「一国二制度」にNOを突きつけた台湾総統選挙 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
タイトルからして「高世のアホさ」に唖然ですね。
そもそも「一国二制度による統一」なんてもんは選挙の争点になってない。
国民党の韓国瑜はそんなこと主張してない。彼は「蔡英文はいたずらに中台関係を悪化させている。経済を軽視している。私は経済のために中台関係を好転させたい」と批判しただけです。
そして習主席が「一国二制度による中台統一」といったところでそれは「統一において台湾の意思を無視する気は無い」程度の主張です。現実的に一国二制度による統一が政治課題になってるわけではない。
にもかかわらず香港デモをいい口実に「香港のようになりたくないなら私に投票してくれ」と「一国二制度による中台統一反対」をアピールし、「偽りの争点」をでっちあげ「中台統一反対なら蔡英文を支持して当然だ」というムードを捏造し、それに愚かな台湾住民が踊らされた「汚い選挙」「愚劣な選挙」であり、「トランプが当選した米国大統領選」「小泉郵政選挙」なみのくだらない代物というのが俺の今回の選挙評価です。中国が何を根拠に「汚い選挙」というのかよくわかりませんが、もし「俺の言うような意味で言ってる」のなら全く同感です。
蔡英文の「中台統一反対という争点でっち上げ」「反中国扇動」「国民党への中国シンパというレッテル貼り」は「汚い選挙」以外何物でも無いでしょう。
もちろん蔡英文がそうした汚い行為に走ったのは「それ以外に勝つ道がないから」でしょう。経済は決して良くはない。
一方「民進党支持者には受けている同性愛合法化や脱原発」は国民に広く支持されてるとは言いがたい。蔡には得票が期待できる「訴えるべき政策実績」がなかったわけです。
「どんな失政をやろうが反中国扇動をやれば勝てる」という悪しき前例を作ったと言っていいでしょう。
「北朝鮮叩きをネタに首相に成り上がった安倍」と「中国叩きで経済失政をごまかし総統に再選された蔡英文」はまさに「似たもの同士のクズ」といっていいでしょう(原発問題や同性愛に対する態度は大きく違いますが)。
俺に言わせれば「蔡の当選」は「田中均氏の外務省追放」「蓮池透氏の家族会追放」並の愚行です。
明弘さんは「安倍*1首相が訪朝し、必ず被害者を帰国させるように話をつけてくれるはずだ」と語った。
いやいや小泉氏*2が訪朝し5人(蓮池夫妻、地村夫妻、曽我さん)も取り返したのに「たった5人か」などと悪口し、あげくのはてに田中均氏を外務省から追放したのが有本夫妻(有本恵子さんの両親)や横田一家(横田めぐみさんの両親や弟)、増元照明(増元るみ子氏の弟)など「家族が帰ってこなかった連中」です。
あれで小泉氏は「5人も取り返したのに『100点満点じゃないからダメだ』なんて非難されるのならばかばかしい」とやる気を失ったし、ポスト小泉の歴代総理(安倍、福田*3、麻生*4、鳩山*5、菅*6、野田*7、そしてまた安倍)も同様に「やる気を失いました(福田首相だけは例外的に訪朝を目指していたという説*8が一部から出ていますが)」。
外務官僚も「田中氏みたいな目に遭いたいくない」とやる気を失った。
もちろん安倍にとって「小泉氏が悪口された件」はトラウマでしょう。
「全員取り返さないと悪口されるが、そんなことは多分無理。だったら頑張ってる振りだけして適当にごまかせばいい。都合の悪いことは全て北朝鮮のせいにすればいい。その方が家族会や救う会の攻撃を受けなくていい」「訪朝なんか救う会や家族会に攻撃されるリスクが高すぎてできない」「本気で有本がそう思うのなら、なぜ小泉訪朝を非難したのか?」「どんな結果になろうとも、俺が訪朝しても文句を言わないと確約しない限り、訪朝なんかする気にならない」「有本夫妻が90代で死去が近づいてようが知ったことじゃない。彼らが死のうが俺は何一つ困らない」と安倍が思うのは当然でしょう。
小泉訪朝の時に有本夫妻や横田一家、増元照明など「家族が帰ってこなかった連中」は「たった5人か」「ウチの家族は見すてるのか」「北朝鮮の発表した死亡理由、時期を鵜呑みにするのか」「子どもの使いか」などと悪口せず「今回はウチの家族が帰国できず残念でしたが、5人帰国できたのは良かった。小泉総理には感謝している。その労をねぎらいたい」「ウチの家族について死亡と北朝鮮が発表したが納得いかない。本当に死亡したのか。本当に死亡したとしても発表された死亡の時期や理由は正しいのか。ただ、北朝鮮の発表に虚偽があるとしても、いったん発表したことをすぐに撤回するとは思ってない。北朝鮮が最終的に発表を訂正するとしてもこれは長期戦になると思う。今すぐに是正せよとは言わない。日本政府がひとまず発表を受け入れたことも非難しない。ただし、『ああ、そうですか、わかりました』でこのまま終わらせてほしくない」とでも言うべきでした。
そうすれば小泉氏も、ポスト小泉の歴代首相も拉致についてやる気を失うことはなかったでしょう。
「安倍訪朝に限らず」、「歴代首相の訪朝の可能性」を潰したのは「小泉訪朝を悪口雑言した」有本ら家族会です。今更何を寝言を言ってるのか。
