今日の産経ニュースほか(2019年11月14日分)

木村汎さん死去、83歳 ロシア研究、正論大賞 - 産経ニュース
 アンチロシア、アンチプーチンの産経文化人としてプーチン政権に悪口していた木村*1ですが、幸か不幸か生前にはプーチンの政界引退を見ることはできなかったわけです。

 実姉は推理小説作家の山村美紗氏で、女優の山村紅葉さんはめいにあたる。

 「へえ、そうなんだ?」ですね。


幸福の科学大設置、認可を諮問 文科相、21年度開学予定 | 共同通信*2
 まともな大臣ならそもそも諮問しないでしょう。これは日刊ゲンダイなどが危惧していた「下村ですらやらなかった」「萩生田のごり押しによる認可」が本当に実行されるという話なのか。ただし、そんなことをやれば野党の追及は不可避でしょうが。


菅官房長官「廃止考えていない」 桜を見る会 - 産経ニュース
 来年度中止はするが廃止はしないというのには少々驚きました。ここまでケチがついた話なら廃止するかと思っていましたので。
 とはいえ現時点で強がってるだけで実際には廃止するかもしれませんが。


群馬・山本県知事が「桜を見る会」中止判断を支持 「毎年ではないが何回か行った」 - 産経ニュース
桜を見る会、野党は夕食会費追及 政府は参加者半減検討:政治:中日新聞(CHUNICHI Web)
 後ろ暗いところがなければ中止(来年)だの半減(再来年)だのする必要はどこにもないのであり「不正をしていた」と自白している以外の何物でもありません。


【浪速風】品性が問われる「イートイン脱税」 - 産経ニュース
 そもそも「持ち帰りなら8%だが、イートインなら10%」などという制度自体に何の合理性があるのか。
 そのような合理性のない区別をなくせば済むだけの話です。その場合の「区別をなくす方向」が「どちらも10%(つまり軽減税率をやめる)」か「どちらも8%(食品には一律の軽減税率)」かはともかく。


横田めぐみさん拉致42年 早紀江さん「救出へ決意揺るがず」 - 産経ニュース

 めぐみさんの父、滋さんは14日、87歳の誕生日を迎えたが、昨年4月から病院で療養中のため、記者会見に出席できなかった。早紀江さんは「本当なら大好きなお酒を飲み、明るい誕生日にしてあげたかった。食事も思うようにできず、会話も難しいが、めぐみと元気に再会するため、懸命にがんばっている」と近況を明かした。

 「食事も思うようにできず、会話も難しい(確か胃ろうでしたっけ?)」のでは、もはやいつ亡くなってもおかしくないんだろうなと思います。ただし「巣くう会や家族会」あるいは「奥さん」に遠慮して訪朝を拒否した滋氏が愚かだと思うので俺は同情はかけらもしません。むしろ「もはや滋氏は早く死去した方が無駄に苦しむこともなく幸せなんじゃないか」とすら思います。まあ彼が死ねば巣くう会と家族会は彼の死を北朝鮮非難に政治利用するのでしょうが。

*1:著書『新版 日露国境交渉史:北方領土返還への道』(2005年、角川選書)、『現代ロシア国家論:プーチン型外交とは何か』(2009年、中公叢書)、『メドベージェフvsプーチン』(2012年、藤原書店)、『プーチン 〔人間的考察〕』(2015年、藤原書店)、『プーチン 〔内政的考察〕』(2016年、藤原書店)、『プーチンとロシア人』(2018年、産経新聞出版)、『プーチン 〔外交的考察〕』(2018年、藤原書店)、『対ロ交渉学』(2019年、藤原書店

*2:開学予定云々はあくまでも大学設置審議会が「設置OK」答申をすればという話であり、現時点ではなんとも評価できません。