今日の中国ニュース(2019年11月4日分)

日中、表面的に関係改善 習主席国賓来日に批判も - 産経ニュース
 産経が安倍政権の中国対応に不快感を抱いてることはよく分かります。

・9月には北海道大の男性教授が北京で拘束された。
・日本の中国研究者らでつくる「新しい日中関係を考える研究者の会」(代表幹事・天児慧*1早大名誉教授)は「言葉にし難い衝撃を受けた」として「深い懸念」を表明した。

 「研究者の会」は今のところ「中国政府への情報公開要求&教授早期釈放」にとどまっており、産経のような反中国極右のような無茶苦茶な暴論(習主席訪日撤回など)には走っていません。
 なお、この声明には北大関係者としては

【あいうえお順】
・池直美:北海道大学講師
・岩下明裕*2北海道大学教授
・遠藤乾*3北海道大学教授
鈴木賢*4明治大学法学部教授、北海道大学名誉教授

が名を連ねています。

 自民党の政務三役経験者は取材に「習氏の国賓としての来日に明確に反対する」と述べており、安倍首相の足元からも疑問の声が出ている。

 まあ随分と腰の引けた「政務三役」がいたもんです。名前を出すどころか、役職すらこんなに曖昧では「何の政務三役(大臣、副大臣大臣政務官)?」ですね。まあ普通に考えれば「外務政務三役」でしょうが、そう書いてないので断言は出来ません。
 まあ仮に「外務政務三役経験者」としても

【外相経験者】
・第一次安倍内閣外相の麻生太郎(後に首相、現財務相
・第二次安倍内閣外相の岸田文雄(現自民党政調会長
・第四次安倍内閣外相の河野太郎(現防衛相)

といった幹部クラスと

【外務副大臣経験者】
・第三次安倍内閣外務副大臣佐藤正久
外務大臣政務官経験者】
森内閣外務大臣政務官桜田義孝(第四次安倍内閣で五輪担当相、しかしなぜ関係ない話で、他人を不快にさせて迷惑をかけて、自分の首を絞めるのか(苦笑) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が指摘する失言問題で引責辞任
小泉内閣外務大臣政務官新藤義孝(第二次安倍内閣総務相

といった「幹部とまでは言えない連中」ではその意味も大きく違いますが。「政務三役」と産経がぼかして書いてる辺り「たいした人間じゃねえんだろうな」ですね。当然、安倍もこんなのは無視でしょう。


■志位氏&黒坂のツイート

志位和夫
 党綱領改定案の報告では、中国に対する踏み込んだ批判を行いました。核兵器禁止条約への妨害者となっていること、東シナ海南シナ海での覇権主義的行動*5、香港やウイグルでの人権抑圧などを指摘、「社会主義をめざす国」とみなす根拠はもはやなくなったと表明しました。

 黒坂真や「例の松崎いたる元共産板橋区議」が「もっと早くそのように認識すべきだった」と悪口リツイートしていたので気づきました。
 しかし黒坂ならともかく「元党員の松崎」は「で、あんたはいつそう認識すべきだったと思うの?。あんたが党を除名された後?。それとも前?。天安門事件の時?。劉暁波が死んだとき?。理由付きで教えてほしいわ」「党除名前だったら、あんただって間違った認識してたってことやん。自分を棚上げにして良く悪口出来るな。そんなに区議の地位を失ったことが悔しいの?」つう話です。人間として松崎のようには落ちぶれたくはないもんです。
 ちなみに小生の認識では以前から北朝鮮は「社会主義を目指す国とは言えない」評価されており、今回、中国も格下げされたわけです(ただし「社会主義を目指す国」認定を一応されていたとはいえ、以前から中国への批判自体はしています)。そうすると今後は「ベトナムラオスキューバ」が一応「社会主義を目指す国」なんでしょうか。まあ、この辺り今後、赤旗や前衛で詳しく説明があるかと思いますが。

