今日の産経ニュース(2019年10月8日分)

参院埼玉補選出馬のN国・立花党首「攻めに転じた」記者会見要旨(1/3ページ) - 産経ニュース
 「旧民進の上田前知事擁立論*1」に対して自民から「不戦勝論(出馬見送り論)」が出るような状況で、「出馬して当選できる」と思ってたらその方が異常です。
 とはいえ「落選してでも訴えたいことがある」様にも見えない。大体「埼玉と深いつながりがあるわけでもない」のに何で党首の立花が現有議席を犠牲にして出るのか。
 結局「当選後思ったほどいい目が見られない」ことに気づいて「国政から遁走した」としかみえないですね。つまりは「希望の党失敗後の小池」と似たようなもんです。ただ「参院議員を辞めます」というよりは「巨大な敵に挑んで敗れる俺」を演出した方が立花的に都合がいいと言うことでしょう。


【沖縄取材の現場から】疑惑から逃げられぬ玉城沖縄知事(1/4ページ) - 産経ニュース
1)「安倍のモリカケ」「甘利*2のUR」などで自民が批判されたこと
2)沖縄基地問題で自民側に展望がないこと
によほど鬱憤があるのか、「玉城にも疑惑がある!」と大喜びの産経です。
 しかしこの疑惑(?)、現時点でここまで騒いでるのは産経だけ。「将来はともかく」少なくとも現時点では「安倍のモリカケ」「甘利のUR」ほど、決定的な証拠があるわけでもなくむしろ「この程度で玉城は怪しい、つうなら安倍や甘利の方がずっと怪しいヤン。にもかかわらず『疑惑などない』と安倍や甘利を産経はかばってたよな」「産経って本当にデタラメやな」つう話にしかなっていません。
 「国政野党のブーメラン」と強弁する産経ですがブーメランはむしろ産経でしょう。この程度で玉城批判するなら安倍や甘利など擁護できる話ではありません。

*1:上田当選など勘弁してほしいですが、出るとしたら「まともな政党」ではおそらく共産ぐらいしかなく、かつ埼玉において「旧民進擁立の上田(自公も事実上の上田相乗り?)VS共産」で「上田に勝て」と言うのも酷ですからねえ(もちろん共産が今回は見送ることもあり得るでしょう)。本当にげんなりします。

*2:第一次安倍、福田内閣経産相、第二次、第三次安倍内閣経済財政担当相、自民党政調会長、選対委員長(第二次安倍総裁時代)を経て現在、自民党税制調査会長を務める安倍の側近