今日の朝鮮・韓国ニュース(2020年4月15日分)(追記あり)(副題:韓国国会議員選挙・与党勝利&日刊ゲンダイのデマ記事)

新型コロナ、拉致問題にも影響 政府主催シンポジウム延期 - 毎日新聞

 政府は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、5月に米国で開催する予定だった北朝鮮による拉致問題に関するシンポジウムの延期を決めた。

 まあ日本も米国もどちらも「コロナ蔓延国家」ですからねえ。
 我々日本人にとっては「コロナが蔓延してる米国が怖い」し、米国は米国で「今の米国ほどではないがコロナが蔓延し始めてる日本から新たにコロナウイルスを持ち込まれてはかなわない」わけです。
 まあ、この種のシンポが「何かの役になってる」とはとても思えないので中止して一向にかまわないと俺は思いますね。いやもちろん「役に立つ場合」でも今の米国の惨状ではリスキーすぎてシンポなどできるもんではありませんけど。


【第674回・特別版】左派独裁の道を選択した韓国民 « 今週の直言 « 公益財団法人 国家基本問題研究所

 15日の韓国総選挙で、文在寅政権の与党(共に民主党、共に市民党)が圧勝し、300議席のうち180議席、5分の3を占めた。それに左派小政党(正義党6議席、開かれた民主党3議席)を加えると、189議席になる。それに対して保守系の第1野党(未来統合党)は103議席、中道野党(国民の党)は3議席だった。

 民主主義国家・韓国での選挙勝利で「独裁呼ばわり」とは全くふざけています。
 大体「数(与党が全議席の3/5を獲得)に物を言わせて野党の反対を押し切る*1=文政権の独裁」というなら、野党の反対を無視して「特定秘密保護法」「安保関連法」を成立させた安倍の政治手法こそが独裁ではないのか。
 そうした安倍批判に「国民が支持してくれたから大量議席をとれた。悔しければ野党が大量議席をとればいい」と居直っていたのが西岡ら日本ウヨではないのか。
 その安倍擁護の理屈なら、仮に文大統領が「全議席の3/5という大量議席に物を言わせて野党の反対を押し切った」ところで「選挙で獲得した議席」である以上、独裁ではないし「悔しければ野党・統合未来党が大量議席をとればいい」と言う話です。
 一方で、西岡が「数に物を言わせて野党の反対を押し切る=文政権の独裁」というなら安倍も批判してしかるべきです。
 とはいえ現時点では「数に物を言わせて野党の反対を押し切る=文政権の独裁」というのは西岡らの勝手な決めつけにすぎず、そのような政治手法を文氏がとるかは分かりません。文氏が「とらない」とも言えませんが。


韓国総選挙、文大統領の与党が勝利 新型コロナ追い風 - 産経ニュース

 与党「共に民主党」は系列の比例代表政党「共に市民党」と合わせて過半数を占めることが確実となり、圧勝した。
 与党が過半数でない国会運営が続いてきた文政権は、文大統領の残る2年の任期で政権の安定運営に道が開けることになる。いわゆる徴用工判決問題などでの変化は期待できず、厳しい日韓関係は続きそうだ。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が続く中、文在寅ムン・ジェイン)政権の防疫対応への高い評価が与党に追い風となったもようだ。
 ソウル市内の選挙区では、次期大統領選の有力候補と目される与党の李洛淵*2(イ・ナギョン)前首相と、最大野党「未来統合党」代表で元首相の黄教安(ファン・ギョアン)候補の事実上の一騎打ちとなった。韓国メディアは15日夜、李氏が当選を確実にしたと報じ、黄氏は敗北を認めた。
 KBSテレビによると、開票率が小選挙区61・1%、比例代表12・7%で与党系は170議席の獲得が予想される。未来統合党は比例の系列政党「未来韓国党」を合わせると114議席を確保する見通し。

