
*21:著書『草原と馬とモンゴル人』(2001年、NHKブックス)、『モンゴル草原の文人たち:手写本が語る民族誌』(2005年、平凡社)、『ユーラシア草原からのメッセージ:遊牧研究の最前線』(共著、2005年、平凡社)、『チンギス・ハーン祭祀』(2005年、風響社)『墓標なき草原(上)(下):内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(2009年、岩波書店→後に2018年、岩波現代文庫)、『続・墓標なき草原:内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(2011年、岩波書店)、『中国とモンゴルのはざまで:ウラーンフーの実らなかった民族自決の夢』(2013年、岩波現代全書)、『植民地としてのモンゴル:中国の官制ナショナリズムと革命思想』(2013年、勉誠出版)、『ジェノサイドと文化大革命:内モンゴルの民族問題』(2014年、勉誠出版)、『モンゴルとイスラーム的中国』(2014年、文春学藝ライブラリー)、『チベットに舞う日本刀:モンゴル騎兵の現代史』(2014年、文藝春秋)、『狂暴国家中国の正体』(2014年、扶桑社新書)、『日本陸軍とモンゴル:興安軍官学校の知られざる戦い』(2015年、中公新書)、『モンゴル人の民族自決と「対日協力」:いまなお続く中国文化大革命』(2016年、集広舎)、『フロンティアと国際社会の中国文化大革命: いまなお中国と世界を呪縛する50年前の歴史』(共著、2016年、集広舎)、『「中国」という神話:習近平「偉大なる中華民族」のウソ』(2018年、文春新書)、『「知識青年」の1968年:中国の辺境と文化大革命』(2018年、岩波書店)、『最後の馬賊:「帝国」の将軍・李守信』(2018年、講談社)、『モンゴル人の中国革命』(2018年、ちくま新書)、『独裁の中国現代史:毛沢東から習近平まで』(2019年、文春新書)、『逆転の大中国史』(2019年、文春文庫) 、『中国が世界を動かした「1968」』(共著、2019年、藤原書店)など。しかし「飛鳥新社、ハート出版といったマイナー出版社からしか本が出せないペマ」と「岩波、講談社、ちくま、中公、文春、平凡社といった有名出版社から本が出せる楊」との「能力の違い」が歴然ですね。「楊も本当にもったいないよな(何でそれで日本ウヨに媚びるの?)」感を感じざるを得ません。
*22:勿論パラオは日本の支援を期待して、その辺り日本ウヨに適当に調子を合わせてはいますが。
*23:戦前は日本の植民地。マンガ雑誌「ヤングアニマル」連載中のマンガ『ペリリュー・楽園のゲルニカ』の元ネタとなった『ペリリュー島の戦い』で知られ、上皇夫婦が戦没者追悼の目的で過去に訪問している。
*24:まあ「日本の侵略を受けていた」中国にとっても「日本の侵攻の可能性が皆無ではない」モンゴルにとっても良いことだったでしょうね。
*26:独立記念演説なのだから当たり前の話です。
*27:当たり前ですが「韓国が独立したからベトナム戦争に韓国は参戦したわけではない」し、その理屈なら「アメリカ独立はフィリピン(米国による植民地化)やベトナムにとって不幸だった」「明治維新は中韓(日中戦争など)や東南アジア(太平洋戦争のこと)にとって不幸だった。幕府のままの方が良かったんじゃないか」ともいえてしまうでしょう。多分そう言ったらよしこら日本ウヨはマジギレでしょうが。
*28:1932~2007年。作家。著書『「難死」の思想』(岩波現代文庫)、『「殺すな」と「共生」:大震災とともに考える』(岩波ジュニア新書)、『義務としての旅』、『「民」の論理,「軍」の論理』、『「ベトナム以後」を歩く』、『世直しの倫理と論理(上)(下)』、『歴史の転換のなかで』、『われ=われの哲学』(岩波新書)、『中流の復興』(NHK生活人新書)、『「問題」としての人生』(講談社現代新書)、『オモニ太平記』(講談社文芸文庫)、『何でも見てやろう』、『日本の知識人』(講談社文庫)、『世界が語りかける』(集英社文庫)、『私と天皇・人びとのなかの天皇』(ちくま文庫)、『地図をつくる旅』(文春文庫)など
*29:1933~2004年。政治学者。著書『政治の発見:市民の政治理論序説』(岩波同時代ライブラリー)、『市民政治再考』(岩波ブックレット) 、『地方の王国』(講談社学術文庫)など
*30:1922~2015年。著書『教育再定義への試み』、『戦時期日本の精神史:1931‐1945年』、『戦後日本の大衆文化史:1945‐1980年』、『竹内好』(岩波現代文庫)、『アメリカ哲学』(講談社学術文庫)、『埴谷雄高』(講談社文芸文庫)、『限界芸術論』、『文章心得帖』(ちくま学芸文庫)など