今からでも小泉氏や田中氏に「あのときの無礼は申し訳ありませんでした」と有本は謝罪すべきでしょう。俺は有本は死ぬまでそんなことは出来ず「小泉氏らにわびないまま死ぬこと」は2万パーセント確実だと思いますが。
大体政権誕生から7年経っても成果が出せない安倍に「今後の成果を期待する」など「安倍を持ち上げ続けた手前、今更引っ込みがつかない」だけの話でしょう。有本も本当に恥知らずのバカです。俺は有本夫妻(夫が91歳、妻が94歳)が今年死のうと何一つ同情しません。有本に苦言を呈することが出来ない娘二人「昌子さん(63)、尚子さん(61)」にも心底呆れます。
正直有本には「91歳の老害はとっとと死ね」という憎悪の感情すらわいています。
北朝鮮は、1988年に一家全員、暖房用の石炭ガス中毒で死亡したと日本側に通知したが、その「死亡」時期よりあとに曽我ひとみさんが恵子さんを外貨ショップで目撃しており、現在も生きている可能性がある。
おいおいですね。曽我証言が仮に正しいとしても、それは「1988年に死亡という主張の根拠が怪しい」という話にはなり得ても「小泉訪朝時に生存していた」という根拠にはなり得ない。ましてや「今も生きてる」と言う根拠にはなり得ません。
曽我証言が正しいとしても常識的に考えれば
1)生きている恵子さんをそこまでして隠し、帰国させた曽我さんらと扱いを変える理由が分からない→恵子さんは死んでる
2)ただし「他殺(粛清(死刑)だけでなく、強盗殺人など日本でも起こりうるケースも含む)」「病死(それも北朝鮮の食糧や医療の不足、拉致による精神的ショックなど拉致がなければありえなかったケース)」「自殺(特に拉致によるショックによる自殺)」など死因を表にしたくない
と考えるべきでしょう。いずれにせよ根拠もないのに生存を主張しても何もどうにもなりません。
それにしても(ボーガス注:有本恵子氏が37年前に)23歳で拉致されていまや還暦とは・・。本人はもちろん、待ち続ける家族の気持ちを思うといたたまれない。北朝鮮の体制が一日もはやく崩壊するよう祈る。
「高世の馬鹿さ」に唖然ですね。「一日も早い帰国を祈る」ならまだしも何でこの文脈で「体制崩壊を祈る」のか。
そもそも「舌先三寸の虚言」とはいえ救う会や家族会ですら「我々は体制崩壊を目指してるわけではない」と言いだしてるのに。
シベリア抑留問題について「抑留者が帰国できるよう一日も早いソ連体制の崩壊を望む」と言い出す
レベルの馬鹿さでしょう。当時ソ連体制の崩壊の可能性はなかったし、ソ連が崩壊しなくても、外交交渉で抑留者は帰ってきました(苛酷な労働と食糧不足でソ連で死亡した抑留者も多数いましたが)。
「北朝鮮体制崩壊の可能性が当面ない」「体制崩壊しなくても外交交渉で拉致被害者帰国はあり得る(小泉訪朝)。しかしこんなことを言えば外交交渉が成り立たない」「イラク、シリア、リビアの内戦のような形になれば北朝鮮体制崩壊はむしろ拉致被害者の生命を危険にさらす」と言う意味で高世のこの文章は馬鹿げています。
結局、
1)高世も救う会や家族会と同じで「拉致解決を口実に北朝鮮崩壊を狙う極右」であった
2)高世はカネのために救う会や家族会に媚びてる
のどっちかなんでしょう。どっちでも「高世は人間のくず」という話ですが。
沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設で、海底の地盤改良工事について検討・助言する防衛省の「技術検討会」の委員が二〇一六~一八年度、改良工事に伴う設計変更を請け負った建設コンサルタント「日本工営」(東京)から別事業で報酬を受けていたことが本紙の調べで分かった。同社は委員の助言を設計に反映する立場にあるが、同社から資金提供を受けていた委員が設計変更案について「お墨付き」を与えたことになる。
故意の癒着でお手盛り行為がされた(しかもそれを安倍政権が容認していた)なのか、ミス*9なのかはともかくお粗末な話です。
*1:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相
*2:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相
*4:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)を経て首相。現在、第二~四次安倍内閣副総理・財務相
*5:新党さきがけ代表幹事、細川内閣官房副長官、民主党幹事長、首相など歴任
*6:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相などを経て首相
*7:鳩山内閣財務副大臣、菅内閣財務相、首相、民進党幹事長(蓮舫代表時代)など歴任
*8:事実ならば福田政権が短命に終わったことが本当に残念です。
*9:専門家の数は少ないでしょうから「ミスでこういうことが起こった」と言う可能性はゼロではないでしょう。もちろんそうだとしても「問題ない」つう話ではありませんが。「李下に冠を正さず」です。いずれにせよ「原因究明と再発防止」「技術検討会に決定のお手盛りがなかったかどうか」の調査が早急に必要です。