 ということで出口調査の予想通り、文政権与党が勝利しました。「太陽政策は今後も順調に続きそう」と言う意味では俺的に喜ばしい結果です。
 ただし「一点だけ悲しいこと」があって、それは今回の選挙でいわゆる「第三勢力」が議席を大幅に減らし「二大政党化」が進行したことです(第三勢力の議席を奪ったからこその「共に民主党」大勝という要素が明らかにあります)。「選択肢は多ければ多いほどいい」という価値観の小生からすればその点だけは残念です。なぜ第三勢力が議席を減らしたのか、「第三勢力に何か問題があったのか(第三勢力の内在的要因)」、それとも「選挙制度の問題点など外在的要因なのか」については知識がないので特にコメントはしませんが、第三勢力の巻き返しを期待したいところです。
 なお「徴用工」云々はウヨの産経らしいですが、野党が仮に勝利したところでその点での変化は期待できないでしょう。
 というか変化すべきは「安倍の方」であり、「韓国側が無理な妥協をする形での変化」など、あるべき変化ではありません。
 野党不利と伝えられる選挙情勢を変えるべくあえて「統合未来党代表・黄教安が行ったばくち」は「党の敗北&彼の落選」と言う形で失敗に終わりました。まずは統合未来党としては、黄教安執行部の総退陣&新執行部の選出なのでしょうね。


総選挙の終盤まで低質暴言...「醜い口」審判も有権者の役割 : 東亜日報
未来統合党、「セウォル号暴言」チャ・ミョンジン候補を除名 : 政治•社会 : hankyoreh japan
韓国総選挙で中間評価受けた文政権、政権末期へ日韓が混迷も - 産経ニュース
韓国総選挙、苦戦強いられた野党 保守派に強い危機感 - 産経ニュース
Chosun Online | 朝鮮日報
韓国総選挙 「与党 過半数上回る見通し」 公共放送KBS | NHKニュース
革新与党が過半数確保へ 韓国総選挙 :日本経済新聞

総選挙の終盤まで低質暴言...「醜い口」審判も有権者の役割 : 東亜日報
 いわゆる「セウォル号テント発言」で相次ぐ論議を呼んだ野党「未来統合党」の車明進(チャ・ミョンジン)候補が13日、党最高委員会の議決で除名された。車氏は、すでに党倫理委員会の「離党勧告」懲戒を受けていたが、むしろこれを機にさらに低質な発言をした。
 野党「未来統合党」も当初、車氏に対して生温い懲戒を下し、さらに低級な発言が出ることを防げなかった。後になって除名したものの、ただ選挙に及ぼす悪影響を心配してのことだ。

未来統合党、「セウォル号暴言」チャ・ミョンジン候補を除名 : 政治•社会 : hankyoreh japan
 未来統合党は13日、ファン・ギョアン代表の主宰で国会で緊急最高委員会議を開き、チャ候補を満場一致で除名処分した。
 統合党のパク・ヒョンジュン共同選挙対策委員長はこの日午前、記者会見で「独自の状況分析で30~40代の中道層が崩れる現象がはっきり表れた。最も深刻な原因はチャ・ミョンジン候補の(暴言)問題だった」と述べた。さらに「自分の不適切な発言とその後の行動にどう責任を取るのか」と、党倫理委員会の懲戒後にも暴言行為を続けたチャ候補を強い口調で批判した。
 チャ候補は8日に録画放送されたOBSの討論会で、セウォル号の遺族がセウォル号座り込みテントで乱れた性関係を持ったと発言し、党倫理委から「離党勧告」措置を受けた。しかし、チャ候補は除名懲戒を免れると、その後も「今すぐセウォル号テントの真実を解明せよ」として遊説に出るなど、論争を続けた。

韓国総選挙で中間評価受けた文政権、政権末期へ日韓が混迷も - 産経ニュース
・5年の任期のうち2年余りを残す韓国の文在寅ムン・ジェイン)大統領への「中間評価」となった総選挙は、与党系が過半数を確実にした。新型コロナウイルスの感染防止策が追い風になった形

韓国総選挙、苦戦強いられた野党 保守派に強い危機感 - 産経ニュース
 「韓国の未来は絶望的だ」。未来統合党の黄教安*3(ファン・ギョアン)代表は投票前日の14日、ソウルでの最後の街頭演説で、与党の優勢を強く危惧し、ぬかずいて支持を訴えた。まるで敗北宣言のようだった。
 未来統合党など保守派は、親族らの不正疑惑で昨年10月に辞任した●(=恵の心を日に)国(チョ・グク)前法相(業務妨害などの罪で在宅起訴)の選挙介入疑惑で文政権を追及、支持を広げていた。ところが、新型コロナウイルス対策で文政権の評価が上がり、●(=恵の心を日に)国問題は外に置かれたも同然となった。
 そんな中、与党など左派勢力は露骨に未来統合党への攻撃を展開した。「安倍政権を擁護し、日本に何の批判もできない未来統合党」「未来統合党は土着倭寇だ」と罵倒した上に、黄氏を含む競合選挙区の議員複数を「親日派」と批判。黄氏らは市民団体から「落選運動」の対象にされた。
 さらに選挙終盤に、未来統合党の候補が2014年の旅客船セウォル号沈没事故の遺族らを誹謗(ひぼう)する失言をした。セウォル号事故がらみの揶揄(やゆ)は韓国社会でタブー視されており、与党勢力から猛非難を受けた。
 一方、不振のそもそもの原因は反政府・反与党で一体化できなかったためとの指摘もある。
 選挙では未来統合党以外にも保守政党が乱立。保守派は文政権を脅かすまでに結束できず、自らが分裂したことに、有権者はもどかしさを感じたようだ。

