黒坂真に突っ込む(2020年5月4日分)

黒坂真リツイート
 吉岡正史さん。大日本帝国朝鮮半島に教育制度を普及した。京城帝国大学が創設された。

 いつものウヨの「日本のおかげで韓国は近代化できた」という居直りですが、その理屈なら「中国共産党のおかげでチベットは近代化できた」といえる点を平気で無視する点が全くデタラメです。
 もちろん、そこで「中国は自国の利益のために近代化した、慈善行為じゃない」「一番おいしいところは中国が得て、より劣るところがチベットに来るという差別構造があった」「近代化すれば民族主義を軽視していいのか」といったところで「それ全部日本の韓国統治に該当するじゃん」で終わる話です。

黒坂真リツイート
 強国が弱い国を支配する事が当たり前の時代でした。英国はムガール帝国を滅ぼし、支配しましたがこれも当時の国際法では合法。
◆やまとたける
 当時フィリピンを統治していた米国も日韓併合を認めていました。当時の歴史の背景を無視して日本を悪く言うのは無知の証明です*1

 やれやれですね。その理屈なら「中国のチベット解放もウイグル支配も国際社会が認めました、チベットウイグルも独立国じゃありません」といえてしまうんですがね。そこで「中国の経済的利益に、国際社会が丸め込まれたんだ。経済的利益のためにチベットウイグルを見すてたんだ」とか「中国の恫喝に屈したんだ。中国の報復が怖くてチベットや(以下略)」などと言い出したら「それ、米国が日本の韓国植民地化を容認したのも同じじゃね?。韓国統治を俺(米国)が認める代わりにフィリピン統治をお前(日本)も認めろ、とか、植民地にしてもいいけど、韓国にある俺(米国)の利権に今後も配慮しろとか、そういう話で容認しただけやろ」つう話です。
 無知というか、デタラメというか、まあ黒坂と類友が無茶苦茶なのはいつものことですが。

黒坂真リツイート
 日本共産党本部の皆さん。危機を梃子にした分断、強権、独裁の道を突き進んでいるのは中国共産党です。

 もちろん志位氏の言う「危機を梃子にした分断、強権、独裁の道=安倍の緊急事態条項・改憲」であることは前後の文脈から明白です。
 であるならば「緊急事態条項は憲法に必要なんだ、それは志位氏が言うような悪しきものではない」というのが黒坂の立場では「当然の反論」です。ここで「中国共産党ガー」といっても何の反論にもなってない。むしろ「緊急事態条項は憲法に必要なんだ、と言えないから話のすり替えに走ってるのか?」と黒坂が疑われるのが落ちです。

黒坂真リツイート
 吉岡正史さん。文大統領の「南と北は一つの生命共同体だ」という呼びかけから、私は金正日の社会的政治生命体論を思い出します。

 吹き出しました。文氏を「北朝鮮の手先呼ばわりしたい*2」ようですが、黒坂の物言いは「大東亜共栄圏(戦前日本)」と「東アジア共同体構想(鳩山由紀夫内閣など)」について「どちらも中国、韓国を中心においている経済構想」として共通点を見いだそうとするレベルの詭弁でしょう(まあ日本ウヨについて言えば、何故か「東アジア共同体構想」については「中国の策略」と悪口雑言する輩ばかりですが)。
 「一部、似ているといってもちろんそれは同じではない」。まあ当たり前の話ですが。

渡辺輝人がリツイート
・日本の命運をかけた戦争>(ボーガス注:ハルノートを受諾すれば回避できたし)勝ち目がない*3から嘘。
・人種差別とのたたかい>朝鮮人差別見れば嘘八百
 (ボーガス注:日本共産党は当時の日本で内乱を起こし、ソヴェト政権を樹立する能力も意思もないし、ハルノートは『共産主義の立場に立った内乱の実行』とは何の関係もない(もちろんハルノートによって米国が『日本共産党による共産革命』を企んだというのは馬鹿げている)。対米戦争反対論(ハルノート受諾賛成論)も『共産主義の立場に立った内乱の実行』とは何の関係もない。また、日本共産党だけが対米開戦に否定的だったわけでもないので)それ以外の部分は意味不明。祖国を破滅の淵に追いやった人々をよくそんなに美化できますね。
黒坂真
 渡辺輝人さん。大東亜戦争は日本国家の命運をかけた戦争でした。当時の欧米諸国の人種差別とのたたかいでもあった。帝国陸軍、海軍それぞれに大きな問題はありましたが、祖国の命運をかけた戦争に協力するのは国民の義務。渡辺さんは当時の日本で内乱を起こし、ソヴェトを樹立すべきだったと考えますか。

