羽田と横田とウイルスと【調査会NEWS3198】（R02.2.29）: 荒木和博BLOG
3月29日から羽田空港を離発着する航空機の新ルートが始まります。このルートについては侵入確度がこれまでの3度から3.5度へと世界的にも異例の急角度になり、しりもち事故などの危険が指摘されています。地元区議会などでも反対しているのに政府は強行するようです。
発着回数を大幅に増やすためにこういう無理をするわけですが、その裏には横田空域が存在します。東京西部から広がる広大な空域は米軍のものであり、それを変えることができないのでこうなったということです。
なんでこんなことを書くのか。もしオリンピックが本当に大事で、発着便を増やす必要があるなら、まずはこの横田空域の問題をどうにかするのが当然でしょう。順番が違う。どうにかできないなら増便は諦めるべきです。どうせコロナ騒ぎでお客が来るかどうかわからないのだし。
これについては赤旗記事なんだっけ/「横田空域」って？、車輪も見えた都心低空飛行/羽田新ルート旅客機試験を紹介しておきます。
もちろん「発着便を増やしたいなら米軍の飛行を制約すればいい（荒木）」というのは考えとしてあり得る。俺の支持政党・共産はそう言う立場だし、俺個人は大賛成です。
ただしこれは「特定失踪者問題調査会メルマガ」に書くべき話ではないでしょう。
横田空域にせよ羽田空港にせよ、拉致問題と関係のある話ではないからです。どうも荒木は「アメリカに物が言えず、横田空域問題で成果が出せないから、北朝鮮相手にも拉致問題で成果が出せない」といいたいらしいですが、こじつけも甚だしいし、その理屈なら荒木は「沖縄基地問題」で「米国ではなく沖縄の側にたて」と安倍批判したらどうなのか。あるいはこの理屈なら「外交失政（例：北方領土問題での日露外交）」なら何でも「ホニャララ国（米国、中国、ロシア、韓国など）に物が言えないようだから北朝鮮にも物が言えない→拉致に関係がある」といえてしまうわけです。全く荒木も変な男です。
政府は今でも習近平国家主席を呼ぶことにこだわっています。コロナ騒ぎの元凶*1であり、チベットやウイグル、南モンゴル*2では歴代共産党政権の中でも苛烈な人権弾圧を行っている政権です。こんなときにお付きを山ほど引き連れて中国からやってこさせるというのが異常だとおもわないのでしょうか。
俺は習主席を呼ぶことには日中友好の観点から大賛成ですがそれはさておき。
これまた拉致の解決とは「あまり関係ない*3」ので「特定失踪者問題調査会メルマガ」に書くべき話ではないでしょう。むしろあえて言えば「他の問題はともかく」、「拉致問題」においては「北朝鮮に大きな影響力を持つ中国」の協力を得るため、習主席訪日を受け入れるべきとすらいえるでしょう。どうも荒木は「中国にへいこらするばかりで物が言えないから、北朝鮮相手にも拉致問題で成果が出せない」といいたいらしいですが、「繰り返しますが」こじつけも甚だしい。
学校の緊急の休校要請は、現場を大混乱させて児童生徒や父兄に計り知れない負担をかけることになります。それだけのことをやるのに中国からの入国制限は一部に留める、習近平は呼ぶ、では順番が違うと言わざるを得ません。
国内感染がここまで行くと「休校要請はやむを得ないんじゃないか」とは思います（安倍の無為無策で感染が蔓延したことはひとまずおきます）。
ただし、前日の夕方にいきなり発表して「明日から休校してほしい」という安倍のやり口は無茶苦茶だとは思います（マスコミ報道でもさすがに現場教師や保護者の困惑の声が報じられています）。
しかも「休校によって授業時間数が足りなくなったらどうするのか？」などといった問題にはろくに説明もしない。その点は安倍批判しますが「休校要請それ自体」はもはややむを得ないんじゃないか。
「中国の入国制限（当初は湖北省のみ、現在はそれプラス浙江省だが、荒木は中国全ての入国制限を主張）」は「経済に与える悪影響（要するに中国からのインバウンドですが）」「中国人差別の危険性」を考えたら安易に主張すべき話ではない。
習主席を呼ぶことについて言えば「何一つコロナ予防と関係ないだろ」ですね。呼ぶと予防できないと言う話ではない。
いずれにせよ、これは「特定失踪者問題調査会メルマガ」に書くべき話ではないでしょう。
新型コロナ問題は、拉致問題と関係のある話ではないからです。どうも荒木は「中国にへいこらするばかりで入国制限ができないから、北朝鮮相手にも拉致問題で成果が出せない」といいたいらしいですが、「繰り返しますが」こじつけも甚だしい。
「朝鮮総連が怪しい」程度の話では、「証拠がなければ」何もできない、ただそれだけの話です。
大体その理屈なら「刀剣友の会事件は、救う会地方幹部の犯行にとどまらず、荒木ら中央幹部も共犯かもしれない」といって救う会中央本部に警察がガサ入れに入っていいのか？。