Chosun Online | 朝鮮日報
 15日に実施された韓国総選挙(定数300)の投票が午後6時すぎに締め切られた。地上波3局(KBS・MBC・SBS)の出口調査の発表が発表されると、国会議員会館に設けられた与党「共に民主党」の開票状況室では静かな歓声が上がった。

韓国総選挙 「与党 過半数上回る見通し」 公共放送KBS | NHKニュース
 韓国では15日、4年に1度の総選挙の投票が行われました。公共放送のKBSは出口調査にもとづいて、ムン・ジェイン文在寅*4)政権を支える与党「共に民主党」などが300議席のうち、過半数を上回る155議席から178議席を獲得する見通しだと伝えています。
 一方、保守系の最大野党「未来統合党」などは、合わせて107議席から130議席を獲得する見通しだと伝えています。

革新与党が過半数確保へ 韓国総選挙 :日本経済新聞
 総選挙は小選挙区253議席比例代表47議席の計300議席を争う。公営放送KBSの出口調査結果によると、与党の獲得議席小選挙区比例代表合わせて155以上となり、過半数の151を上回る見通しだ。
 過半数を獲得した政党は、国会議長や主要な常任委員長ポストを得られ、議会運営の主導権を握ることができる。韓国議会には6割の賛成がなければ法案を上程できないルールがあるため、与党が協力可能な革新勢力で180議席に届くかどうかも焦点となる。
 与党の改選前議席は「共に民主党」と比例代表政党である「共に市民党」を合わせて計128議席保守系最大野党は「未来統合党」と比例政党の「未来韓国党」が計112議席だった。いずれも過半数である151議席以上の獲得を目標に掲げた。
 選挙戦の動向は、新型コロナ感染者の状況が影響した。韓国政府は感染の封じ込めやマスクの供給増、給付金の支給決定などの対応策を急ぎ、国民の不安を一定程度、軽減できている。文大統領の支持率は1年半前の水準まで回復し、政権の成果を強調した与党には追い風として作用した。

 ということで「韓国メディアによる出口調査結果を信じれば」、僅差の勝利になるか、大差の勝利になるかはともかく、とにもかくにも文政権が勝利しそうです。「太陽政策は今後も順調に続きそう」と言う意味では俺的に喜ばしい結果です。
 色々理由はあるでしょうが、やはり「コロナ対応が評価された」と言う点が大きいようです。一方我が国の安倍は「コロナ対応のまずさ」によって俺のような安倍批判派にとっては「まだ高い」とはいえ支持率を落としているわけです。 
 その結果、別記事で書きましたが、二階自民党幹事長や山口公明党代表が「国民をなだめる」ためにでしょうが、「10万円支給論」を公言し始めています。


拉致解決の至上命令で公開捜査 警察庁リストに載った名前|日刊ゲンダイDIGITAL渡辺周(「ワセダクロニクル」編集長)

 竹村達也。
 旧動燃の科学者で、その部下だった男から竹村の失踪について調べてほしいと言われた私は(中略)その後、旧動燃の関係者を中心に取材した。だが、だれもが竹村の失踪を知っているものの、茨城県警の刑事が言ったという「北に持っていかれたな」の「北」が北朝鮮を指しているという確証は得られなかった。
 1970年代に現役だった公安部出身の警察OBにも尋ねたが、「本当だったら大変なことだ」と言うだけ。私はいったん、取材を中断した。
 ところがその5年後、私が朝日新聞を辞めてワセダクロニクルを立ち上げた2017年6月のことだった。取材したものの「未解決」になっているネタを整理している時、ふと「竹村達也」の名前を思い出し、インターネットで検索してみると……。ヒットした。
「拉致の可能性を排除できない事案に係る方々」
 警察庁のホームページに竹村のことが掲載されていた。竹村の部下の男が茨城県警の刑事から聞いた「北に持っていかれたな」の「北」とは、やはり北朝鮮のことだったのだ。
(つづく)
■連載「消えた核科学者」を始めます。旧動燃の科学者だった竹村達也さんの失踪事件について、独自取材で迫ります。竹村さんについてご存じの方は、ワセダクロニクル(contact@wijp.org)か日刊ゲンダイ(rachi@nk-gendai.co.jp)まで情報をお寄せください。