 イヤー、渡辺氏の「黒坂への突っ込み」には特に付け加える事もないですね。むしろ渡辺氏が「非常に簡単」とはいえ黒坂に突っ込んだことが意外です。 
 「対米開戦反対=共産革命支持(だから対米開戦は不可避?*4)」という黒坂の珍論が「あまりにばかばかしい」ので「突っ込む気を失い」、突っ込まないかと思っていたので。
 実際、俺の知る限り、「黒坂の珍ツイート」に応答した人は今回の渡辺氏が初めてです。
 ちなみにこの黒坂ツイートには

◆木山正司@川柳タヌキたまに犬
 祖国の命運をかけて戦った結果、悪の大日本帝国は無事滅びました。めでたしめでたし。

と言う皮肉リツイートがついています。まあ、木山氏の言うように「祖国の命運をかけようが」戦争に負けて「韓国の独立」「台湾、南樺太の中国やソ連への返還」「天皇の象徴化(国家元首ではなくなる)」「天皇家財産の大幅な国庫への移動→あげく、天皇家財産の減少で生活が困難になった宮家が臣籍降下」「不敬罪の廃止」「教育勅語御真影の廃止」「国家神道の廃止」「労働組合法の制定(労働組合運動の合法化)」「治安維持法の廃止(日本共産党の合法化)」など「飲みたくもない条件」を昭和天皇らが飲まされた以上、黒坂らウヨの立場でも、対米開戦は手放しで評価できるわけもないんですがね。対米開戦しなければそうした条件をのまずに済んだかもしれないわけですから。しかも対米開戦の目的だった「蒋介石政権打倒」「東南アジアの植民地化」はもちろん失敗ですから、『対米開戦したことによって昭和天皇にとって、かえって状況が悪くなった』(苦笑)。
 そこで「昭和天皇が対米開戦したおかげで東南アジアが独立できた」というのはデマだし、その理屈なら「昭和天皇が対米開戦した」おかげで「天皇が象徴になり、教育勅語御真影不敬罪も廃止されて日本の民主化が進んだ。『神武天皇は事実ではない』などと天皇問題についてためらいなく発言できるようになった」「労働組合法が制定されて日本の労働者の利益になった」ともいえるわけです。まあ、そういったらウヨ連中はおそらくマジギレでしょうが。
 つまり黒坂の「共産革命を防ぐために対米開戦した(と言いたいようですが)」とは意味不明な珍論だと言うことですね。
 むしろ「第一次大戦での敗戦国ドイツやロシアでの革命」「近衛上奏文が唱えた共産革命の恐怖(妄想ですが)」「第二次大戦での敗戦国イタリアでの王制廃止」「終戦後の日本共産党天皇制廃止論(もちろん国民多数の支持は得られませんでしたが、そう言う主張が不敬罪などの処罰対象ではなくなり合法化された)」「第二次大戦後の昭和天皇訴追論(中華民国ソ連など)」「第二次大戦後の昭和天皇退位論(近衛文麿など)」でわかるようにむしろ太平洋戦争のような無謀な戦争こそが革命や退位をもたらしかねないんですが。
 天皇の象徴化だって「地位が国家元首から政治権力を持たない象徴に大きく変わった」と言う意味では「革命や退位」に近いもんがあるでしょう。

