常岡浩介に突っ込む(2019年10月19日分)

常岡浩介がリツイート
・KaSuehiro
‏ 間違いない。トゥルシ・ギャッバードは(ボーガス注:ロシアプーチン政権が支援する)アサド支持を隠しもしない。強烈なアサディストで陰謀論者。
ヒラリー氏、民主女性候補を告発=「ロシアが育てている」-米大統領選:時事ドットコム
 民主党ヒラリー・クリントン国務長官(71)は、2020年大統領選に名乗りを上げている同党のトゥルシ・ギャバード*1下院議員(38)を念頭に、ロシアが自分たちの利益となるよう「彼女を育てている」と告発した。米メディアが18日伝えた。民主党候補とロシアとの結び付きを強く非難する発言に、波紋が広がっている。

 まあ「何だかなあ」ですね。そもそも単に「ロシアびいき、シリアびいき(本当にそうなのか知りませんが)」レベルで「ロシアが育ててる」つうのは、「昔の社会党最左派」がソ連びいきだからといって「ソ連の手先」呼ばわりする暴論でしょう。
 「ひいき」は「手先」とは違う。もちろん、本当に「ひいき」であり、かつ「ひいきであること」が政治的に問題なら批判すべきですが、そのときに「手先云々」と言う陰謀論は一般的に言って辞めた方がいい。
 ましてや、このギャッバード某(ハワイ選出、初のヒンズー教信仰議員)って明らかに有力候補ではない。
 最有力候補がバイデン元副大統領で、現時点では対抗がサンダース*2上院議員バーモント州選出)やウォーレン上院議員マサチューセッツ州選出)でしょうか。彼女がオバマ化(つまり大化け)する可能性は現時点ではほとんどなく、こんなことを言うのはかえって彼女に注目を集めて逆効果じゃないか。大体「下院議員当選が2013年」で現在38歳で名乗りなんてどう見ても売名のわけです。「善戦できればいい」であって当選なんか最初から考えてないでしょう。当然、「共和でも民主でもない第三候補(過去のラルフ・ネーダーのようなケース)として出馬」なんてほとんどありえない。
 むしろこんな批判をするより「どうトランプを倒すか」「誰を候補者として擁立すべきか」をまともに考えた方が有益でしょう。

*1:ハワイ州議会下院議員、ホノルル市議を経て下院議員(ハワイ選出)

*2:バーリントン市長、下院議員(バーモント州選出)を経て上院議員