今日の中国ニュース(2020年3月31日分)

志村さん訃報で広がる中国非難の中、厚労省の「悪いのは人でなくウイルス」は正しいのか(遠藤誉) - 個人 - Yahoo!ニュース
 もちろん「悪いのは人ではなくウイルス(日本厚労省)」というのは正論です。この遠藤某氏は「病的な反中国」なので「中国政府が悪い」と悪口しますが、
1)「中国政府の初動対応に仮に問題がある」にしても「中国(あるいは武漢)ウイルス」などという中国人差別を生みかねない呼称は「彼女が強弁するように」許されるわけではない
2)そのような呼称をすることと、「中国政府の初動対応を批判すること」とは全く別問題。日本の厚労省は「中国人差別を助長する行為はするな」と言っているのであり「彼女が強弁し、厚労省を『中国擁護』と非難する」のとは違い「中国政府の初動対応に問題がない」と言っているわけではない
3)日本やイタリアなどでの「特定国家での蔓延」は「それらの国の防疫体制、医療体制の問題点」を示しており、全てを中国の責任であるかのように言うのは明らかにおかしい(日本やイタリアなどの政府を不当に免罪している)
ので彼女の主張は「中国差別をしたいが故の詭弁」でしかありません。

 その志村さんの命を奪ったのは誰か。人の運命は分からないとしても、コロナがなかったら、こんなことにはなっていなかったはずだ。それを考える理性を持ち悲しみと思いを抱くことは「ヘイト」とは無関係だろう。

 誰も志村の死を悼むなとはいっていません。「志村の死を中国ヘイトに利用するな(それは中国のみならず志村に対しても無礼だ)」といってるだけです。
 そして「中国の初動体制に問題がない」とは言いませんが、「中国国内での中国人の死亡」ならともかく「日本国内での日本人・志村の死亡」について「安倍政権の対応は十分だったのか」という安倍政権批判や「芸能界でコロナ対策は充分とられているのか」という問題提起*1ならまだしも「中国批判ばかりする」というのはどう見てもまともな態度ではありません。志村の死は「文革天安門事件での死亡者」のようにストレートに中国政府の法的、政治的、道義的責任を問えるケースとは大分違う。


◆I浜のツイート

I浜Y子
 ついこの間も世界知的所有権機関WIPO)のトップの座を中国人とシンガポール人が争い、諸外国の推しで後者になった(そりゃそうだ)。

 何が「そりゃそうだ」なのかさっぱりわかりませんが、「アンチ中国・I浜先生」におかれては「中国は世界の嫌われ者」と言う偏見があるようです。

*1:もちろんそうした安倍政権批判や問題提起も、素人が思いつき的に安易にすべきではないでしょうが。