06年17歳で不明の女性と判明 鹿児島市白骨遺体 死体遺棄で県警捜査 - 毎日新聞
山林白骨遺体、死後数か月から1年…不明13年の足取り捜査 : 国内 : ニュース : 読売新聞オンライン
この女性のご家族が荒木の元へ駆け込んでれば「余裕で特定失踪者認定」でしょう。記事にそういう記述はないので幸いにも荒木の元へは行かなかったのでしょうが。
06年17歳で不明の女性と判明 鹿児島市白骨遺体 死体遺棄で県警捜査 - 毎日新聞
鹿児島市吉野町の観光名所、薩摩藩主島津家の別邸「仙巌(せんがん)園」近くの山中で8月、白骨化した遺体が見つかり、鹿児島県警は25日、女性の身元が2006年4月に行方不明となっていた野添希望(のぞみ)さんと判明したと発表した。
野添さんは行方不明当時17歳で、同県志布志市に住んでいた。野添さんの遺体は今年8月19日、一部白骨化した状態で見つかった。死後1年以内とみられ目立った外傷はなかったが、埋められたような形跡があることから、県警は死体遺棄事件として捜査している。
山林白骨遺体、死後数か月から1年…不明13年の足取り捜査 : 国内 : ニュース : 読売新聞オンライン
県警などによると、行方不明となった当時、野添さんは同県志布志市に住んでおり、県立高校3年生だった。06年4月、夜に家から出て行く物音を家族が聞いたのを最後に行方がわからなくなった。
家族は、犯罪に巻き込まれた可能性がある「特異家出人」として県警に届け出て受理された。その後、家族に「元気でいる」という趣旨のメールが複数回届いたという。
遺体は8月13日午後、鹿児島市吉野町にある薩摩藩主・島津家の別邸「仙巌園」近くで、園関係者が発見。DNA型鑑定や歯の治療痕から野添さんと特定された。死因は不明。遺体は何者かに埋められたとみられ、県警は殺人容疑も視野に捜査を進める。
遺族は代理人弁護士を通じ、「驚きと深い悲しみに包まれています。警察の捜査を見守っていきたい」とコメント。親族の女性は読売新聞の取材に対し、「おとなしく、勉強もできる子だった。どこかで誰かと一緒に生活していると思っていたのに。こういうことになって苦しい」と目頭を押さえながら語った。
死後1年と言うことは「死亡理由が何か(病死、事故死、自殺、殺人のどれか?)」「失踪後どんな生活だったか」はともかく「2006年の失踪自体は自発的失踪」だったんですかね。
救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2019.09.25)全拉致被害者の即時一括帰国を実現せよ!国民大集会報告5
飯塚耕一郎
日本は軍事国家*1ではありませんので、世論を使って被害者をどうやって帰国させるかに尽きると思います。
日本国内の問題なら「世論」は影響するでしょうね。
「選挙で落ちるかもしれない」となったら、世論に従わざるを得ないわけです。しかし北朝鮮に限らず「米国、中国、韓国、ロシア、EU諸国(英仏独など)、ASEAN諸国(タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシアなど)」、どこでも同じですが「自国民の世論」ならともかく「外国人である日本国民の世論」なんてもんは大して影響しないでしょう。
例えば「英国民大多数がEU離脱支持」なら「他のEU諸国民」や「日本国民」が「離脱しないでくれ」といってもあまり意味がないわけです。
問題はそんなことではなく「北朝鮮にどうやって返す気をおこさせるか」であり、利口でなくても「バカでない限り、すぐに気づく手」は「バーター取引」なのですが、それを否定するのが家族会ですからいつもながらうんざりします。
10代、20代、30代、40代の方々への啓発を、ここにいる国会議員の方々も含めてですが、色々な形でいっぱい来てくださいますが、正直に申し上げると、まだ若い方々の理解が得られていないのかなと思っています。
