高世仁に突っ込む(2019年10/23分)

香港「銅鑼湾書店事件」の真相 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 別に高世に北朝鮮関連記事を書いてほしいわけではないのですが、ぐぐれば分かりますが

「新型SLBM北極星3号の発射」
水産庁の船が北朝鮮漁船と衝突」
サッカーワールドカップ2022年予選大会で南北朝鮮戦(平壌開催)が、北朝鮮が『こんな安い放映権料じゃ中継できない』とごねたために中継放送されず。自由韓国党など韓国右派が北朝鮮に『ふざけてる』などと悪口雑言」

など、最近も北朝鮮関係でいろいろ報道があるんですが、「一時期に比べれば」本当に高世も北朝鮮ネタを書かなくなりましたね。
 最近高世が書きまくってるのって

高世仁に突っ込む(2019年8/15分) - bogus-simotukareのブログで取り上げた中国が「暴徒を厳しく罰する」と声明 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
高世仁に突っ込む(2019年9/10分) - bogus-simotukareのブログで取り上げた香港はなぜ闘うのか1 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
高世仁に突っ込む(2019年9/13分) - bogus-simotukareのブログで取り上げた周庭さん香港の闘いを語る2(暴力の責任は) - 高世仁の「諸悪莫作」日記
高世仁に突っ込む(2019年9/14分) - bogus-simotukareのブログで取り上げた周庭さん香港の闘いを語る3~香港の良さを守りたい - 高世仁の「諸悪莫作」日記
高世仁に突っ込む(2019年9/17分) - bogus-simotukareのブログで取り上げた「暴力」を肯定する香港の若者たち - 高世仁の「諸悪莫作」日記
高世仁に突っ込む(2019年10/2分) - bogus-simotukareのブログで取り上げた香港で高校生が警官に撃たれ重体 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
高世仁に突っ込む(2019年10/10分) - bogus-simotukareのブログで取り上げた香港の若者は「暴徒」なのか - 高世仁の「諸悪莫作」日記
高世仁に突っ込む(2019年10/12分) - bogus-simotukareのブログで取り上げた香港の若者は「暴徒」なのか2 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
高世仁に突っ込む(2019年10/16分) - bogus-simotukareのブログで取り上げた香港の若者は「暴徒」なのか3 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
高世仁に突っ込む(2019年10/17分)(追記あり) - bogus-simotukareのブログで取り上げた香港の若者は「暴徒」なのか4 - 高世仁の「諸悪莫作」日記

とほとんど香港デモ「だけ」ですからね。つまり高世にとって今「飯の種」は北朝鮮ではなく香港デモのわけです。その方が金になるのでしょう。と言うことで今回も香港デモ関係です。

 ラグビーで熱狂したあとは天皇即位の礼。テレビからはわが国の政治・社会問題はすっかり消えてしまった。

 別記事で俺も同様のぼやきをしましたが、本当にげんなりしますね。「自衛隊の派遣問題」「菅原経産相の選挙買収疑惑」とかいろいろあるのに。
 天皇即位だって「訪日した韓国首相とどう関係改善するか(まあホワイト国除外などする安倍が100パー悪いのですが)」「共産党などの政教分離観点からの式典批判をどう理解するか」など政治的取り上げ方は可能なのにただただ「おめでたい」。マスゴミには悪い意味で「おめでたい連中だ」と呆れざるを得ません。

 外務省での経歴を生かして自分なりの皇室外交*1に挑戦しようと意欲をもっていた雅子さんだったが、宮内庁幹部の「いじめ」(「それまでの雅子のキャリアや、そのことに基づいた雅子の人格を否定するような動き」=当時の皇太子浩宮の発言)によって神経を病むという痛ましい事態になってしまった。