黒坂真志位和夫リツイート
 それなら科学的社会主義の理論交流は止めますか。

 まあ、黒坂の悪口雑言はどうでもいいとして、今後の党交流がどうなるのかは気になるところです。仮に日本共産党が「続けたい*6」としても中国共産党の方が受け入れるかどうか。


中国、台湾企業に優遇措置…5G投資など 総統選にらみ - 産経ニュース
 これで「改めて」わかることは「中国の台湾侵攻など、台湾が独立宣言しない限りあり得ない(以前から中国もそう言ってますし)」ということですね。
 台湾侵攻で片を付ける気なら「あめ玉を提供する」必要もないわけです。


仏大統領訪中 「EU外交」担う インド太平洋で対立も(1/2ページ) - 産経ニュース

 今回の訪中では、EU企業に中国市場のアクセス改善を要求し、農産物や航空分野で仏企業の中国進出を促す構え。訪中には約40の仏企業関係者が同行した。

というのだから産経が「中仏はインド太平洋の安全保障で対立が表面化しており、緊張含みの訪中」と書いたところで「そこまで緊張なんかねえだろ」ですよねえ。まあ、過去にはフランスは中国にエアバスを大量購入してもらってるし、「人権問題(例:香港デモ、ウイグルチベットなど少数民族問題)で多少苦言を呈することがある」にせよ欧米各国とて産経が煽るほど反中国ではないでしょう。


【主張】米「不在」のEAS 中国主導の議論を許すな - 産経ニュース
 「米国も大統領、副大統領、国務長官クラスが東アジアサミットに出席すべきだ」はわかります。「中国云々」はまるきり理解できません。
 どこまで中国を異常に敵視すれば気が済むのか。


【正論12月号】経済効果乏しい中国の沖縄クルーズ船客 産経新聞那覇支局長 杉本康士(1/2ページ) - 産経ニュース

 米軍基地問題では対立が目立つ政府と沖縄県だが、ことクルーズ船に関しては歩調が合っており

 別に対立する理由ないですからね。むしろ(今の安倍政権に限らず)自民党的には「クルーズ観光に協力してやるから米軍基地受け入れてくれ」であり、一方、沖縄は「それ(沖縄の観光振興)とこれ(米軍基地受け入れ)とは別だ」のわけです。

 ところが、県内では芳しくない評判も聞こえてくる。マナーが悪い、地元にカネを落とさない、観光客が一時に大挙するので渋滞の原因になる

 なお、この種の批判は「沖縄観光限定」でもなければ「中国人観光客限定」でもありません。
 いずれにせよ「観光で儲ける気がない」というならともかくそうでないなら話は「観光客など来なくていい」ではなく「どのように観光客を受け入れるべきか」という「ハウツー」の問題でしかありません。

 乗客待ちをしているタクシー運転手に話しかけてみた。
 台湾人や香港人は個人旅行者が多く、タクシーを使う。水族館や大型ショッピングモールなど長距離利用者も多いという。これに対し、中国人は団体客が多く、貸し切り観光バスで運ばれていくそうだ。

 団体観光が多ければ貸し切りバスが多い。団体観光を手配する旅行会社にとって、貸し切りバスチャーターの方が安いのだから、当たり前すぎる話です。そして「観光慣れしてない国の人間(筒井康隆が小説のネタにした、昔の日本の農協観光なんか典型ですが)」は団体観光が多いわけです。
 何せ団体観光には「自由がない、柔軟性がない」というデメリットがある一方で、「飛行機、ホテルの手配など、厄介なことは全て旅行会社がやってくれる」「(農協観光の場合が典型ですが)知り合いがいるので安心できる」「メジャーな観光地しか行かないが、メジャーなので大外れはまずない(個人観光だと大外しの危険性もある)」つうメリットがある。
 観光慣れしてない人間にとって「自由がない」と言うデメリットを考慮しても、このメリットは大きいでしょう。

