高世仁に突っ込む(2019年11月15分:香港デモの暴力エスカレートを嘆く、横田早紀江の近況)

香港で一日の逮捕者が287人に - 高世仁の「諸悪莫作」日記

・あす11月15日は、横田めぐみさんが北朝鮮工作員に拉致された日だ。1977年のことだから42年になる。母早紀江さん(83)がきょう川崎市内で会見した。
・去年4月から入院中の父親の滋さんは今日が87歳の誕生日。早紀江さんは「本当なら大好きなお酒を飲み、明るい誕生日にしてあげたかった。食事も思うようにできず、会話も難しいが、めぐみと元気に再会するため、懸命にがんばっている」と語った。
 早紀江さんがめぐみさんの写真を見せて、「必ず帰ってくるから頑張りましょう」と話しかけると、滋さんは「頑張る」と口を動かすという。
・会話もままならない寝た切りの滋さん

 「会話もままならない」「食事も思うように出来ない(確か胃ろうでしたっけ?)」「寝たきり」。
 もはや「孫に会いに訪朝」どころか「病院から外出」すら不可能なわけです。彼に会うには「病院に行くしかない」(救う会や家族会の連中がどれ程面会に行ってるのか気になるところです。勿論むやみやたらに来られても家族も迷惑ですが、全く面会に行かないのも冷たい話です。その辺りどうなってるのか。「滋本人がやつれた姿を見せたくないと言ってる」で横田一家の方から面会を断ってるのか)。
 もはや「回復の見込みもない」でしょうし、「いつ死去してもおかしくないんだろうなあ」「むしろこうなると早くなくなったほうが幸せじゃね?」つう気すらします。

 そもそも被害者家族が運動の前面に出なければならないこと自体がおかしい。安倍首相は「内閣の最重要課題」と言いつづけながら何をしているのか。

 体調を崩したことを政府のせいにするな、て話です。全部「集会などに滋氏を引きずり回した」救う会と家族会のせいでしょうよ。

 解決が見えないことについて早紀江さんは「国家の問題なので委ねるしかないが、求めているのは早く知恵を出し合って、本気になって取り返す行動を起こしてほしいということだけです」と話した。

 早紀江には「ウソも大概にしろよ」と怒りがわいてきますね。
 「本気になって取り返す行動を起こし」た人間を「外務省退官に追い込んだり(田中均氏)」、「家族会から除名したり(蓮池透氏)」「北朝鮮シンパであるかのように誹謗したり(訪朝して拉致被害者を取り戻した小泉首相平壌事務所設置論を主張した石破元自民党幹事長など)」したのはどこの誰なのか。
 「国家の問題なので委ねるしかない」というならなんで小泉訪朝をあんなに悪口雑言して小泉氏に「拉致問題に取り組む気持ち」を失わせてしまったのか。何で「小泉首相拉致問題を委ねたい」と言わなかったのか。
 早紀江がこんな泣き言を言ったところで世間は「それウソだよね。救う会の意向に反すること言ったら、それだけで北朝鮮シンパ呼ばわりしたり、北朝鮮に軟弱な腰抜け呼ばわりしたりするのがあんたら拉致被害者家族だよね。」「もうさ、あんたが何言っても相手しないから。だって救う会の言いなりでしかないじゃん。救う会の言いなりでしかないくせにウソやめてよ?。俺は『蓮池透氏家族会除名を画策するような』救う会に賛同できないし、そもそも俺が救う会に賛同したところで拉致が解決するの?」でしょうね。

 早紀江さんの目にも「国家の本気」が見えないのだろう。あらためて政府の猛省を促したい。

 おいおいですね。「猛省を促した」ところで安倍が反省するわけもないでしょう。むしろ「打倒安倍政権」とでもいったらどうか。家族会や救う会が怖くてそんなことは高世には言えないのか。
 いやそもそも現状については政府よりも、「制裁すればすぐにも解決する」と言い続けた西岡、島田、荒木ら救う会や「救う会に同調し続けた高世」にこそ責任があるのではないか。
 猛省すべきはむしろ「救う会と高世」ではないのか。そして愚かにも救う会のいいなりに動いた「横田夫妻ら家族会」も猛省すべきでしょう。まあ、連中がそんな反省をすることはかけらも期待していませんが。一方で「俺は救う会の言いなりで間違っていた」と猛省を始めたのが蓮池透氏です。

《香港の警察は、12日会見し、11日各地で行われた抗議活動に関連する逮捕者は、12歳から82歳までの男女合わせて287人に上ったことを明らかにしました。
 また、逮捕者287人中、190人が大学生や、高校などに通う生徒だということです。》(NHK
 逮捕者の年齢が12歳から82歳までと非常に幅広い。黒づくめで「前線」に立つのは10代後半から20代前半の学生中心の若者たちだが、広範な市民がともに闘っていることがわかる。

 「はあ?」ですね。

逮捕者287人中、190人(逮捕者の約66%)が大学生や、高校などに通う生徒(つまり10~20代)

と言うのでは全然幅広くないでしょうよ。高世も必死に「幅広く支持されてる」と強弁しなくてもいいでしょうに。
 しかし「前線にたつ」と言えば聞こえはいいですが、やってることは暴力デモ。しかも「身元を隠すために黒ずくめ」なんて俺は支持できませんね。これが「平和的デモだが政府が学校や会社に圧力をかけて退学だの免職だの不当処分の恐れがあるから、身元を隠す」つうなら、批判は勿論しませんが。しかし暴力が横行するようになってからは「身元を隠すのは仕方がない」とは到底言いがたいですね。

 《香港のシンクタンク「香港民意研究所」は今月1日から8日までの間、市民1000人余りを対象に電話による世論調査を行い12日、その結果を発表しました。それによりますと、林鄭月娥行政長官の支持率は11%で、1997年の香港返還以降、歴代の行政長官の中で最も低い水準となっています。

 当然ながら長官支持率が低いことは暴力デモの支持とは違います。
 「暴力デモは支持できないが、ああいう事態を招いたのは長官の責任も大きい」つうのは長官批判ではあっても暴力デモ支持ではありませんので。

 香港政府や中国共産党はデモ参加者を「暴徒」と呼ぶが、市民の多くは非難の矛先を政府や警察に向けている。つまりデモ参加者は暴力を行使しても、市民からは単なる「暴徒」とは見られていないのである。ここは多くの日本人に知ってほしいところだ。

 仮に「香港市民の多くが暴力デモに甘いこと」が事実でも「知ってどうするんだ」という話です。
 「平和的デモに警察が暴力」ならまだしも「暴力デモ」なんか支持できるわけがないでしょう。高世は「全て警察が悪い、だから暴力デモであっても日本人は支持しよう」というのか。

注目されるのは、今月24日に予定されている区議会議員選挙だが、香港情勢に詳しい倉田徹立教大教授は《「親中派からは選挙を延期すべきだという意見も根強いが、法的には14日間しか延期できない。仮に延期した場合でも“人為的な延期”と見なされ、世論の反発は避けられない」と述べ、香港政府は難しい判断を迫られるという見解を示しました。》(同上)

 暴力デモの無茶苦茶さを考えれば、仮に延期したとしても*1「延期も仕方ないんじゃないか」「むしろ暴力デモが悪い」「せめてデモ側は『五輪期間中の休戦宣言』のような、『選挙期間中の休戦宣言』を出せなかったのか」と俺は思いますね。

*1:現時点では延期するか不明ですが。