 「それ、根拠あるのか」つう話ですね。かついじめがあったとしてもそれは本当に「宮内庁幹部限定」なのか。要するに「姑(美智子氏)や小姑の嫁いびりがなかったか」つう話ですね。何せ徳仁氏は「具体的な内容については控えたい」「具体的に語ることがいいこととは思わない」として詳細については語りませんでしたから。
 美智子妃については「明仁氏の母(姑)や姉妹(小姑)」から当初酷い嫁いびりがあり、その心労で流産した(1963年)つうのが通説(公然の秘密)になっています(ウィキペディア上皇后美智子」参照)。
 それにしても特定失踪者というデマを平然と垂れ流す高世もさすがにその「宮内庁幹部」の名前も役職(長官、次長、侍従長など)も書けないんですねえ。まあ書いたら確実に「何が根拠か」という宮内庁の抗議が予想されますし、そうなればテレビ局も「悪いんだけどさあ、ウチも宮内庁とトラブるような人を使いたくないのよね」ということで高世を干しかねませんからね(苦笑)
 なお、新天皇のいわゆる「雅子氏・人格否定発言」は新刊紹介:「歴史評論」11月号(追記あり) - bogus-simotukareのブログでコメントした「徳仁氏の天皇観」を考える上でも参考になるかと思います。
 富永望氏も、原武史氏も、「徳仁氏の天皇観」を論じるにおいて「人格否定発言」に触れておらず小生もその発言についてすっかり忘れていたので新刊紹介:「歴史評論」11月号(追記あり) - bogus-simotukareのブログでは触れませんでしたが。
 つまりは徳仁氏においては「皇室外交」と「それにおける雅子氏(父親が元外務事務次官で、雅子氏本人も元外務官僚)の役割」が重視されてるわけです。ただし雅子氏がうつ病であることを考えると「訪日した外国要人の応対」はともかく「外国訪問」はかなり難しいのではないか(うつ病により、海外訪問や国内の被災地訪問、特に『泊まりの訪問』は前皇后に比べ難しいだろうと言うことは富永氏や原氏も指摘しています)。

 今度の天皇・皇后も(タイの王室と違って)上皇夫妻を受け継ぎ良識をもっているようで安心

 さすがに「軍事独裁のタイ」なんぞと一緒にしたら失礼でしょうよ。しかしここで「死ぬまで国家元首意識が抜けず(例:沖縄メッセージや増原防衛庁長官内奏事件)、戦争に対する反省も多分ほとんどなかった(例:「言葉の綾」発言)昭和天皇と違い、三笠宮崇仁氏のような良識をもっているようで安心」とはやはり高世には書けないんですねえ。

 問題は皇室行政が時代に追いついていない

 「一寸言ってる意味が分かりません(サンドイッチマンの富沢風に)」ですね。高世は何が言いたいのか。基本的に天皇家の言動は「皇室行政担当者(宮内庁)」と天皇家との意見調整でやってることでしょうに。「皇室の現状」が時代に追いついてないのなら「追いついていない」のは「皇室行政」ではなく「皇室それ自体」ではないのか。
 それとも高世は天皇家がやりたい「時代にマッチしたこと」が皇室行政担当者によって不当に妨害されてるとでも言うのか。
 ならばその「妨害されてること」とは何で、そう高世が評価する根拠は何なのか。

 天皇制の存廃は今の日本の喫緊の課題*2ではなく、私は当面認める立場だが、いずれはなくなる制度であることは間違いない。日本国民の意識の発達水準によるが、たぶんあと100年くらいは存続するだろう

 いやー高世が「いずれ天皇制はなくなるよ」と言う立場だとは意外ですね。英国王室など海外についてもそういう認識なのか気になるところです。

 私は先月、台湾で林氏をインタビューし、概要を中国で逮捕状なしの拘束・尋問 香港を脱出した男が語る恐怖の真相 - FNN.jpプライムオンラインという記事に書いた。
 彼が語る体験は私の想像以上に恐ろしいものだった。次回から連載でくわしく紹介したい。

 ということで次回以降、店長だった林栄基氏(63)が高世に語る香港「銅鑼湾書店事件」の真相、だそうです。  
 中国で逮捕状なしの拘束・尋問 香港を脱出した男が語る恐怖の真相 - FNN.jpプライムオンラインがより詳細に書かれる、つう事でしょう。
 ただしこの事件をどう評価する(例:中国を批判する)にせよ「平和的デモならまだしも」暴力デモは正当化できるもんではないでしょう。むしろ暴力デモは「暴力があるから強権を発動せざるを得ない(中国)」ということでかえって「香港に対する中国の政治介入」を助長することにもなりかねません。
 あるいは「観光客が来なくなる」など経済に与える悪影響も大きいわけです。

