黒坂真に突っ込む(2019年12月19日分)

■黒坂ツイートにコメント

黒坂真
 吉岡正史さん。報道によれば、朝日新聞政治部長だった方*1がこの会社*2の顧問を勤め、5年で3000万円くらい受け取っていた。桜を見る会に(ボーガス注:ジャパンライフ会長を)招待しただけで重大な責任がある*3と大騒ぎする日本共産党*4は、その会社の顧問だった朝日新聞元記者をなぜ批判しないのですか。野党と市民の共闘のためですか。

 黒坂は何か勘違いしてるようですが野党共闘朝日新聞は何一つ関係ないし、この元朝日記者(元朝政治部長・橘優氏)は「自民党とズブズブ」と言われるような御仁です。政治部記者というのは往々にしてそのように「政治家とズブズブになって甘い汁を吸おうとしたり」、はては「自民党から政界進出しよう」などという輩は決して少なくはありません。
 そもそもその種の人間でも無い限りジャパンライフの顧問なんかしないでしょう。しかしよりにもよって朝日の元政治部長ジャパンライフの顧問ですか。呆れて二の句が継げませんね。
 したがって、今後、共産党がその「元朝日記者(橘氏)」を批判することは充分あり得るでしょうね。今のところそれほど共産党橘氏を批判しないとしても、それは「朝日元幹部がそんなことをして恥ずかしくないのか」という橘氏個人への批判にはなり得ても、「橘氏が朝日の後輩記者に働きかけて、朝日のジャパンライフ批判記事を封じ込めた」「政治部長時代のパイプを利用して自民党政治家に働きかけジャパンライフへの捜査当局(警察、検察)や行政(消費者庁経産省)の介入を防いだ」などの「彼個人の不祥事にとどまらない」大きな醜聞には発展してないからに過ぎないでしょう。
 そもそも朝日出身の自民党政治家というのは「緒方竹虎*5」「石井光次郎*6」「橋本登美三郎*7」「松島みどり*8」などいるので別に朝日出身だから自民党に批判的つうわけでも必ずしもない。
 共産党にとって「朝日元記者」なんてそれだけではかばう理由には全くなりません。

黒坂真リツイート
 山添拓議員。日本共産党は、在留資格のない外国人は日本への定住を認めるべきだ、という見解ですか。それを実行したら世界中から大変な方が次から次へと日本に入国し定住します。仕事が、見つからなければ自治体の負担になる。母国に帰るべきなのは当然。日本共産党は日本国家を滅ぼしたいのですね。
◆山添拓
 6月にハンストによる餓死者が出た長崎県大村入国管理センターを視察し、被収容者と面会。在留資格のない外国人を無期限で収容し、犯罪者同然に自由を奪い母国への送還に応じるよう迫る。国際的にも異常な身体拘束。帰京の途上、今日面会したばかりの方が仮放免になったとの情報。まともな入管行政を!

 呆れて二の句がつげませんね。山添氏は「入管の違法な人権侵害」を否定してるのであって「外国人をどんどん日本に受け入れろ」なんて一言も言ってない。
 そもそも日本のこうした入管行政のあり方は「共産党だけではなく」、国連やアムネスティ日弁連などからも「違法な人権侵害」と批判されてるのによくもこんなことがいえたもんです。国連やアムネスティ日弁連なども「日本国家を滅ぼしたい」というのか。

*1:橘優氏のこと

*2:ジャパンライフのこと

*3:そりゃマルチ商法幹部なんか行政のイベントに招待すれば重大な責任があるでしょうね。民主党政権でもこんなことを言って黒坂が政権擁護するかといったらそんなことはないでしょう。

*4:何も批判してるのは共産党だけではありません。

*5:戦前、朝日新聞政治部長、編集局長、常務、専務、副社長などを経て政界入り(小磯内閣情報局総裁に就任)。戦後も東久邇宮内閣書記官長、吉田内閣官房長官、副総理、自由党総裁など歴任

*6:吉田内閣運輸相、岸内閣行政管理庁長官、池田内閣通産相、佐藤内閣法相、衆院議長など歴任

*7:池田内閣建設相、佐藤内閣官房長官、建設相、運輸相、自民党総務会長(佐藤総裁時代)、幹事長(田中総裁時代)など歴任

*8:第二次安倍内閣で法相