黒坂真に突っ込む(2019年9月28日分)

■黒坂ツイートにコメント

■カクサン部長
‏〝保守とは、多くの先人たちの知恵を集め、社会を徐々に変えていく立場〟と政治学者の中島岳志さん*1共産党も同じスタンス。社会は、国民多数の意思で一歩一歩と階段を上るように変わるもの。だからいま野党共闘で、立場や考えは違っても一致点を見いだして新しいステップふもうとがんばってるッス。

 で「レーニンスターリンは必ずしもそういう漸進主義ではなかった、たとえばレーニンスターリンエスエル*2(社会革命党)と激しく対立していた」「共産党は過去にはレーニンスターリンを好意的に評価してきた」と言い出すいつもの黒坂です。
 黒坂が「今の共産党野党共闘」への直接の批判ではなく「レーニンガー、スターリンガー」であることはまさに「語るに落ちてる」でしょう。
 つまりは黒坂は
1)現在の野党共闘について興味がない
2)興味があるし批判も出来ればしたいが、中島氏のような「穏健保守の共産支持」についてうまい反論が思い浮かばない(下手な反論をすると「お前が極右だから野党共闘に反対してるだけヤン」で終わってしまう)
の「どちらか(あるいは両方)」なのでしょう。とはいえ、そこで「レーニンガー、スターリンガー」で説得力があるとはとても思えませんが。

*1:東京工業大学教授。著書『秋葉原事件:加藤智大の軌跡』(朝日文庫)、『アジア主義西郷隆盛から石原莞爾へ』(潮文庫)、『保守と大東亜戦争』(集英社新書)、『親鸞と日本主義』(新潮選書)、『「リベラル保守」宣言』(新潮文庫)、『ヒンドゥーナショナリズム』(中公新書ラクレ)、『パール判事』(白水Uブックス)、『ナショナリズムと宗教』(文春学藝ライブラリー)、『血盟団事件』(文春文庫)など

*2:スターリン粛清はともかくレーニンについて言えばエスエルも「レーニン暗殺未遂」など起こしてますので一方的にレーニン批判も出来ないでしょうが。