【参考:人格否定発言など雅子氏について】

雅子妃のご体調が劇的回復、改めて振り返る「人格否定発言」|NEWSポストセブン友納尚子*3
・雅子妃が適応障害と診断されたのは2004年のこと。だが、ご体調の変化から病気かもしれないとご自分で訴えられたのは、それよりも遡る、2001年に愛子内親王殿下が生まれた後だった。
 愛子さまご誕生の前から、お世継ぎについての重圧で雅子妃は疲弊していた。
 宮内庁の幹部の中には「雅子妃は外国に行きたがってばかりで、お世継ぎ問題を真剣に考えていない」と歪んだ見方をする人が多かったのだ。
・結婚から8年が経ち、ようやく世継ぎ誕生となったのだが、(ボーガス注:現行制度では女性は天皇になれないので)早々に第2子の男子が期待された。
宮内庁のある職員は「雅子妃は体調が悪いと訴えて、やりがいがないと思われている国内公務に消極的なのだろう」と漏らすほどだった。
・こうした事情から、皇太子はやむなく2004年5月に「人格否定発言」をご発言、多くの波紋を呼んだ。宮内庁東宮家の間は隔たりが大きくなったようにも見えたが、この発言によって、ようやく雅子妃に精神科の専門医がついたのだ。同年7月に、ご病気は適応障害と正式に発表されたが、雅子妃がご病気になってから、3年以上もの歳月が経過していた。
 「早期治療ができなかったことは、雅子妃のご回復までを長引かせている要因の一つかもしれません」と東宮関係者が語るように、今でも悔やまれる対応だった。

「雅子妃」銀婚式に“人格否定”の残響 孤立を深めた皇太子の「美智子皇后」批判 | デイリー新潮
 ことは14年前に遡る。2004年5月10日、欧州各国ご訪問を前に皇太子さまは、東宮御所で恒例の会見に臨まれていた。
 ここで、予期せぬ事態が生じた。当時を知る全国紙デスクが振り返る。
「前年からご静養されていた雅子さまが同行されないことについて質問があり、皇太子さまは『心底残念に思っています』と、お気持ちを代弁されながら『外交官としての仕事を断念して皇室に入り、国際親善を皇族として、大変な、重要な役目と思いながらも、外国訪問をなかなか許されなかったことに大変苦悩しておりました』と明かされた。また、ご自身のお気持ちも『後ろ髪を引かれる思いです』と吐露なさったのです」
 皇太子さまの口から衝撃的なフレーズが発せられたのは、その直後であった。
〈雅子にはこの10年、自分を一生懸命、皇室の環境に適応させようと思いつつ努力してきましたが、私が見るところ、そのことで疲れ切ってしまっているように見えます。それまでの雅子のキャリアや、そのことに基づいた雅子の人格を否定するような動きがあったことも事実です〉
「会見の最後には『どんなことを念頭に置かれたお話なのか』と、補足質問が飛びました。皇太子さまは『細かいことは控えたい』とされながら『そのことで雅子も私も、とても悩んだ』と漏らされたのです」(同)
 皇太子さまはその2日後に渡航され、5月24日に帰国。が、ご不在中に騒ぎが鎮まるはずもなかった。
「5月17日には、宮内庁の羽毛田*4(はけた)次長(役職は当時、後に長官)の会見で『社会的影響の大きい発言。あらためて具体的内容が説明されなければ、国民が心配する』との陛下のお気持ちが示されました。結果として皇太子さまは、ご帰国後の6月8日、長官の会見を通じて文書でご発言の真意を説明せざるを得なくなったのです」(同)
 その文面には、こう綴られていた。
〈具体的内容について、対象を特定して公表することが有益とは思いません(略)皆さんにお伝えしたかったのは、私たちがこれまで直面してきた状況と今後に向けた話です〉
 名指しこそ避けられたものの、ご夫妻を取り巻く環境に苛(さいな)まれてこられた点を繰り返し強調されたのである。