 タクシー運転手に話を聞き終わると、やることがなくなってしまった。周辺で目につくのはラブホテルと龍の巨大モニュメントぐらい。時間をつぶすことは難しい。

 「取材能力がないバカ」「にもかかからずその乏しい取材結果でお粗末な記事を書いて恥じないバカ」だと堂々と自白しているようなもんです。これで「地元にカネが落ちない」という「一部の悪口」の真偽について何か分かったのか。何も分かりませんね。
 タクシー運転手にとっては団体観光客はタクシーを利用する可能性があまりないので金にならない。そして団体観光客は中国人が多い。ただこれだけです。
 これは「タクシー運転手にとっては金にならない」のかもしれませんが、「地元にカネが落ちない」と言う話ではない。

 次々と観光バスが港からはき出されていく。「30号団」と張り紙されたバスを追いかけることにし、自家用車のエンジンをかけた。時間は午後一時。「中国クルーズ船客と行く沖縄ツアー」の出発だ。
※続きは月刊「正論12月号」でお読みください。

 まあわざわざ続きを読む気にもなりませんね。そもそも「地元にカネが落ちない」なら沖縄県がクルーズ船誘致に努めるわけもないですし。

「正論」12月号 主な内容
【特集 今こそ「天皇」を語ろう】
・「大嘗祭」の意味を理解する 〈連載特別版〉作家 竹田恒泰

 呆れて二の句が継げませんね。せめて歴史学者(どうせ國學院だの皇學館だののウヨ学者になるでしょうが)でも持ってきたらどうなのか。

【特集 終わったな、文在寅さん】
・「タマネギ男」辞任で日本に好機到来 特定失踪者問題調査会代表 荒木和博

 呆れて二の句が継げませんね。何の好機なのか。文政権が退陣すれば拉致の解決に役立つと強弁する気か。

・短期集中連載緊急シミュレーション小説「202X年日本黙示録 OKI(隠岐)を奪還せよ」第2回 人質となった島民 作家 杉山隆男

 呆れて二の句が継げませんね。こんなアホな連載が先月から始まっていたんですね。どこの国が隠岐の島(島根)なんかに侵攻するのか。
 竹島(島根)問題*7の韓国、北朝鮮か、尖閣諸島(沖縄)の中国か、北方領土問題(北海道)のロシアか。
 いずれにしても正気じゃありませんね。小生が名前を上げた国はどこもそんなことは考えてないでしょうね。国際社会に「野蛮だ」と非難されるだけでやるメリットがない。隠岐の島なんぞに侵攻して何かメリットがあるのか。
 杉山某については(本や記事を読んだことは一回もないですが)

『兵士に聞け』、『兵士を追え』、『兵士を見よ』(2007年、小学館文庫)
自衛隊が危ない』(2009年、小学館101新書)
『兵士に告ぐ』、『「兵士」になれなかった三島由紀夫』(2010年、小学館文庫)
『兵士は起つ:自衛隊史上最大の作戦』(2015年、新潮文庫
『兵士に聞け 最終章』(2019年、新潮文庫)

など「自衛隊万歳の記事、著書が多いウヨライターらしい」とは知っていましたが、ここまでバカだとは知りませんでした。「隠岐の島が危ない、外国の侵略の危機ガー」なんていったらその外国がどこでアレ、正気を疑われますよ。

関電問題 同和に触れないメディアの欺瞞 ジャーナリスト 三品純

 呆れて二の句が継げませんね。別に同和タブーなどという話ではない。同和問題など関係ない(少なくともそんな問題は現状で浮上してない)から触れないだけです。だからこそ産経も「三品」などという怪しい「自称ジャーナリスト」しか持ってこれない。
 「高知のモードアバンセ事件(例えば同和ヤミ融資に刑事罰/高知元副知事らの上告棄却/最高裁参照)」などが摘発され、批判報道された今、何が同和タブーなのか。そもそも同和問題が存在するなら赤旗が報道してるでしょうよ。

