今日の産経ニュース(1/21分)(追記あり)

■「Tカード」平成24年まで令状 捜査当局の要請受け緩和
https://www.sankei.com/affairs/news/190121/afr1901210010-n1.html
 武雄市図書館といい「またツタヤグループか」ですね。
 令状なしでしかも「利用規約にそんなことを書いてもいない」のに、こんなことをやるなどおよそ良識がなさ過ぎます。


■「性」チェック態勢不備と改めて謝罪 「週刊SPA!」最新号で
https://www.sankei.com/life/news/190121/lif1901210044-n1.html
 「(セックスが)ヤレる女子大生ランキング」なんて一般常識があれば書かないレベルの非常識記事であり、「チェック体制」云々なんて高尚な話ではないですが、まあ、とにかくにも非を認めたことは評価したい。まあ、あまりにも酷すぎて謝罪する以外にどうしようもない話ではありますが。
 「ヤレる女性社員ランキング」で「フジ産経グループが1位になったとしてどう思うのか」つう話です。


大東亜戦争を語り継ぐ会・大阪 自虐史観からの脱却訴え
https://www.sankei.com/life/news/190126/lif1901260029-n1.html

 協賛・大阪冶金興業

 何で冶金の会社がこんなウヨ集会を支援するのか意味不明ですが社長(非常識ウヨ)の趣味なのか。

 井上氏は、今年、日本との国交樹立100周年を迎えるポーランドとの関係を取り上げた。シベリアのポーランド人が革命ロシアに迫害された際、孤児となった765人を日本軍が救出したことを紹介。ポーランドがその恩返しとして、阪神大震災で両親を亡くした日本の子供たちを招待したことなどを挙げ、「親日国のポーランドは日本への感謝を今も忘れていない」と強調した。

 ポーランドもこの種のウヨのお仲間扱いされては全く迷惑でしょう。いや少なくとも「今のポーランド政府」は極右系なので迷惑ではないのかな?

 江崎氏は、中欧諸国で近年、第二次世界大戦勃発と終戦後に旧ソ連に支配された責任はスターリンと、スターリンに協力したアメリカのルーズベルト民主党政権にあるという歴史観が広まっていると指摘。

 スターリンはともかくルーズベルトを敵視する様なそんな歴史観が広まってるかは「東欧支配それ自体はルーズベルト死後のことであること」を考えれば疑問ですが、それはさておき。そんなことと「日本の戦争が侵略であること」と何の関係があるのか。

 モーガン氏も「第二次大戦でアジア解放を掲げて戦った日本は、20世紀に人種間や国家間の協和を求めた唯一の国で、英雄的だった」とし、日本が「悪」だったとする歴史観からの脱却をそろって訴えた。

 ここまで酷い嘘が公言できるのもすごいですね。なるほどこれでは、ラブロフ外相に「日本は第二次大戦の結果を認められない唯一の国」といわれても文句は言えないのではないか。


■【神戸「正論」懇話会】「欧州一の親日国」ポーランドに理解を 井上和彦*1
https://www.sankei.com/west/news/190121/wst1901210023-n1.html
 タイトルだけでげんなりですね。ポーランドが「欧州一の親日国」などという事実はないでしょう。
 というか、敵視する理由がなければ誰も反日国になりませんが。
 たとえば

・日本:中国、韓国
アメリカ:フィリピンや「一部の南米諸国(ピノチェトクーデターを仕掛けられたチリなど)」、イラン
・英国:インド
・フランス:ベトナム
・オランダ:インドネシア
・インド:中国やパキスタン
・ロシア:東欧、ウクライナ(クリミア紛争)やジョージアバルト三国フィンランド
イスラエルアラブ諸国

などといった関係は「反ホニャララ」つうか微妙な関係にあると思いますがそれは「侵略されて植民地にされたから」「領土紛争があるから」とかそれ相応の、対立したり反感を覚えたりする理由があるわけです。
 とはいえ、ポーランドにとって「勝手に親日国扱いしてくれる」なら、別に「そんな事実はない」と否定する必要もないわけです。


■セブン、ローソンが成人向け雑誌販売中止へ
https://www.sankei.com/economy/news/190121/ecn1901210024-n1.html
 直接の理由は「あんなもんを置くなと評判が悪い(女性客が来店を敬遠する恐れがある)」割に「売れてない」つうことでしょう。要するに結局「商売」のわけです。売れてればこういう判断になったかどうか(なお、この場合の成人向け雑誌とはエロメインの雑誌であり『週刊現代』『週刊ポスト』『フライデー』『フラッシュ』などヌード写真などがある親父向け雑誌がすべて排除されるわけではなさそうです)。
 まあコンビニは女、子どもも来店しますからねえ。当然の対応かと思います。他社も続いてほしい(追記:なおミニストップセブンイレブンやローソンの発表前から販売を中止しているそうです。またファミリーマートもその後販売中止方針を表明しました。セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートが大手三社ですのでほとんどのコンビニから成人雑誌が消えることになります)。
 もちろん「エロが好きな人間の人権」も大事ですが、それは「本屋で買えばいい」話でしょう。
 本屋ならゾーニングもしやすいですが、コンビニでそれは一寸無理でしょうし。

*1:著書『こんなに強い自衛隊』(2010年、双葉新書)、『パラオはなぜ「世界一の親日国」なのか』(2015年、PHP研究所)、『大東亜戦争秘録:日本軍はこんなに強かった!』(2016年、双葉社)、『日本が戦ってくれて感謝しています:アジアが賞賛する日本とあの戦争』(2018年、産経NF文庫)、『本当は戦争で感謝された日本:アジアだけが知る歴史の真実』(2018年、PHP文庫)など