高世仁に突っ込む(2020年4/10日分)

さらなる感染者の増加に覚悟を - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 記事タイトルの「増加に覚悟」とは「緊急事態宣言に基づく自粛が無意味→もっと強硬措置を講じろ」と言う意味ではなく「検査数が今まで少ないので今後検査数を増やす(政府方針)と、『いわゆる暗数』が表面化するので、自粛が効果を上げてるとしても短期的には増加は不可避だろう(高世)」と言う意味です。
 まあ、一方で高世は「安倍政権がコロナ休業補償に消極的なこと」で「自粛要請が効果を上げるか疑問。『自粛要請に応じたことで収益が減るが補償しない』では営業自粛したがる企業はない。早急に休業補償に乗り出すべき」とも書いていますが。

 仕事に行かないとお金がもらえなくなる。背に腹はかえられないと会社に出る人は多い。

 まあそれはそうなんですが、それ以前に「自分の一存で営業をやめられる自営業者」と違い「会社員=サラリーマン」は「出勤せよ」という会社の業務命令に従う義務があるわけです。
 会社が「在宅勤務」や「当分の出勤停止」を命じない限り、休暇取得以外に休む手立てがない。そして休暇取得には「取得日数の上限がある」「会社の了承がないと休めない」という制約がある。

 日本政府には、企業活動をやめさせ、かわりに会社と従業員に補償するという、主要先進国でやっているまっとうな施策を採ってほしいと何度でも言いたい。
 ドイツでは、日本人音楽家がオンライン申請したところ2日後には日本円で収入補償60万円が振り込まれていたと証言している。
 給付を受けられる人を絞り込み、煩瑣な手続きを強いたうえ、給付は「スピードを重視して5月にも」などと寝ぼけたことを言っている日本政府は反省してもらいたい。

 高世が言うように「とっととやれ」ですね。「5月にもやりたい(やれるかわからない)」では会社としては「休む」としたら「5月に補償がないことを覚悟して休む」しかない。それで休みたがる人間もあまり居ないでしょう。
 結局「営業時間を短縮するが営業自体は続ける」ということになりやすい。

https://twitter.com/mihoimiofficial/status/1247369885409095681
 自粛に負けないはいらないの。
 自粛に負けて、菌に勝つんだよ。

 「(外出自粛要請などの)自粛に負けない」てそう言う意味(自粛要請を無視して外出などをする)なの?、と言うのが俺の感想ですね。
 確かに「昭和天皇死去前の自粛(イベントを楽しむなど、ガンに苦しむ天皇陛下に対して不謹慎だ)」などとは意味が違うので「感染防止のため、自粛要請には可能な限り従うべきだ」と俺も思いますがそれはさておき。
 てっきり「自粛に負けない」とは「自粛要請で、客が来なくなり、経営が苦しくなる企業も出るが倒産させてはならない。社会で支えよう(例:高世も強く訴える国による経済補償など)」「自粛要請によってストレス増加でDVが増えてるという報告が一部にあるようだがそういう弊害を放置しないで解消しよう」などの意味かと思ってましたが。
 「自粛要請で経営が苦しくなる企業も出るが倒産させてはならない。」などの意味なら、「自粛に負けない」といっていいでしょう。