鼎談「米国は中国を追いつめる」 静岡大学教授 楊海英×麗澤大学特別教授・産経新聞ワシントン客員特派員 古森義久×産経新聞論説委員・政治部編集委員 阿比留瑠比

 楊もついにここまで落ちぶれたか、と呆れて二の句が継げませんね。
 いかに「内モンゴル出身者として、中国政府の内モンゴル統治に不満がある」にしても月刊正論で「札付きのごろつきウヨ」である「阿比留や古森と鼎談」とは「悪い意味で」許される限度を超えていますね。いい加減、周囲(静岡大の同僚、楊の共著者*8など)が「静岡大学教授」楊に苦言を呈するべきだし、

・『墓標なき草原:内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録(上)(下)』(2009年、岩波書店→後に2018年、岩波現代文庫)
・『中国とモンゴルのはざまで:ウラーンフーの実らなかった民族自決の夢』(2013年、岩波現代全書)
・『「知識青年」の1968年:中国の辺境と文化大革命』(2018年、岩波書店
・『最後の馬賊 「帝国」の将軍・李守信』(2018年、講談社
・『モンゴル人の中国革命』(2018年、ちくま新書)

なんて楊の本を出す出版社(『狂暴国家中国の正体』(2014年、扶桑社新書)の扶桑社、『独裁の中国現代史:毛沢東から習近平まで』(2019年、文春新書)の文春などのウヨ出版社を除く)も「俺たちによこす原稿はまともだから」で楊と付き合っていていいのか。いい加減付き合いを切るべきではないのか。
 岩波や講談社筑摩書房はウヨ出版社ではないと思うのですがねえ(特に岩波は)。それにしても「岩波書店講談社筑摩書房」といった「まともな出版社から本が出せる」のにわざわざ自分から「阿比留や古森」といったウヨと野合する楊は「見下げ果てたバカ」としか言いようがないですね
 なお、俺がそう言うとid:Mukke大先生は「楊先生は司馬遼太郎賞を受賞した偉大な内モンゴル学者だ*9」「日本左翼が内モンゴルに冷たいのが悪い*10」とかいって擁護するんですかね?。勿論そういう問題ではなく楊が「阿比留や古森とウヨ鼎談」すれば非難されて当然だと俺は思いますが。
 それはともかく、そもそもウヨ連中が楊にすり寄ってきたのは「ヤツが司馬遼太郎賞を取って知名度が上がった後」です。
 「司馬遼太郎賞を取ってるって事はこいつは有能だ!」「文革について研究してるってことは反中国に違いない!」「これはチベットペマ・ギャルポや台湾の李登輝のように反中国に政治利用できるでえ!」つう薄汚い理由です(実際、今、楊は日本ウヨの要望に応えて反中国活動にいそしんで『中国が尖閣を侵略するかもしれない』などとデマまで飛ばしてるわけですが)。
 そして「楊が無名の時代」に、司馬遼太郎賞を取った本『墓標なき草原:内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録(上)(下)』(2009年、岩波書店→後に2018年、岩波現代文庫)を出してやったのは岩波です。つまり楊にとって、岩波は「足を向けては寝られない恩義がある」はずなのに、「岩波をデマ中傷する阿比留や古森」と鼎談というのだからその恥知らずぶり、恩知らずぶりもなかなかのもんです。そんなふざけた振る舞いをしながら未だに岩波から本を出せる神経もなかなかです。常人にはまねの出来ない行為です。楊のような行為をしたら、確実に人間性を疑われ、まともな人間から見捨てられますからね。
 岩波も本当にこの男との付き合いはやめたらどうなのか。

