「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年12/11分:天を回せの巻)

加藤健の「天を回せ! ロビー活動で挑む」 : 北朝鮮旅行の販売を止めろ!

 12月2日に増元照明さんや救う会埼玉関係者とともに和田政宗国土交通大臣政務官に面会し、北朝鮮旅行の販売を規制してほしいと要望したところ、政務官は即決即断、その場で自粛要請を再度出すと決定してくれました。

 そんなことをすることがどう「拉致解決に役立つんだ」「ただの北朝鮮への嫌がらせじゃねえか」と呆れますが、それはさておき。
 自粛要請に過ぎないわけですから、「無視しようと思えば無視できる」わけです。
 増元らが望んであるであろう「渡航禁止」はそれこそ「旅行会社や旅行希望者」と裁判沙汰になりかねない上「敗訴する可能性がある」のでとてもやれないというところでしょう。

 北朝鮮旅行の販売を規制しなければ、いずれ新しいかたちの日本人拉致事件が起きます。

 ばかばかしい。渡航した日本人を「違法行為を理由に身柄拘束したい」ならとっくの昔にやってるでしょう。

 NHK「就活応援ニュースゼミ」の「北朝鮮ってどんな所?」という特集は許しがたいと思いました。「(北朝鮮で)拘束されるとどうなるんですか?」という大学生の質問にキャスターが「少し説教されるけど、釈放されます」と無責任に答えています。

 視聴してないし、「就活応援ニュースゼミ」にも該当の放送はまだアップされてないようですのでなんとも評価できません(今後「就活応援ニュースゼミ」に該当の放送がアップされればコメントしたいと思います)。
 しかし、仮に「そう答えた」としても「過去に身柄拘束されたケースにおいてはほとんどそうだった」「過去のケースも立ち入り禁止区域に入るなどの問題点があった」と言う話でしょう。つまり「北朝鮮側の指示に従い」普通に行動する限りにおいては身柄拘束などまず無いと言うことです。

 公共放送であるにもかかわらず、「行くこと自体は違法ではないので行こうと思えば行けます」と書いています。大学生が北朝鮮旅行に興味を持つよう仕向けることは犯罪に近い行為だと思います。

 「行こうと思えばいける」という事実を指摘しただけで、「北朝鮮料理のおいしさ」など「北朝鮮の観光地としての魅力」を紹介し訪朝を薦めたわけでもないのに「北朝鮮渡航のそそのかし」とは言いがかりにもほどがあります。

 外務省HPは「目的のいかんを問わず,北朝鮮への渡航は自粛してください」と明確に書いています。日本人は北朝鮮に行ってはならないのです。

 この件に限らず「自粛希望」とは「禁止」ではありません。法的には「日本人は北朝鮮に行ってもかまわない」のです。