今日の産経ニュースほか(2020年4月9日分)

【産経抄】4月9日 - 産経ニュース

 安倍晋三首相が発令した緊急事態宣言に、海外のメディアは手厳しい。フランス紙フィガロは「現実には見せかけだけ」と決めつける。ロンドンに本社を置くロイター通信は「遅すぎる」と評した。
▼フランスでは新型コロナウイルス感染による肺炎の死者は、すでに1万人を超えている。日本の約100倍だ。英国はジョンソン首相が病院の集中治療室で酸素吸入を受け、外相が職務を代行する異常事態にある。今のところ何とか感染爆発に至らずに、踏みとどまっている国に投げつける言葉だろうか。違和感しかない。

 いやいや「安倍首相の対応に問題はない」と言う「それなりにまともな反論」ではなく「安倍総理は頑張ってるのに!」「英仏の方が患者は多いじゃねえか!。手前らに言われたくないわ!」と無茶苦茶なこと言い出す産経の方に「違和感しかない」んですが。
 つうかこの産経の悪口雑言は「感染爆発で苦しんでる国(英仏)に投げつける言葉だろうか。違和感しかない」ですね。

 政府が購入した布製マスク約1億枚の全世帯への配布が、いよいよ今月半ばから始まる。先週のコラムで、「政府の発表には耳を疑った」と書いたら、(ボーガス注:安倍自民支持層から)多くのお叱りの手紙やメールをいただいた。「マスクはまさに干天の慈雨」「民のかまどの煙への気配りも大事だ」とおっしゃるのである。

 安倍批判的なことを書いても、「安倍が布マスク配布をやめる気がないうえ、安倍信者がそれを絶賛」という状況下で、結局腰砕けになるいつもの産経のようです。とはいえ、この産経抄は「耳を疑うなんて書いて済みませんでした!。マスク配布を私は支持します」などと謝罪したわけではなく、その点は曖昧にごまかしていますが。


バイデン氏指名確実 サンダース氏が撤退 米大統領選民主党候補争い - 産経ニュース
 サンダースに好感を持つ俺からすれば残念ですが、そもそも彼は、長年「民主党との共同会派に所属」とはいえ「無所属(最近民主党に入党)」という傍流ですからね。
 予想の範囲内ではあり、ここまで善戦したことを称えたい。