「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年12/21分:荒木和博の巻)

竹島と旭日旗【調査会NEWS3144】(R01.12.21): 荒木和博BLOG
 竹島はともかく旭日旗(戦前日本海軍や戦後海上自衛隊の旗)について言えば「韓国の反発買ってまで東京五輪会場に旭日旗を持ち込む必要何一つねえだろ。五輪は海軍イベントじゃねえし」で終わる話です。「旭日旗を持ち込んで何が悪い」と言い出す荒木らウヨ連中の方がおかしい。

崔碩栄著『韓国「反日フェイク」の病理学』とWWUK(ウォーク)著『韓国人のボクが「反日洗脳」から解放された理由』を読みました。

 前者が「サピオ週刊ポスト小学館」、後者が「月刊ウィルのワック」のようです。

 文在寅*1大統領の兄貴分でもある盧武鉉元大統領が小泉首相との日韓首脳会談のとき、竹島を「独島(ドクト)」と言わず「タケシマ」と言って一緒にいた韓国の外交官が大慌てしたという話しでした。おそらくあれが李明博大統領や朴槿恵大統領だったら「親日派大統領打倒」のロウソクデモが起きているでしょう。

 荒木が勝手に放言してるだけで、そんなことはないでしょうね。そもそも「(小泉氏に気を遣って?)竹島と言った」というこの話、荒木の「盧武鉉反日」という日頃の悪口に明らかに矛盾しますが、その辺り、荒木がなんとも思ってないらしいのが滑稽です。

 朝日新聞社の社旗はまさに旭日旗なのに韓国から抗議をしたとかいう話を聞いたことがありません

 完全な言いがかりですね。アレは「似ている」だけで旭日旗とは違います。
 「ハーケンクロイツと日本地図の『寺の記号』は似ているから、イスラエルユダヤロビーはハーケンクロイツに抗議するなら日本の地図記号にも抗議しろ。日本政府に抗議しないのならハーケンクロイツを認めろ」レベルの暴論です(そんなことを公言したら、イスラエルユダヤロビーの抗議で恐ろしいことになるでしょうが)。
 また朝日は「五輪会場に必要も無いのに朝日の社旗を持ち込もうともしてない」。
 つうかそれなら、ウヨ連中は東京五輪会場に「朝日の社旗を持ち込めよ」つう話です(勿論皮肉で言っていますが)。当然ながらそんなことを荒木らはしないでしょうが。
 まあ、朝日が「産経並みの極右新聞」なら「旭日旗に似ている」レベルでも「戦争に無反省だからあんな社旗なのだ」つう批判が韓国民の一部から出たかもしれませんが、幸いにも「植民地支配や侵略に対する反省が十分かどうかはともかく」朝日は産経ほど、戦前美化の極右新聞じゃない。

 慰安婦の運動を韓国でやっている人たちも彼女たちのことを本当に考えているというよりは利用しているだけだと言えます。結局目的は日韓関係を悪化させたい、そのためには何でも使うし、都合が悪ければ目をつぶるということなのかと。

 むしろ

 拉致問題の運動をやっている救う会の人たちも拉致被害者家族たちのことを本当に考えているというよりは利用しているだけだと言えます。結局目的は日朝関係を悪化させたい、そのためには何でも使うし、都合が悪ければ(反対していたウンギョンさんとの面会を横田夫妻がやっても)目をつぶるということなのかと。

ですよねえ。自分らが拉致被害者を政治利用してるから慰安婦支援者をゆがんだ目で見るだけでしょう。


【参考:ハーケンクロイツ

ハーケンクロイツウィキペディア参照)
 鉤十字は古代よりヒンドゥー教や仏教、また西洋でも幸運の印として使用されており、日本でも家紋や「寺を示す地図記号」で「卍」(左まんじ)が多く使われている。また逆向きの「卐」は逆鉤十字、逆まんじ、右まんじと呼ばれている。
 しかし、「卐」が1920年ナチスが党のシンボルに、1935年にはドイツ国旗に採用した影響により、現在では鉤十字はナチズムのシンボルとも見なされる事が多い。
ナチスドイツ以外のハーケンクロイツの使用
ハーケンクロイツアメリカ陸軍第45歩兵師団の部隊章であったがナチスを連想させるとして1939年に廃止された。
◆日本での事件
沢田研二は『サムライ』をテレビで歌唱する際、当初は衣装にハーケンクロイツの腕章(ナチス党員章)を使用していたが、テレビ局と事務所(当時所属だった渡辺プロダクション)にクレームが入ったため、これ以降は衣装を変更して出演している。
ゆでたまごの漫画『キン肉マン』ではドイツ出身の超人であるブロッケンマンやブロッケンJr.(ブロッケンマンの子ども)が、ハーケンクロイツ付きの衣装を着ている。1990年代以降の日本でのアニメ再放送では、その部分にボカシが入れられたことがあった。フランスでのアニメ『キン肉マン』の放送が中止になったのはこのキャラが理由ではないかと指摘されている。
少林寺拳法は1947年の創設以来、シンボルマークや胸章に卍を使用してきたが、ヨーロッパでの普及にあたってハーケンクロイツとの混同を避けるため、2005年から新しいシンボルマークに変更している。
・1970年代には青森県弘前市で市章の卍をマンホールのふたに印字する際、間違えてハーケンクロイツを印字し、しかも発注した市役所も、ふたが設置された道を散策する市民も全くハーケンクロイツが印字されていることに気づかず、市内を散策していたドイツ人の指摘によりふたが回収される事件が発生している。
・2006年には、徳島市阿波踊りがドイツで披露された際、浴衣の卍文様を自粛した(徳島藩藩主である蜂須賀氏の家紋が卍であったため、今でも阿波踊りでは卍をあしらった浴衣がよく見られる)。

市章・市の花・市の木 - 弘前市
 卍(まんじ)は、藩政時代に津軽氏の旗印として用いられた由緒あるもので、功徳・円満の意味で、吉祥万徳の相を表すといわれ、明治33年6月から旧弘前市の市章として用いられてきました。

「卍」の変更見送り 「ナチス連想」の声もあった外国人向け地図記号 | ハフポスト
 国土地理院は3月30日、訪日外国人向けの地図に使える15種類の地図記号を決定、発表した。同院は寺院を示す記号「卍」について「ナチス・ドイツを想起させる」とし、デザインの変更を検討していたが、今回は見送られた。

【参考:ハーケンクロイツ、終わり】


チャンネルAJER「救い・守り・創る」武藤政春さん: 荒木和博BLOG

 チャンネルAJER「救い・守り・創る」。今回は調査会の常務理事で、民社党青年運動の先輩でもある武藤政春・元上尾市議にお話しをいただきました。

 結局「旧民社党元職員」荒木のお仲間連中とはそう言う奴ばかりの訳です。救う会が「拉致解決」を建前としながら、実際には「打倒北朝鮮」のウヨ団体になってしまう理由の一つはそこにあります。

*1:盧武鉉試験大統領秘書室長、「共に民主党」代表を経て大統領