今日の産経ニュースほか(2019年12月11日分)

【正論】危機認識し領土・領海の教育を 東海大学教授・山田吉彦 - 産経ニュース
 まあ、ばかばかしいですね。領土問題は「外交で解決する問題」であって教育で解決する問題ではない。
 かつ領土問題は「日本の領土問題に限らず」大抵「相手の言い分にも一理あること」がほとんどです。
 「日本が正しい」なんて価値観だけをたたき込むことはそう言う意味でまともな教育ではないでしょう。「国粋主義や排外主義」を助長するだけです。
 まあ、産経が言う領土教育が「中国、台湾(韓国、ロシア)は尖閣問題(竹島問題、北方領土問題)でこう主張しています。一方、日本はこう主張しています。あなたはどう思いますか」という「様々な価値観を提示して、生徒に考えさせる」つうならともかくそうではないことは見え透いていますからね。


弁護士懲戒訴訟、逆転勝訴 請求者に賠償命令 名古屋高裁 - 産経ニュース
 認められた金額が請求金額より安い点には不満を感じますが、一審敗訴判決が取り消され、原告が勝訴した点は素直に喜びたい。


「慰安婦像を撤去せよ」「反日種族主義」著者らが反日集会に抗議 - 産経ニュース
 「慰安婦は公娼」など、主張自体が間違ってるのはもちろんですがこの種の「安倍に媚びる韓国人極右」つうのは「何考えてるんだろう?」「本気なのか?」と本当に不思議です。
 「慰安婦や徴用工への同胞愛」「民族の誇り」とかはないのか。目的が「日本とのビジネスによる金儲け」か、何かはともかく「日本との友好関係が何よりも大事でそのために何でも許される。日本との友好関係のために安倍政権に媚びて何が悪い、慰安婦や徴用工を侮辱して何が悪い」つう認識なのか。他人事*1ながら呆れますね。


パプアのブーゲンビル自治州で「独立賛成」98% - 産経ニュース
 どうなるのか注目したいところですが、「最終的に独立する」にせよ、少なくとも「すんなり独立」とはいかないんじゃないか。
 英国(スコットランド)にせよ、スペイン(バスクカタルーニャ)にせよ、カナダ(ケベック)にせよ、中国(チベットウイグル)にせよほとんどの国は独立なんか認めないですからね。


首相、改めて改憲意欲 加戸氏らと会食 - 産経ニュース
 「日本会議の地方幹部」加戸とどれほど仲がいいのか知りませんが「元愛媛県知事に過ぎない(現役知事ではない)」上に、加計疑惑で「疑惑の人物の一人」として名前が出た男とわざわざ会うその「面の皮の厚さ」にはいつもながら呆れます。


安倍首相補佐官と厚労省女性幹部が公費で「京都不倫出張」 | 文春オンライン
 「甘利経産相(当時)のUR疑惑」「河井法相や菅原経産相(いずれも当時)の公選法違反疑惑」に続く文春の「安倍政権周辺の公私混同疑惑」追及ですね。高く評価したいと思います。
 別に不倫をしようが「少なくとも違法行為ではない」「別に彼らの家族ではない*2」ので知ったことでありませんが「税金(公務の口実)で不倫旅行(違法かつ不当)」は事実なら論外です。そういえば、「一昔前」になりますが、則定東京高検検事長(当時)が辞任したのも「噂の真相」に「税金で不倫旅行」と書かれまともに釈明できなかったからでした。
 まあ、和泉らは「モリカケ」「桜を見る会」での安倍の公私混同を見習ってるのでしょう(和泉*3と言えば、前川氏の加計告発で「和泉補佐官から首相の意向だと言われた」と言われた例の御仁ですね)。
 「総理に比べたら京都旅行なんてたいした金額じゃない」「俺たちよりもむしろ総理の方が問題だ」位思ってるかもしれない。
 それにしても文春にこういう情報が来るのは何なのか。
 官僚の内部告発か、はたまた「ウチの会社じゃ上層部が安倍の恫喝に屈して報じられないがこのまま、隠蔽したくない」という新聞やテレビ、ラジオの記者が文春に持ち込んでるのか?。もしそうであれば「文春記事自体は評価しますが」あまり喜べない話です。
 しかし「右派の文春」でも、産経とは違い、さすがに「法律違反」「公私混同」を容認する気は無いようです(まあ文春は安倍の反中国、嫌韓国は批判しないので手放しで評価は出来ませんが)。
 そして前川氏についてさんざん「出会い系バー通いガ―」してた「安倍政権とズブズブの読売」はこれをどう報道するんですかね?。都合が悪いから無視するのか。

*1:俺は日本人であって韓国人ではないので。

*2:家族ならさすがに怒り心頭ですが。

*3:国土交通省住宅局長などを経て首相補佐官(国土強靱化等担当)