今日の中国ニュース(2019年9月26日分)

三木親書、中国が高評価 平和友好条約締結訴え:政治:中日新聞(CHUNICHI Web)

 1975年1月、当時就任したばかりだった三木武夫*1首相が、中国の周恩来首相に対し日中平和友好条約の早期締結を呼び掛けた極秘の親書を送り、これを「無限の感慨で拝読致しました」とした周氏の腹心、廖承志氏=中日友好協会初代会長=の手紙の存在が3日までに確認された。
 中国側の高い評価は、72年9月の日中国交正常化を受けて条約の早期締結に意欲を燃やした三木氏の熱意が周氏に伝わった結果とみられ、手紙は日中外交の水面下の動きを示す貴重な史料だ。

 9/3というやや古い記事ですが紹介しておきます。なお、日中国交正常化自体は三木の前任者・田中角栄*2が行い、日中平和友好条約締結は三木の後任者・福田赳夫*3が行いました。日中平和友好条約締結は1978年のことであり去年(2018年)は「40周年記念イベント」がいろいろと行われました。
 そして今年(2019年)は「新中国建国70周年」のわけです。

参考
中日平和友好条約締結40周年記念会が東京で開催--人民網日本語版--人民日報
李克強総理、中日平和友好条約締結40周年記念・歓迎レセプションで基調講演--人民網日本語版--人民日報
日中平和友好条約締結 40周年記念レセプション(安倍総理挨拶) | 外務省


【石平のChina Watch】習主席「自己否定」の怪(1/2ページ) - 産経ニュース
 まあ馬鹿馬鹿しいですね。国家主席の任期制限(2期10年)の廃止の是非はともかく、習氏が「終身主席」を目指してるなどとは産経ですら思ってないでしょう。よくも自分でも信じてないデマが飛ばせるもんです。


中国建国70年祝賀レセプションを都内で開催 「日中ともに歴史のスタートライン」 - 産経ニュース
中国大使「中日関係を一層発展させる」、都内祝賀会で :日本経済新聞

中国建国70年祝賀レセプションを都内で開催 「日中ともに歴史のスタートライン」 - 産経ニュース
 安倍晋三首相はビデオメッセージを寄せ、来春に予定されている習近平国家主席国賓での来日について、「両国の新たな未来の姿を打ち出す上で、またとない重要な機会だ」との考えを示した。

中国大使「中日関係を一層発展させる」、都内祝賀会で :日本経済新聞
 安倍晋三首相はビデオメッセージを寄せ、「日中は世界の平和と繁栄に大きな責任を持っている。両国が国際社会への貢献を進めることは新たな未来を築くことにつながる」と話した。

 こうした事実を「安倍は反中国」と強弁するウヨ連中(例:福島香織)は徹底的に無視し続ける気なのでしょうね。

*1:片山内閣逓信相、鳩山内閣運輸相、岸内閣科学技術庁長官(経済企画庁長官兼務)、池田内閣科学技術庁長官、自民党政調会長、幹事長(池田総裁時代)、佐藤内閣通産相、外相、田中内閣副総理・環境庁長官などを経て首相

*2:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)などを経て首相

*3:岸内閣農林相、自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣蔵相、外相、田中内閣行政管理庁長官、蔵相、三木内閣副総理・経済企画庁長官などを経て首相