黒坂真内田樹リツイート
 内田樹先生。ウィルスは変異しますから、今後感染者が激減して発令が解除されても、またどこかで、変異してどなたかが感染しうるのではないでしょうか。ワクチンができても、全世界で根絶は困難。私は医学のど素人ですので断言はできませんが。内田先生はウィルスは根絶可能と断言できますか。
内田樹*5町山智浩リツイート
 僕も町山さんと同意見です。発令の根拠になっている数値が存在しないで「気分」で発令したわけですから解除するときも「気分」で解除される。そして、解除後に感染した人はすべて「自己責任」で頬かむりするつもりだと思います。
町山智浩*6
 データとして信頼できる*7検査数に基づかない「なんとなく」の緊急事態宣言は、なんのデータにも基づかずに「なんとなく」延長され、「なんとなく」解除されるだろうが、外国はちゃんとしたデータが出ない限り、日本を渡航要注意国から外さないよ。

 いつもながら黒坂は意味不明ですね。これが仮にも「三流大学(大阪経済大学)」とはいえ大学教授の肩書きを持つ者の言うことかと心底呆れます。
 町山氏も内田氏も「政府の緊急事態宣言は発令の根拠も延長の根拠もあやふや。事態がどうなれば解除されるかその基準も曖昧で良くない。基準、根拠を明確に示すべきだ」「大体、PCR検査自体が少ないので、発令などの根拠である感染者数自体が信用できない点が問題(もっとPCR検査を増やすべき?)」「今の政府のやり方では仮に緊急事態宣言を解除しても外国は日本を渡航注意国から外さず、日本にとって不利益になるだろう」と言っているのであって、「ウイルスが根絶可能かどうか」なんて話はそもそも何一つしていません(そもそも黒坂の言う「根絶」の定義も「コロナの死者がほとんどいなくなること*8」なのか、「ウイルスが根絶やし」なのか、何を意味するのか、意味不明ですが。「ウイルスが根絶やし」を意味するならそんな感染症はほとんど存在しないし、ワクチンが存在しさえすれば根絶やしにしなくても予防は可能なわけです。もちろん「発展途上国ではワクチンの普及が困難」かもしれませんがそんなことは「日本で新型コロナの死者をなくせるか」などという話とは関係ありません)。
 町山氏や内田氏に反論するならば「発令、延長、解除の基準や根拠は明白だ」「確かに曖昧なところがあるがやむを得ない」「感染者数は信用に値する」「今の政府のやり方でも外国が日本を渡航注意国から外してくれる」などといったところでしょうにねえ。町山氏や内田氏の提示した論点から故意に話をすり替えようとしている上に、そのすり替えが明らかに失敗している無様な黒坂です。
 そもそも町山氏も内田氏も「黒坂に向かってツイートしたわけではない」のだから黒坂が自分から無茶苦茶な詭弁で絡んでいく理由は何もないんですけどね。

黒坂真さんがリツイート
◆心の風景3
 横田滋さんは、お身体の具合がよくありません。
 早紀江さんは「ああ、めぐみちゃんだ、よかったねと確認ができる間に、たとえ1時間でもいいから、それがわかる間に会いたい。」と苦しい胸の内をあかされています。
 一人でも多くの人に拉致問題を拡散してください!

 ばかばかしい。拡散してどうなるんだって話です。日朝の外交交渉以外に拉致解決の道なんかない。ただし俺個人は「めぐみさんの話」については「彼女が生きている可能性は低い」と見ています。彼女の娘ウンギョンさんの存在を明かしながら、彼女を隠す理由があるとは思えないからです。
 彼女が死亡しているからこそ、「横田夫妻をなだめるためにウンギョンさんを出してきた」と見るべきでしょう。

黒坂真リツイート
 吉岡正史さん。戦前とはいつ頃の話*9ですか。昔、治安維持法はありましたが、それでもプロレタリア文学運動は長く存在しました。治安維持法には行き過ぎもありましたが、内乱を呼び掛けて武装していた*10共産党員の逮捕、投獄*11は当然。
◆吉岡正史
繰り返される日本の失敗パターン | 丸川知雄 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
「戦前との重要な違いは日本政府の失敗を批判する言論の自由があることである。もっとも首相と親しいある評論家が、厚労省の戦略に批判的なテレビ番組に対し電波使用を停止すべきと言い出した。仮にそうなれば日本政府の失敗を止めるものはもう何もなくなってしまう」

