以下のブログの論文は北海道庁爆破事件（昭和51年）の犯人として逮捕され、死刑判決を受け現在札幌拘置所で再審請求を行っている大森勝久氏が書いたものです。
私たちは従北・反韓の文在寅政権の打倒をめざす保守的韓国民と連携して戦わねばならない | 新・大森勝久評論集
やれやれですね。大森氏はともかく荒木の建前は「拉致被害者救出」であって「文政権打倒」ではないでしょうに。
そして荒木もこんなアホ文章を紹介するくらいなら彼の冤罪再審請求について宣伝でもしたらどうなのか。まあ荒木は「再審請求には興味がなく」、むしろ「刑務所にいてくれれば情報コントロールが容易に出来ていつまでも俺の操り人形に出来る」位のことしか思ってないでしょうが。
しかし大森氏も哀れですね。
ガチでこうなったのか、荒木に媚びてるのかはともかく、死刑判決後は、「再審請求の弁護士」と荒木以外に彼と付き合ってくれる人間はほとんどなく、「弁護士は別に彼と政治的議論などしない」がゆえに荒木のトンデモウヨ言論が悪影響を及ぼしてるわけです。
その結果「更に荒木以外には彼を相手する人間がいなくなり、どんどん荒木の悪影響が及んでいく」わけです。荒木のいいなりの家族会みたいなもんです。
正直、大森氏を見てると「日弁連もアムネスティも冤罪と評価してるし、法務省も世間の批判を恐れてか、いつまで経っても処刑しない*1」ので、俺個人が「大森氏の有罪判決」を詳しく分析したわけではないですが、「冤罪なんだろう」とは思いますが、こんな頭のおかしい馬鹿右翼・大森氏の再審請求を支援する気にはとてもなりませんね。
「日本ウヨと野合するダライラマ一味」を支援する気にならないのと話は同じです。
私たちは従北・反韓の文在寅政権の打倒をめざす保守的韓国民と連携して戦わねばならない | 新・大森勝久評論集
もちろん俺は文氏が「従北（北朝鮮シンパ）」などと思っていませんし「法相の疑惑」はともかく、彼の外交政策（太陽政策）についてはむしろ支持しています。
彼を従北などというのは「東方外交のブラント首相はソ連シンパ」「訪朝した金丸元副総裁や小泉元首相は北朝鮮シンパ」と言うくらい馬鹿げています。
なお、太陽政策が「東方外交」をモデルにしていることは金大中、盧武鉉、文在寅などといった関係者も認めてることですので、「文氏が北朝鮮シンパ」という大森氏のような輩にとっては「ブラントはソ連シンパ」でしょう。
しかし元左翼がここまでトンデモ極右に転落するのか、と言う意味でも、「荒木の悪影響を受けて、こんなくだらないことをやってる暇があったら荒木以外と付き合って*2自分の見聞を広げたらどうなのか」「こんなくだらないことをやってる暇があったら再審請求準備に（以下略）」という意味でも大森氏には呆れますね。
文在寅政権は8月22日、「日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)」を破棄した。
既にネット上でも指摘がありますが
1）ジーソミアは1年期限であり、過去に期限が切れたときには彼は延長している
2）延長停止の決断に大きく影響したのは明らかに安倍の無法な経済制裁
と言うことを考えれば彼を「北朝鮮シンパだから延長停止した」などと考えるのは明らかに間違っています。
もちろんここでいう「韓国主流勢力打倒」とは日本でいえば「自民からの政権奪還」であり、「政権奪還」それ自体は当然ながら「共産主義云々」と言う話ではありません。
文氏のどこをどう見れば「共産主義者」に見えるのか。どう「悪意で見ても」まともな目の持ち主には、彼は社民主義者にしか見えないし、彼レベルで共産主義ならドイツ社民党や英国労働党も共産主義でしょう。
だから親中親ロシアで、反米反日政権だ。
米軍基地が韓国にあるのに「反米」だそうです。呆れて二の句が継げませんね。
反日というのもデタラメで、文氏は「反安倍」「反日本極右」でしかありません。安倍以外が首相なら自民党派閥ボス（石破、石原、岸田、谷垣）であれ、政権下野後の最大野党歴代党首（海江田、岡田、蓮舫、前原、枝野）であれ、誰だろうとこんなことにはならなかったでしょう。
まあ「日本極右」「安倍信者」荒木と付き合って恥じない今の大森氏にはそれが反日に見えるのでしょうが。
なお、「韓国はそれなりには親中国、親ロシア」でしょうね（勿論大森氏が言うような同盟国的な関係になどありませんが）。
冷戦時代ならまだしも中国やロシアと必要以上に対立しても国益にならないからです。つうか「ソ連崩壊後は商工業のパワーが衰退し、今や資源以外に商売のネタが少ない」ロシアはともかく、「韓国に限らず」、「世界に冠たる経済大国」中国と今時がちでケンカする国もないでしょう。
例えば以前も書きましたがフランスなんかはエアバスを大量購入してもらってるわけです。今の韓国レベルで「中国の手先」だったら世界中、中国の手先だらけです。
ばかばかしくて話になりません。10年後、20年後、それ以上先という遠い将来ならともかく、一体どこに「統一朝鮮」が近々出来る見込みがあるのか。
ましてやその統一朝鮮は「仮想敵国・北朝鮮」がなくなったことで在韓米軍が撤退することはあるかもしれませんがそれにしたって「反米反日」「共産主義」などあるわけがないでしょう。