“これからは秋篠宮妃をよろしく――” 「美智子皇后」の「雅子妃」諦念 | デイリー新潮
 さる宮内庁関係者が明かすには、
「実は年末、皇后さまは雅子妃殿下にある『ご指導』をなさったのです」
 とのことで、
「それは『公務においては涙を見せないように』との仰せでした」(同)
 遡ること約2カ月の昨年12月5日。雅子妃は皇太子さまとともに「障害者週間」に関する行事の表彰式にご出席されていた。宮内庁担当記者が言う。
「最優秀賞に選ばれた小学2年生の女子児童が、障害を持つ弟さんとの生活を記した作文を朗読していた時です。雅子さまが、耳を傾けながら思わず涙ぐまれる場面がありました」
 社会的弱者にしっかりと寄り添うご姿勢は、皇室がとりわけ大切になさってきたのだが、
「皇后さまのご指導は『私たちは公務においては、いずれの場でも同じように振舞わなくてはなりません。感情の表し過ぎには気をつけましょう』とのご趣旨だったと伺っております」(前出・宮内庁関係者)
 さらにこの「金言」は、ご感情の発露のみに向けられたものではなかったというのだ。
「すべてのご公務に等しくあたられる姿勢は、平等に仁愛を施す帝王学の基本である『一視同仁』の考えに通じます。妃殿下はいまだ療養中だとはいえ、やはり皇太子妃と皇后とではお立場の重さが全く異なる。これまでは“医師団の判断”を理由に、あちらはご出席でこちらはご欠席といったお振舞いが繰り返され、ともすればご公務の“選り好み”との批判を招くこともありました。ですが今後は、そうは参りません。皇后さまは『涙』についてのご指導をもとに、次代への心構えをいっそう促そうとなさったのです」(同)
 ご快復が道半ばとあっては、30年近くにわたって実践してこられた「平成流」の継承もままならない。そうした中で御代替わりを見据え、次のように思い描かれているというのだ。
「皇后さまは、雅子妃殿下のご体調については重々ご承知でおられます。一進一退を繰り返しながらご快復を待つしかないとのお考えですが、その場合でもせめて、皇后としてどうしても天皇と並ばねばならないお務めだけは果たしてもらいたい、そう強く願われています」(同)
 例えば宮中祭祀であり、「祝賀の儀」「歌会始」などの新年行事、春秋の園遊会終戦記念日戦没者追悼式。そして宮中晩餐会
 一方で、(ボーガス注:負担軽減のために?)
「これまでご自身が長年続けてこられた福祉や文化事業、教育関連などの行事へのご出席について、皇后さまは今後、紀子妃殿下に引き継いでほしいと、明確にご意思を示されているのです」(同)
 現在、皇后さまは年間およそ340件のご公務にあたられている。対して雅子妃は60件ほど。さる侍従職関係者が言う。
「御代替わりののち、お出ましの回数が飛躍的に増えるかどうかはわかりません。ですが皇后さまは、ご自身の続けてこられたお仕事をすべて雅子妃殿下に引き継がせるのは困難だと理解なさっています。そこで、いわば『両妃で1人の皇后』といった工夫を用いることで、お仕事を継承なさっていこうとお考えなのです」

*1:まあ何を目指していたのかにも寄りますが「皇室外交」に違憲の疑いが指摘されてることは言うまでもないでしょう。皇室に外交権限はありませんので。

*2:確かに「天皇制の存廃」よりは「天皇制の政治利用をどう阻止するか」「天皇制の神道的運用(例:大嘗祭)という政教分離原則違反行為ををどう阻止するか」のほうが喫緊の課題でしょう。

*3:著書『雅子妃 悲運と中傷の中で』(2008年、文春文庫)、『皇后雅子さま物語』(2019年、文春文庫)

*4:厚生省事務次官宮内庁次長を経て宮内庁長官