 呆れて二の句が継げませんね。
 「小林多喜二は生前、『蟹工船』を発表できたから、戦前の共産党弾圧はたいしたことはない」といったら正気を疑われるので、反共ウヨですら、ある程度まともな人間はこんなことは普通言わない。
 大体、戦前、弾圧を受けたのは「共産党だけではない」わけです。
 例えば「中野『戦時宰相論*12』に激怒した東条*13首相の恫喝で自殺に追い込まれたのではないか」という中野正剛なんぞは共産党員どころか右翼です。
 あるいは政府による選挙干渉が横行したという「翼賛選挙(1942年)」を政府の言論抑圧の事例に上げてもいいでしょう。選挙干渉された側は勿論共産党ではなく、単に「大政翼賛会入りしなかった候補*14」にすぎません(ただしそれでもいわゆる『非翼賛候補』を完全に議会から排除することは出来ませんでしたが。ウィキペディア『第21回衆議院議員総選挙』によれば、戦後も活躍した有名な翼賛候補としては、岸信介*15元首相などが、非翼賛候補としては芦田均*16元首相、鳩山一郎*17元首相、三木武夫*18元首相、西尾末広*19民社党委員長などがいます)
 まあ、そう言う事例は他にもあるかと思います(今思いつく物だと創価学会PL教団)。

*1:おいおいですね。批判者は「日本の韓国統治」も「米国のフィリピン統治」も「英国のインド統治」も植民地支配は現在の視点では悪と評価してるのであって、「当時の大国が日本に限らず植民地主義だった」なんてことは今更言われなくても知っています。

*2:勿論そう言うバカは黒坂だけでなく、日本極右(産経、国基研、日本会議など)では一般的です。

*3:もちろん「俺たちにはフランスを速攻で降伏させたナチドイツがついてる。ドイツが英国とソ連を降伏させれば、米国は単独で日独と戦わざるを得ない。米国は戦意を失い、引き分けに持ち込めるはずだ。だから対米開戦しても問題ないんだ」「緒戦で真珠湾攻撃で米国海軍に大打撃を与えれば米国もすぐには反撃できない(実際には米国は真珠湾敗戦のダメージを日本が予想したのよりは短期でリカバリーします)」という「都合のいい設定で勝ち目がある」と考えたのが昭和天皇以下、当時の日本政府です(負けると思ってれば誰も戦争なんかしません)。その辺りについては山田朗氏の著作などを読めば詳しく書いてあります。もちろん「ドイツは英国とソ連を降伏させられず、それどころか連合国軍(米英ソ連)に降伏させられた」時点で日本の勝利シナリオ(俺たちにはドイツがついてる!)は完全に崩壊します。それでも「国体護持」にこだわって終戦を遅らせたのが昭和天皇です。

*4:そんな珍論は産経や国基研でもしません。ちなみに産経などの主張(対米開戦正当化)は「ハルノート(日本軍は蒋介石政権打倒を諦めて中国から撤退せよ、進駐したフランス領インドシナからも撤退せよ、要求をのまなければ対日石油禁輸などの制裁措置は解除しない)は飲めない」「ハルノートは日本に対する無法な挑発だ」ですね。黒坂のような意味不明な珍論は初めて見ました。

*5:神戸女学院大学名誉教授。個人サイト内田樹の研究室。著書『寝ながら学べる構造主義』(2002年、文春新書) 、『先生はえらい』(2005年、ちくまプリマー新書)、『私家版・ユダヤ文化論』(2006年、文春新書)、『私の身体は頭がいい』(2007年、文春文庫)、『下流志向』(2009年、講談社文庫)、『日本辺境論』(2009年、新潮新書)、『武道的思考』(2010年、筑摩選書)、『街場のメディア論』(2011年、光文社新書)、『うほほいシネクラブ』(2011年、文春新書)、『ハリウッド映画で学べる現代思想』(2011年、文春文庫)、『「おじさん」的思考』、『期間限定の思想:「おじさん」的思考2』、『疲れすぎて眠れぬ夜のために』(以上、2012年、角川文庫)、『修業論』(2013年、光文社新書)、『ためらいの倫理学』、『街場の大学論』(以上、2014年、角川文庫)、『態度が悪くてすみません』(2014年、角川oneテーマ21)、『最終講義・生き延びるための七講』(2015年、文春文庫)、『日本の身体』(2016年、新潮文庫)、『街場の文体論』(2016年、文春文庫)、『直感はわりと正しい』(2017年、朝日文庫)、『内田樹による内田樹』(2017年、文春文庫)、『常識的で何か問題でも?』(2018年、朝日新書)、『街場の読書論』(2018年、潮新書)など