・ちょっと話が脱線しますが竹村達也氏が在籍していた「旧動燃」についてウィキペディアを元に簡単に説明しておきます。
 「動燃」とは「動力炉・核燃料開発事業団」の略称です。1967年に設立されその後

・1998年に核燃料サイクル開発機構に組織改編
・2005年に日本原子力研究所と統合し、日本原子力研究開発機構として発足

となります。
・「渡部周」というので「国民民主の極右議員?(鳩山、菅内閣総務副大臣民主党選対委員長(菅代表時代)、野田内閣防衛副大臣などを経て、現在、国民民主党副代表)」と思ったら同姓同名の別人でした。まあ、書いてる内容は「国民民主の渡辺並みにアホ」ですが。
 「動燃のプルトニウム技術者が失踪しただけ」で根拠レスで「北朝鮮拉致疑惑ガー(もちろん北朝鮮の核開発からの連想)」と言い出すデマ記事です。人間としてこのようなクズにはなりたくないもんです。まだ記事は(つづく)そうですが、どうせ「荒木和博と同レベルの与太が続くだけ」でしょうから俺個人は読む気はほとんど無いです。そもそも本当に「竹村達也さんに北朝鮮拉致の可能性がある」なら「ワセダクロニクルなんてマイナーなニュースサイト」「日刊ゲンダイなんて怪しいタブロイド紙」どころか、いずれ日本中のメディアが報じるでしょうしね。その時にマスコミ各社が報じる記事を読めばいい話です(ただしそんなことはおそらくないだろうと確信しますが)。
 もちろん「拉致の可能性を排除できない事案に係る方々=特定失踪者」なんてのは全くのデマカセです。

1)特定失踪者が既に40人前後国内で発見されてること
2)その中には「過労死するかもしれないほどの大量の仕事などの精神的ストレスから自発的に失踪した。北朝鮮など全く関係ない」と認めている方も居ること
3)足立区女性教師殺人事件 - Wikipediaの顛末(特定失踪者認定された女性が国内で他殺体で発見された上に、その犯行はもちろん北朝鮮と全く関係なかった)
4)1)~3)からどう考えても「特定失踪者認定」はまともな根拠でされているとは思われないこと。また未だに1)~3)に関して、救う会特定失踪者問題調査会からは「何故認定を誤ったのか、誤認定の再発防止策をどう考えてるのか」についてまともな釈明はないこと
5)幼稚園児・松岡伸矢君の失踪や小泉訪朝後の失踪など常識的に考えて北朝鮮拉致であり得ないものまで特定失踪者認定していること

などが「拉致の可能性を排除できない事案に係る方々=特定失踪者」がデマであることを示しています。単に警察が「拉致議連などウヨ議員」や「拉致被害者家族会」の政治力をバックにごり押しする救う会の政治的圧力に屈しただけの話です。
 安倍の圧力に屈して警察が「安倍の友人・山口某」のレイプをもみ消したのと全く話は変わりません。
 もし、渡辺が足立区女性教師殺人事件 - Wikipediaなどについて知らないなら無能だし、知っていてこんなことを書くなら不誠実極まりないクズです。
 結局「朝日を退社してワセダクロニクル*5とやらを設立した」とはいえ、「朝日の看板があって仕事が出来ていただけの男」にすぎないのでしょう。
 渡辺の「無能さ(所詮、朝日の看板で仕事をしていただけの男)」の傍証と「俺が思う物」として以下を上げておきます。
1)何せ「渡辺周」でググってもヒットするのは、この男ではなく「国民民主議員の渡部周」ばかりですし、ウィキペディアに項目があるのも「国民民主議員の渡辺周」だけです。「ワセダクロニクルの渡部周」が有能ならそんなことはないでしょう。
2)日刊ゲンダイ記事で紹介される「渡辺の過去の業績」も

 1974年、神奈川県生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、日本テレビに入社し、2000年から朝日新聞高野山真言宗の資金運用や製薬会社の医師への資金提供の実態をスクープしたほか、原発事故後は長期連載「プロメテウスの罠」取材チームの主要メンバーとして活躍した。2016年3月に退社、ニュース組織兼発信媒体「ワセダクロニクル」の編集長に就任。

