「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年3/22分:島田洋一の巻)

島田洋一
 (ボーガス注:カナダのIOC委員、米国陸連、米国水連、英国陸連、フランス水連、NYタイムズワシントンポストなど日本国外の中止、延期派は)中止や延期による損失を(ボーガス注:日本だけでなく)世界で分担すべきことも主張しなければ無責任だ。日本のみ負担となればもう開催に手を挙げる国はなくなる。分担は嫌というなら五輪廃止を唱えるべきだ

 「儲けが出たとき」に利益を配分してるわけではない*1のだから、「損失を分担」と言う理屈は本来は通らないんじゃないですかね?。
 まあ「コロナは特殊なケース」「日本一国で負担したらダメージが大きすぎるので支援を頼む」として「皆で損失負担」つうことはあってもいいかもしれませんが。
 なお、俺個人は「五輪廃止」でも一向にかまわないとは思います。そもそもコロナの件に関係なく「費用負担の重さから」五輪開催に手を上げる都市は減っていますし。

【参考:高まる延期・中止論】

今夏五輪開催は「無責任」 カナダIOC委員が非難 :日本経済新聞
 2014年ソチ冬季五輪のアイスホッケー女子でカナダの4連覇に貢献し、国際オリンピック委員会IOC)委員を務めるへーリー・ウィッケンハイザー氏が、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京五輪を予定通り開催することは「無神経で無責任な行為。この危機は五輪よりも深刻だ」と自身のツイッターで非難した。17日、ロイター通信が伝えた。

東京オリンピックの開催延期を要望 アメリカ陸連 | NHKニュース
アメリカの陸上競技連盟は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、アメリカのオリンピック・パラリンピック委員会に対して、東京オリンピックの開催延期を働きかけるよう要望しました。
・東京大会をめぐっては、これまでにアメリカ水泳連盟やブラジルのオリンピック委員会が、開催の1年延期を求めているほか、ノルウェーのオリンピック・パラリンピック委員会は世界的な感染拡大を抑えるまで開催すべきではないと主張するなど、開催時期の見直しを求める意見が相次いでいます。

東京五輪、延期の要望相次ぐ 英米スポーツ団体 - BBCニュース
・イギリス陸上競技連盟のニック・カワード会長は、イギリスの新聞「デイリーテレグラフ」のインタビューに対し、東京オリンピックについて「政府が感染拡大を防ぐ策を講じる中、練習施設が閉鎖されたことで、選手たちはストレスを感じている。予定どおり開催できないと決めるべきだ」と述べ、延期するべきだという考えを示しました。
東京オリンピックをめぐっては、これまでスペインのオリンピック・パラリンピック委員会やアメリカ水泳連盟なども延期を求める声明を出しています。

「東京五輪 延期は必然 練習場所もない」仏水泳連盟会長 | NHKニュース
 フランスの水泳連盟のジル・セジョナレ会長は18日、フランスの新聞のインタビューの中で、「選手たちは少なくとも30日から45日は練習ができない見通しだ。水泳の施設はすべて閉まっている。選手たちは練習ができないという重圧に直面して怒っている。われわれはこのストレスを早く取り除くべきだ」と訴えました。
 そのうえで、「東京オリンピックの大会の延期は必然だ」という意見を示しました。

米メディア「東京五輪の延期・中止を」主張相次ぐ | NHKニュース
 『ワシントン・ポスト』は20日宮城県で聖火の到着式が行われたことに触れ「世界中が歴史的なパンデミックになるおそれがある感染症と闘っているさなかに、オリンピックと日本の当局者たちがあたかも大会を予定どおり開けるかのようにふるまっているのは全く無責任だ」と指摘しました。
 そのうえで「大会がウイルスの培養器となりさらなる拡散につながるおそれがある。現実を認めようとしないのは、金と名誉がかかっているからだ」と厳しく批判しました。
 『USAトゥデー』は、ほとんどの選手が十分に練習できていない現状を紹介し、「選手たちは大会にただ参加するだけでなく、最高の状態で競技がしたいと願っているが、そのための時間はなくなってきている。あらゆるチャンスが与えられるべきだが、それが不可能だと分かったときは、誠実な対応を与えられるべきだ」と、アメリカのオリンピック・パラリンピック委員会がIOCに延期を働きかけるよう求めました。
 また、『ニューヨーク・タイムズ』は18日、「中止せよ。オリンピックを」という見出しで専門家のコラムを掲載し、「新型コロナウイルスについてはまだ多くのことが分かっておらず、世界が不安定な中、オリンピックの開催に固執することは傲慢だ」として大会は中止されるべきだと主張しました。

*1:ですよねえ?