*6:映画評論家、コラムニスト。著書『USAカニバケツ:超大国の三面記事的真実』(2011年、ちくま文庫)、『キャプテン・アメリカはなぜ死んだか』(2011年、文春文庫)、『アメリカは今日もステロイドを打つ:USAスポーツ狂騒曲』(2012年、集英社文庫)、『底抜け合衆国:アメリカが最もバカだった4年間』(2012年、ちくま文庫)、『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』(2012年、文春文庫)、『トラウマ映画館』(2013年、集英社文庫)、『99%対1%:アメリカ格差ウォーズ』(2014年、講談社文庫)、『トラウマ恋愛映画入門』(2016年、集英社文庫)、『アメリカ人もキラキラ★ネームがお好き:USA語録2』(2016年、文春文庫)、『映画と本の意外な関係!』(2017年、集英社インターナショナル新書)、『〈映画の見方〉がわかる本:ブレードランナーの未来世紀』(2017年、新潮文庫) 、『マリファナも銃もバカもOKの国:USA語録3』(2017年、文春文庫)、『「最前線の映画」を読む』(2018年、集英社インターナショナル新書)、『トランプがローリングストーンズでやってきた:USA語録4』(2018年、文春文庫)、『最も危険なアメリカ映画』(2019年、集英社文庫) など

*7:日本の検査数が信頼に値しないという指摘については例えばもはや「感染者」にどれだけの意味があるのか疑問になってきた | inti-solのブログ - 楽天ブログ日本の怪:新コロナ・ウィルス感染者数データ|コラム|21世紀の日本と国際社会 浅井基文のページ参照

*8:結核で死亡する人間も未だに日本にいるので「死者をゼロにすること」は普通に考えて無理です。

*9:普通に考えて「昭和戦前期」でしょうね。明治や大正が今のように自由だったかと言えばそうでもないですが。

*10:そんなことは日本共産党員はしてないでしょうよ(そもそも治安維持法の処罰対象は「国体(国家体制、戦前日本の場合は天皇制)の否定&共産主義運動」であってテロ犯罪ではありません)。大体「テロがあるからやむを得ない(日本共産党について言えばそんな事実はありませんが)」つうなら中国のウイグル統治だって「テロが実際にある」以上、何一つ批判できなくなります。

*11:有名どころでは創価学会PL教団がありますが、戦前において弾圧を受けたのはそもそも共産党だけではありません。

*12:名指しで東条を批判してないとはいえ、前後の文脈と「日頃の中野の主張」から東条批判を意味してることが読み取れる。

*13:関東憲兵隊司令官、関東軍参謀長、陸軍次官、陸軍航空総監、第二次、第三次近衛内閣陸軍大臣、首相(一時は陸軍大臣参謀総長を兼務)を歴任。戦後、死刑判決。後に靖国に合祀。

*14:なお、「翼賛会入りしたくても、翼賛会側から排除された議員」もおり、必ずしも翼賛会批判派ではありません。

*15:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相を歴任。戦後、日本民主党幹事長、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相を経て首相

*16:日本民主党総裁、片山内閣副総理・外相、首相など歴任

*17:戦前、田中内閣書記官長、犬養、齋藤内閣文相を歴任。戦後、日本自由党総裁、日本民主党総裁、自民党総裁、首相を歴任

*18:国民協同党書記長、委員長、片山内閣逓信相、改進党幹事長(重光葵総裁時代)、鳩山内閣運輸相、自民党幹事長(石橋総裁時代)、岸内閣科学技術庁長官(経済企画庁長官兼務)、池田内閣経済企画庁長官、自民党政調会長、幹事長(池田総裁時代)、佐藤内閣通産相、外相、田中内閣副総理・環境庁長官などを経て首相

*19:日本社会党書記長、片山内閣官房長官、芦田内閣副総理、民社党委員長を歴任