ということで「朝日時代の物」しかありません。
 「ワセダクロニクル編集長と名乗るなら朝日退社後の業績を上げてみろよ、何もねえのかよ?」「そもそも『長期連載「プロメテウスの罠」取材チームの主要メンバーとして活躍』てお前の自称でしかないしな」「「プロメテウスの罠」取材チームに入ったことで勘違いして自分を過信した男が無謀にも独立しただけの話だろ」て話です。
 まあ、そもそも「ガセネタ常習のタブロイド紙日刊ゲンダイでの連載(朝日、読売、毎日などそれなりに定評、信頼性のあるメディアでの連載ではない)」という時点で「お察し案件(ガセだからタブロイド紙しか相手にしてくれないのね)」ですが。
 渡辺の現状は「産経の看板があって取材が出来ていただけの女=福島香織(退社後はただの反中国活動家に転落)」「長崎放送の看板があって取材が出来ていただけの男=常岡浩介(退社後のこの男は福島と違ってろくに取材・執筆活動もしてないようだし、何と表現したらいいのやら)」などと同じでしょう。で、そう言う人間は思ったように活躍できず、「自分が能力を過信していたこと」に気づいた場合、往々にして「もはや元に戻れない(渡辺や福島、常岡はもはや朝日や産経、長崎放送には戻れない)」上に「経済的に切羽詰まってるため」に「とにかく金儲けのためには受ける記事を書くしかないんだ」と劣化することがあります。今回の渡辺も同じでしょう。
 とはいえ、李英和氏の死があまり報じられないことが、対北朝鮮や拉致問題への関心の実情ではないか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)という状況下で「信用に値する北朝鮮問題でのスクープ」ならともかくこんな飛ばし記事書いても儲かるとはとても思えませんが。かつこんなデマ記事を書けば一発で「人間としての信用」は失われます。
 なお、「竹村達也」でググったら一番最初にヒットしたのはこの「消えた核科学者」ではなく「競輪の選手」で、次にヒットしたのが「地方競馬の騎手」でした。もちろん同姓同名の別人です。まあ、「竹村達也」でググって、「消えた核科学者」が最初にヒットしない時点で「お察し案件(世間はこんな与太話相手にしてないと言うこと)」ですね。

【5/3追記】
 日刊ゲンダイの与太記事の続きです。

仏の高速増殖実験炉に核燃料を納めるプロジェクトに失敗|日刊ゲンダイDIGITAL
 1969年、竹村が34歳の時だ。この年、動燃はフランスの高速増殖実験炉「ラプソディ」に核燃料を納めるプロジェクトを始める。
 ところが、動燃が納めた燃料は返品されてしまった。
 このラプソディプロジェクトの現場責任者が、竹村だった。1969年に動燃に入社し、竹村のいるプルトニウム燃料部に配属された元部下は言う。
「竹村さんはフランスから返品されたことに責任を感じていて、話しかけられるような雰囲気じゃなかった。竹村さんの采配で燃料づくりをしたことも失敗したことも、みんな知ってましたから」
 結局、返品された翌年に「総力を結集して合格品を作れる技術を確立した」(記念誌「プルトニウム燃料開発十年の記録」)。
 開発が成功したのち、竹村はプルトニウム燃料部を去り、他部署に異動することになる。竹村が動燃での最後を過ごした部署だ。
「左遷だよ」
 プルトニウム燃料部でのかつての仕事仲間は口を揃えた。 

水戸の古書店で見つかった蔵書には竹村さんの名前が|日刊ゲンダイDIGITAL
 動燃でプルトニウム製造係長を務めていた竹村達也は、フランスの高速増殖実験炉「ラプソディ」に核燃料を納めるプロジェクトの現場責任者だった。しかし、竹村たちが造った燃料は不良品としてフランスから返品されてしまう。
 燃料は1970年に造り直すことができたものの、竹村はプルトニウム燃料部を外される。異動先は技術部の検査課試験係。核燃料を覆う被覆管の性能をチェックする仕事だ。プルトニウム燃料部にいたかつての科学者たちは「ラプソディプロジェクトの失敗で左遷された」と口を揃えた。
 竹村が動燃を退職して失踪したのは72年。竹村は動燃での最後を、この技術部検査課試験係で過ごした。

