常岡浩介に突っ込む(2019年9月10日分)

常岡浩介
 プーチンが領土を返還しないのは政権基盤が弱いから(ボーガス注:返還したら政権が倒れかねないから)ではなく、返還する合理的な理由がなにもないからです。

 今回ばかりは常岡に全く同感ですね。そもそも北方領土に限らず「尖閣問題(日本、中国、台湾が領有権を主張)」「竹島問題(日本、韓国が領有権を主張)」「カシミール問題(中国、インド、パキスタンが領有権を主張)」「フォークランド紛争(英国、アルゼンチンが領有権を主張)」にせよ多くの領土問題で「実効支配してる側(尖閣は日本、竹島は韓国、カシミールはインド、フォークランドは英国)が自主的に渡す、返す」なんてことはまずないでしょう。
 「不人気政策をすれば、政権基盤が弱くなる*1」なら間違いではないでしょうが、政権基盤が強かろうと「不人気政策の上、プーチンに利益もなさそうな政策=島の返還」なんて日本からよほどのお土産が出ない限りあるわけもない。

*1:ただしその場合でも常岡が言うように「プーチン下野」はありえそうにないですが。