「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年11/22分:荒木和博の巻)

続・GSOMIA【調査会NEWS3127】(R01.11.22): 荒木和博BLOG

 まだ任期の真ん中なのですが、レイムダック化はますます進みます。

 そもそも文政権はレイムダック化などしてないでしょうよ。

 北朝鮮の問題や香港問題、来年の台湾総統選、そして今回のGSOMIA騒ぎ、いまのところそれぞれのつながりはあまり見えませんが、やがてさらに大きな変化が連鎖的に起きて一気に全体が動き始めると思います。その時チャンスをものにできるのかは私たちの意思と実力にかかっています。

 言ってる意味がさっぱり分かりませんね。特に香港だの台湾総統選だの拉致問題と何の関係があるのか。たとえば総統選で蔡英文が勝とうが負けようが拉致と何一つ関係ない話です。まあ、反中国ウヨの荒木は蔡英文勝利を希望してるのでしょうが。


GSOMIA【調査会NEWS3127】(R01.11.22): 荒木和博BLOG

 文在寅*1政権は日韓関係を悪くさせること自体が目的

 ばかばかしい。本気で文政権がそう考えてるなら、ジーソミアについて「期限切れ」などではなく速攻、破棄通告でしょう(追記:なお期限切れにはならず、ひとまず小幅の延長になったようです。ただし本格的な延長ではないようです)。
 また韓国の灯油対日禁輸なしで石油業界は安堵 - SankeiBiz(サンケイビズ):自分を磨く経済情報サイトなどということもありえず、文政権はためらいなく日本への灯油を禁輸にしたでしょう。

 韓国で知人たちから「朝鮮戦争のときより厳しい。あのときはとりあえず韓国政府はあって北朝鮮と戦っていたが、今は政府自体が取られてしまったから」

 事実ならば「荒木の付き合ってる韓国人は馬鹿しかいないんだな」と言う話です。
 今や国力は韓国の方が断然上なのだから、「北朝鮮の軍事的脅威」という意味では「今の方が楽、朝鮮戦争時代の方が厳しい」ことはいうまでもありません。朝鮮戦争時代のように韓国が北朝鮮に敗戦する危険性という物は基本的にない。
 もちろん「敗戦しないからと言って外交が楽か」というと話はそんなに単純ではないでしょうが。
 「政府がとられた」つうのも馬鹿げた話です。ならば、なぜ、北朝鮮が文政権に対し「開業工業団地や金剛山観光の再開など、南北友好が全然進んでいない。友好関係を築く気があるのか(俺の要約)」などと悪口するのか。
 「政府がとられた」のならとっくの昔に開城工業団地金剛山観光も再開しているでしょう。

 これはかなり国家としての危機なのですが、街中は平和で、そのような雰囲気を感じることはできません。

 むしろ危機なのは「モリカケ」「桜を見る会」などで国政を、そして税金を私物化してる安倍に対して、国民の批判が弱い日本の方でしょうがそれはさておき。
 「国家としての危機」が「不況」や「格差問題」を意味するなら*2まだしも荒木が放言するような「北朝鮮の侵略の危機」などはどこにもありません。当然「街中が平和」なのは当たり前の話です。
 まあ、あえて言えば「戦争なら騒然としているか」というとそうでもないのですが。戦前日本も「制空権を米軍に奪われて本土が頻繁に空襲されるようになる」までは「中国や東南アジア」で戦ってる日本兵はともかく、「本土の国民」は戦争の脅威をほとんど感じず、娯楽にふけっていたわけです。

*1:盧武鉉政権大統領秘書室長、「共に民主党」代表を経て大統領

*2:不況や格差問題という意味で韓国がどうなのか知りませんが。