 さてこの記事からは竹村氏の失踪(1972年)は「会社内での挫折による退社&自発的失踪ではないか?」と当時の動燃関係者は考え、だからこそ、当時、大して騒がれもしなかったことがうかがえます。そうした失踪を今「北朝鮮拉致ではないか?」と疑う合理的根拠があるのかと言えば、日刊ゲンダイ記事にはそんなものは何一つ登場しません。

カーシェアリングしていたカローラを置いたまま失踪した|日刊ゲンダイDIGITAL
 私が取材で訪れた技術部のOBは「竹村さんは自らいなくなった」と語った。水戸市内の古書店で、竹村の蔵書が見つかったという。身辺整理をしているということは、拉致されたわけではないということだ。

 もちろん「だまされて身辺整理をさせられた上で拉致された」「身辺整理をしている途中で、偶然にも拉致された」場合なら「身辺整理と拉致」は矛盾しないのですが、どっちにしろ、日刊ゲンダイ記事を読む限り、この失踪事件について「自発的失踪でない(拉致である)」と判断できるまともな根拠は何一つありません。まあ、よほどのこと(例:失踪前にある人物とトラブっていた、失踪者の自宅から失踪者の物とみられる血痕が見つかった、など)がない限り、失踪事件は「自発的失踪」と考えるのが普通で「拉致」などと考える人はまず居ません。

 竹村がカーシェアリングをしていたのなら、他の仲間が引き続き使っていただけで愛車を放置したままにしなければならない何らかの事情が発生したわけではない。

 意味が分からないですね。カーシェアリング(車の共同利用)をしていたのなら「車の購入費用や維持費用(ガソリン代や車検費用など)」も「共同で出していた」と見るべきでしょう。自発的失踪でアレ、そうした車を失踪者が失踪時に持ち出すかと言ったら「持ち出さなくても何らおかしくない」でしょう。こんなことは何ら「拉致説」を裏付ける根拠にならない。というか「拉致説を裏付ける根拠にならない物」を無理矢理「拉致の傍証にしようとしている」時点で「拉致と見なすまともな根拠がないんだな」で終わる話です。

架空の仕事を紹介する拉致の手口 市場調査として騙される|日刊ゲンダイDIGITAL
 竹村達也のかつての職場仲間や大学の同級生たちは、竹村が動燃を退職した後に転職したものだと思い込んでいた。転職先として名前が挙がったのは、宮崎の旭化成、京都の京セラ、そして動燃と同じ茨城県東海村にある三菱原燃だ。
 しかし、どの会社にも竹村は転職していなかった。
 しかし、どの会社にも竹村は転職していなかった。動燃の人事部が竹村の未払いの期末手当を支払おうと転職先と思われる会社に電話したところ、「そんな人は来ておりません」と言われた。
 転職の話そのものが、架空だった可能性が高い。
(後略)

 問題は「転職話を知人にしたのは竹村氏本人」「どういう経緯でそういう転職話が来たのか、竹村氏からは詳しい説明はなかった」ということですね。
 つまりはこの与太記事が強弁するような「北朝鮮工作員が竹村氏をだまして拉致するために行った架空の転職話」というストーリー自体がまず成立しません。
1)『誰かから転職話が来たわけではなく、そもそも転職話など何一つない(動燃退職理由は転職のためではない)』のに竹村氏が『転職話があるかのように虚言を吐いた』可能性がそもそも否定できないからです。
 そして
2)仮に誰かが嘘の転職話で竹村氏をだましたのだとしても、そのだました人間が誰か分からないのに「北朝鮮工作員ガー」なんて言えるわけがないでしょう。
 (後略)以降は延々「竹村氏とは全く関係ない、だましによる北朝鮮拉致(例:有本恵子氏)」の話になりますが、そんなもん、いくら出したところで竹村氏の失踪が北朝鮮拉致だという証明には何一つなりません。くだらない印象操作でしかない。いや印象操作とすらいえるかどうか。

*1:とはいえ西岡ら日本ウヨは「今後、文氏は大量議席を使ってそう動くだろう」と決めつけてるだけで、今のところ文氏がそうした手法をとるとは限りませんが。

*2:全羅南道知事、首相など歴任

*3:釜山高検検事長、朴クネ政権法相、首相、自由韓国党党首を経て未来統合党代表

*4:盧武鉉政権大統領秘書室長、「共に民主党」代表を経て大統領

*5:何が「ワセダ」なのかさっぱりわかりません。「早稲田大学と関係があるかのように思わせて商売をする」という「消防署の方から来ました」商法でしょうか?