「40代って若いのか?」と40代の「おっさんの俺」は思いますがそれはさておき。いやー、40代つうのは、一番若い「40歳」でも「小泉訪朝(今から約17年前の2002年)の時に23歳」ですからね。
「23歳の時に小泉訪朝を目撃した人間が拉致に理解がない」なんて「はあ?」ですね。
「23歳の若者が飯塚にとっては赤ん坊と同じなのか?」ですね(大体飯塚だって40代なのに)。
まあ、10代(小泉訪朝の時に生まれてない人間がいる)、20代(小泉訪朝の時は多くが小学生)はともかく30歳以上の人間は「一番若い30歳」でも「小泉訪朝(今から約17年前の2002年)の時に13歳」ですからね。
「小泉訪朝時に中学生以上の人間=30歳以上」なんだから今更30歳以上の人間に啓発なんか必要ないでしょう。「中学生以上ならある程度の智恵もある」でしょう。
まあ啓発したって解決する問題じゃないんですけどね。拉致は「外交交渉でのみ解決する問題」です。
まあこれは拉致に限らない。例えば領土問題(北方領土、竹島)なんかも同じです。
結局「解決が難しいけど、何かやってるように偽装したい=啓発」なんじゃないか(勿論「差別撲滅」「飲酒運転撲滅」なんか典型的ですが、啓発が一定の意味のある場合もありますが。ただその場合だって「啓発だけで解決するケース」はほとんどないでしょう)。
安倍や救う会らウヨが「拉致だの領土問題だの外交交渉でしか解決しないはずの問題」でやたら啓発したがるのは「やる気(解決する気)があるから」ではなくて「やる気がないのにやる気を偽装したいからだ」と俺は思っています。
「やたら啓発という奴はやる気があるか、疑おう。やる気があるならむやみに啓発なんて言わない」つう話です。
2点目に、海外においてもこの問題はなかなかご理解いただけない部分が多くあります。
そりゃ日本人拉致なんて日本人だけが当事者ですからねえ。まあ、曽我夫妻証言に寄れば一部「ルーマニア人だのタイ人だの」日本人以外の拉致被害者もいるようですが「日本人に比べれば」数が少ないですからね。ほとんどの外国人にとっては「関係ねえし、興味ねえし」でしょう。
まあ小生のような日本人だって外国人よりは興味はあるものの、拉致被害者家族でなければ「当事者ではない」し、当事者ほどの興味や関心はありません。拉致が今は日本において風化したのも要するにそういうことです。結局大多数の日本人にとっては他人事でしかないわけです。
この問題の解決のキーパーソンは金正恩以外にいませんので、彼がこの問題を解決することに寄ってメリット、恩恵を受ける。だから解決した方がいい、中途半端な解決ではなく全面解決がいいということを彼に理解させることです。
「飯塚、お前の言うメリット、恩恵って何だよ、制裁解除か?。まずそれを言えよ」「制裁解除する用意が本当にあるのか?」ですね。
本気で制裁解除する用意があるというなら、制裁解除を主張したことで家族会を除名された「蓮池透氏」と「まず和解しろ」ですね。「元仲間(元家族会事務局長)」の彼と和解できないようでは「仲間どころか明らかに家族会が敵視している」北朝鮮がこんなお為ごかしを信用するわけがないでしょう。
まあ結局、飯塚たち家族会は「何があろうと」蓮池氏と和解できないし、だからこそ北朝鮮も彼らを信用しないわけです。飯塚らが蓮池氏と和解したら「状況は変わる」「北朝鮮も家族会を信用するかもしれない」でしょうがまあ残念ながら望み薄ですね。
そもそも「中途半端な解決ではなく全面解決」などといって段階的帰国、一部帰国を否定してる時点で論外です。