ベルリンの壁」崩壊から30年 日本で総括されない共産主義の恐怖 評論家 江崎道朗*11、2019年8月×城西大学准教授 小野義典×産経新聞論説顧問 斎藤勉

 まあ大抵の人間にとって「総括する必要性」が乏しいですからね。旧ソ連・東欧ならまだしも「自民党政権が長く続いた」「天皇制愛好家が多い」日本において共産主義など脅威ではない。日本共産党野党共闘に参加するわけで「一党独裁など目指してない」。
 むしろ日本での脅威は「日本会議(江崎もメンバーの一人)」「神社本庁」「産経新聞」「現首相・安倍」などに代表される戦前美化右翼ですね。
 なお、鼎談メンバーの内、小野某氏はハンガリー研究者のようですが、「ぐぐれば分かりますが」今のハンガリーにおける脅威はむしろ「極右政治(移民排斥など)」ですね。「共産党一党独裁への反発」が「英仏独でも見られる反移民」と合体して、皮肉にも極右政治を生み出してしまったわけです。
 英仏独などから「ハンガリーは移民差別してる極右国家だ」と非難されるような状況に今のハンガリーはあります。
 ハンガリーには共産主義の脅威などどこにもないのによくこんな鼎談に参加できるもんだと呆れます。

表現の自由を弄んだ「表現の不自由展・その後」 ブロガー 藤原かずえ

 「内容以前に」肩書きに吹き出しました。大学教授でも弁護士でもなく「ブロガー」。
 「法律問題のド素人のウヨブロガー持ってきて何の意味があるんや」ですね。例えばこういう問題で岩波世界が「『表現の不自由展』支持者だからと言って」一ブロガーに過ぎない小生のような人間に記事を書かせるかと言ったら書かせないわけです。当然、法律などの専門家に書かせる。

*1:著書『中国改革最前戦:トウ小平政治のゆくえ』(1988年、岩波新書)、『トウ小平』(1996年、岩波書店)、『中国とどう付き合うか』(2003年、NHKブックス)、『中国・アジア・日本』(2006年、ちくま新書)、『中華人民共和国史(新版)』(2013年、岩波新書)、『日中対立』(2013年、ちくま新書)、『「中国共産党」論』(2015年、NHK出版新書)、『中国政治の社会態制』(2018年、岩波書店)、『習近平が変えた中国』(2018年、小学館)など

*2:著書『「ソビエト外交パラダイム」の研究』(1999年、国債書院)、『中・ロ国境4000キロ』(2003年、角川選書)、『北方領土問題』(2005年、中公新書)、『北方領土竹島尖閣、これが解決策』(2013年、朝日新書)、『入門 国境学』(2016年、中公新書)など

*3:著書『統合の終焉:EUの実像と論理』(2013年、岩波書店)、『文化大革命の遺制と闘う:徐友漁と中国のリベラリズム』(共著、2013年、社会評論社)、『欧州複合危機』(2016年、中公新書)など

*4:著書『中国にとって法とは何か』(共著、2010年、岩波書店)、『現代中国法入門(第7版)』(共著、2016年、有斐閣)、『要説中国法』(共著、2017年、東京大学出版会)、『現代中国と市民社会』(共著、2017年、勉誠出版)など

*5:個人的には「領土問題での態度は、そこまで悪口するほどのこともねえだろ」とは思います。

*6:その点、現時点では分かりませんが

*7:なお、竹島も、隠岐の島もどちらも「島根県隠岐の島町」の一部です。

*8:共著者全てが阿比留や古森並みのごろつき右翼って事もないと思うんですけどねえ。

*9:I濱先生は偉大なチベット学者だ、の内モンゴル

*10:日本左翼がチベットに冷たいからダライやペマが日本ウヨと野合しても仕方がない、の内モンゴル

*11:著書『コミンテルンルーズヴェルトの時限爆弾:迫り来る反日包囲網の正体を暴く』(2012年、展転社)、『コミンテルンの謀略と日本の敗戦』(2017年、PHP新書)、『日本は誰と戦ったのか:コミンテルンの秘密工作を追求するアメリカ』 (2017年、ワニブックスPLUS新書)、『日本占領と「敗戦革命」の危機』(2018年、PHP新書)、『朝鮮戦争と日本・台湾「侵略」工作』(2019年、PHP新書)など