高世仁に突っ込む(2020年5/8日分)

指導者によって生死が分かれる時代 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 「指導者によって生死が分かれる」つうのは昔からそうですね。
 わかりやすい例だと、我が国日本も「昭和天皇という愚かな指導者」が「無謀な戦争」を起こしたがために「東京大空襲」「広島、長崎原爆」などで多くの尊い命が失われたわけです。

 お勧めのニュース番組「国際報道」(NHKBS1でよる10時から)がきのうもよかったので紹介したい。
 特集は、アマゾンの先住民族に拡大する新型コロナ感染。
 大企業や富裕層の利益のみを重視するボルソナロ大統領は特別な行動規制をしないことで知られるが、先住民などには全く関心を払わない。これも事態を悪化させているという。政治の問題も大きいことが分かる。
 池波キャスターの論評「池波’s VIEW*1」は、フィリピン政府がテレビ局に放送停止命令を出したというニュースに関して。
 同社はドゥテルテ*2大統領の薬物対策を批判し、大統領は免許更新を拒否する意向を示していた。
 アメリカのニューヨーク支局からは、「助けてほしい」とのニューヨーク市長の呼びかけにボランティアを志願した、500キロ離れた町に住む小児科医、ボルクさんの5日間密着リポート。
 病院で看護師と同じようなサポート役の仕事をふられたボルクさん。患者が目の前で急に容体が悪化し、亡くなっていく。親しくなった医療スタッフも亡くなった。インタビューに答えるボルクさんは涙声だ。
 それにしても、ブラジルの大統領といい、フィリピンの大統領といい、また米国のトップといい、*3常識を疑う言動で大きな影響が国民に及んでいる。
 危機におよんで、どんな政治家を選ぶかが生死を分けるということを実感させられる。

 高世の言うNHK番組については

https://twitter.com/nhk_kokusainews/status/1257875437755088897
連休中ですが、きょう#国際報道2020 放送あります。
ラインナップは、
▼新型コロナ感染リスクにさらされるアマゾンのヤノマミ族
▼NY救急病棟の1週間

と言うツイートを紹介しておきます。
 それはともかく、この高世の記事は「ブラジルの大統領」「フィリピンの大統領」「米国のトップ」への批判、特に「コロナ問題でのブラジルの大統領や米国のトップの無為無策への批判」がメインの内容です。

 北朝鮮に新たなミサイル関連施設建設の疑惑が浮上したとのニュース。
 衛星写真の分析から、今年後半か来年前半は運用可能になるとシンクタンクCSISは予測している。

北朝鮮についても触れていますが、その分量は「ブラジルの大統領」「フィリピンの大統領」「米国のトップ」に比べればわずかであり、しかも単なる「事実紹介」で「北朝鮮のミサイルは脅威だ。コロナばかりにかまけてはいけない」などの「簡単な意見表明」すらありません。もはや高世も「ジンネットを倒産させたこと(北朝鮮への悪口雑言が結局、最近では金儲けにならなくなったこと)」「日本社会は現在、北朝鮮よりもコロナに注目していること」もあって「北朝鮮に悪口雑言」していた「昔とは違い」北朝鮮に悪口雑言する気持ちも失われつつあるようです。

*1:原文のまま。細かいことですが「国際報道」のキャスターは「池畑修平」という人物なので『池畑キャスターの論評「池畑’s VIEW」』が正しいです。高世も自称ジャーナリストのくせに随分とお粗末なもんです。「池波正太郎池波志乃のことでも頭にあったのか?」とからかいたくなります(そのうち修正するかもしれませんが)。なお、ググったところ、池端には『韓国 内なる分断:葛藤する政治、疲弊する国民』(2019年、平凡社新書)という著書がありますね

*2:ダバオ市長などを経て大統領

*3:ここで高世が「日本の首相といい」と書かないのは救う会、家族会への忖度でしょうか?