「一部でも帰国したら一部でも制裁解除して、北朝鮮のやる気(?)を引き出してさらなる帰国を目指そう、更に帰国したら更に解除して」の繰り返しで解決しようとなぜ思えないのかさっぱりわかりません。しかもその全面解決とやらには「特定失踪者というガセ」が入ってるのだから呆れて二の句が継げませんね。
変えるには、自分の身が危ない、絶体絶命であるというところを理解させるような状況を作っていかなければなりません。
おいおいですね。なんでそういう話になるのか。「帰国させたら制裁解除しますよ、お土産あげますよ」でいいでしょうよ。
何で「絶体絶命」なんて話になるのか。そもそも中国やロシアが北朝鮮を支援してるのだからそんな事態には絶対になりませんよ。
大体そんなこと言うのは北朝鮮問題だけじゃないですか。
たとえば北方領土問題で
プーチンを領土返還派にかえるには自分の身が危ない、絶体絶命であるというところを理解させるような状況を作っていかなければなりません
というのか。よほどのアンチ「プーチン」以外そんなこと言わないわけです。結局北朝鮮を「小国だ」となめてるからこういう馬鹿なことを言う。
西岡力
北朝鮮の内部からの情報によると、彼らは「日本は独自外交はできない。アメリカの言うことを聞く。小泉訪朝は失敗だった。総理にサインをさせたにも関わらず、そして被害者を5人も帰したにも関わらず経済協力を取れなかった。アメリカが反対したからだ」と。
「西岡も本当は分かってる」でしょうが、そんなことは北朝鮮は考えてないでしょう。北朝鮮が「小泉訪朝後の教訓」で考えてること、それは「日本では家族会の意向がなぜか無謬の存在扱いなので彼らが北朝鮮への経済協力に反対したら支援はされない」「家族会の意向を無視して経済支援を決断できる政治家は残念ながらおそらくいない」「そして家族会は何があろうと支援に反対らしい」つうことですね。
つまりは家族会が今の態度である限り、「日本と外交してもあまり利益はないだろう」つうことです。彼らが「小泉訪朝は失敗だった」と思ってるとしたらそれは「家族会の政治力を甘く見ていた(小泉政権が家族会を押し切って政治的決断できると思ってた)」あるいは「家族会があそこまでアンチ北朝鮮だと思ってなかった(蓮池氏らの帰国で家族会が柔軟化すると思ってた)」ということだけでしょう。今は逆に「その点はシビアに見ている」わけですが。
そして家族会が反対しても「米国(当時はブッシュ子政権)が北朝鮮のテロ指定国解除をしたこと」で「日本より米国と交渉した方がおいしいかもしれない」「少なくとも家族会の力は米国には及ばない」とも北朝鮮は「学習した」わけです。
であるならば「日本より米国と交渉しよう」となるのは当然の話です。北朝鮮にとっては支援さえしてくれるなら日本でなくても「米国でも韓国でも中国でもロシアでも」どこでもいいわけです。
そういう状況で「制裁すれば日本に頭を下げてくる」と思うのはバカにもほどがあるでしょう。
国交促進議員連盟の中では、「国交正常化交渉と拉致被害者の調査を並行してやりましょう。そのために日朝合同調査委員会を作りましょう。調査が長引くから平壌と東京に事務所を作りましょう」という話が出ている。なぜ調査が長引くんですか。独裁者は全部知っているんですよ。
そもそも「調査が長引こうが長引くまいが」、東京と平壌に事務所を作った方が便利であり、「本気で西岡ら救う会が拉致を解決したいなら」反対する理由が意味不明*2ですが、それはさておき。
「調査は長引かない、全て知ってるはずだ」といって解決するなら誰も苦労しませんよ。それで解決しないから頭を悩ませてるんでしょうよ。
「拉致問題の解決」という人たちは信用できない。そうではなく、「全被害者の即時一括帰国」というかどうかです。
そんなことを言ったら解決が遠のくだけですね。もちろん西岡ら救う会は遠のかせたいわけですが。
借金の回収だって何だってそうですが「全部すぐにやれ」ですむなら誰だってそうしますよ。無意味に長引かせたって仕方がないですから。
しかし、そうはいかないから例えば「月々分割でいくらいくら払え」とかするわけです。拉致問題だって話は同じです。
「全員今すぐ返せ」ですむなら誰だってそうしますよ。そうはいかないから「一部帰国でもいい」つう話になるわけです。
まあ正直、俺は「拉致問題が解決しなくても」一向に困りません。当事者じゃないからです。
まあ、「日朝国交正常化」が家族会と救う会によって妨害されてる現状は「日本の国益に反する(国交正常化した方が、北朝鮮の核廃棄が期待でき、また日朝貿易で国益に資する)」と思う俺にとって不快ですが、「拉致の解決」に話を限れば「解決しなくても一向にかまわない」。
なお、こういうことを言っても「日朝国交正常化妨害が真の目的である右翼団体・救う会」はもちろん「本来家族を救うことが最優先のはず*3」の家族会すら反発するのでしょうが「拉致の解決」と言う意味でも国交正常化は「プラスになる」でしょう。
国交正常化し「もはや日本は北朝鮮の敵でない」と向こうが思えば「拉致被害者を帰そうか」と言う話になるかもしれない。
シベリア抑留にしたって中国残留孤児にしたって「ソ連や中国と国交正常化するのとしないのとでは前者の方がずっと良かった」でしょうよ。
また横田夫妻に話を限れば「国交正常化すれば孫に会うことも以前よりは容易になる」でしょう(ただし家族会において親族が北朝鮮で生きてるという恵まれた人は今のところ、あの夫妻だけですが)。
まあ俺がそう言っても「北朝鮮シンパのボーガス某がだまそうとしてる*4」としかいわないであろう「救う会の操り人形=家族会」ですからねえ。もう本当に「家族会は勝手にしろよ、このまま拉致が解決しない状態の中、横田夫妻とか有本夫妻とかが高齢化で死んでも同情しないから。俺、あんたらの家族でも知人友人でもねえし」つう感想しかないですね。
まあ横田夫妻や有本夫妻が死んだら「靖国に英霊が合祀されて戦前美化に政治利用される」ように救う会が北朝鮮叩きに政治利用するんでしょうが。そのうち靖国をまねて「家族会神社(横田夫妻とかが英霊として合祀される)」とかできるんでしょうか?(皮肉のつもり)
そして家族会の合い言葉は「いつか神社で会おう」「貴様と俺とは同期の桜、同じ家族会の庭に咲く」。
松原仁(拉致議連幹事長、元拉致問題担当大臣、衆議院議員)
ストックホルム合意のようなものは、とっくに破棄されねばならないような内容です。
おいおいですね。あの合意を破棄してその後どうする気なのか。安倍ですらそんな馬鹿なことは言いません。
家族会・救う会は今年2月、「全拉致被害者の即時一括帰国が実現するのであれば、私たちには国交正常化に反対する意志はない」とする金正恩委員長宛のメッセージを公表した。
やれやれですね。
・北朝鮮が何人帰国させようとも「まだ隠してるはずだ、即時一括帰国じゃない」と因縁付ければいい
・たぶん、北朝鮮が死亡発表した人間は「死亡理由や時期はともかく」もはや死んでるに違いない。だから死亡発表した人間について「生きてるはずだ、返せ」と言い続ければ十分国交正常化は妨害できる
・その上、俺たちは拉致被害者でない特定失踪者さえ「拉致被害者のはずだ」と因縁付けてるんだ、『全拉致被害者の即時一括帰国が実現するのであれば、私たちには国交正常化に反対する意志はない』といったところで何の問題もない、国交正常化はいつまでも妨害できる
・「屏風の虎を縛れ(一休さんとんち話)」に等しい、実現出来ないことを俺たちは要求してるんだからいつまでも国交正常化は妨害できる
と救う会が考えてることは全く見え透いています。
こんなのは北朝鮮が信用しないのは勿論、ある程度まともな人間なら誰も信用しない*5でしょう。救う会がこうした無茶苦茶を言うのは分かりますがこれに家族会が協力するのはまるきり分かりませんね。