「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年5/13分:荒木和博の巻)

自殺偽装【調査会NEWS3264】(R02.5.13): 荒木和博BLOG

 今日の「集い」で、特定失踪者家族会副会長で秋田美輪さんのお姉さん、吉見美保さんから自殺を偽装したケースについてお話しがありました。自殺を偽装したと思われるケースは全国で多数見受けられます。秋田美輪さんや山本美保さんのケースなら海岸にバッグや靴などの遺留品が残されていました。
 また山下貢さん(福井)、河田君江さん(山口)、松橋恵美子さん(秋田)、林雅俊さん*1(岐阜)をはじめとして、海岸近くに車が遺留されていたケースも多数みられます。林雅俊さんのケースは車内にあったパソコンに遺書のような書き込みがあったのですが、過労死問題の専門家である川人博*2弁護士(調査会常務理事)によれば、その内容は自殺する人の文章ではない*3とのことでした。

 やれやれですね。
 自殺偽装と言えるのかどうか自体、疑問でしょう。本当に「自殺」で「遺体が見つかってない」だけなのかもしれない。
 特に1984年(昭和59年)6/4に甲府市の自宅から失踪し、6/21に山形県の海岸で遺体となって発見された山本美保さん(ただし遺体が腐乱していたため、DNA鑑定で美保さんと認定されたのは、2004年3月)なんてどう見ても警察は「自殺」と見なしてるでしょう。
 とはいえ「20年間も探し続けたのに実は失踪から17日後に山形県の海岸で遺体で発見された(しかも自殺らしい)」という悲劇的結末がどうしても遺族には受け入れられないようですが、それにしても荒木の与太にはまるのだけは辞めて欲しいもんです。
 あるいは「自殺を決意したが死にきれずに失踪」もありうる。
 つうか「自殺偽装」だとしても、それは、「西口彰の自殺偽装」のような「探してもらいたくないが故」の「失踪者自身による自殺偽装」もありうる。
 仮に犯罪に巻き込まれて、その犯人が自殺を偽装したにせよ、それが「北朝鮮工作員だ」なんて証拠はどこにもない。
 全くばかばかしいにもほどがあります。しかし、川人博も何でここまで劣化したんですかね。およそ理解できませんね。
 まともな人間なら「国内で40人も特定失踪者が発見され、生存者もいる(生存者の中に、北朝鮮拉致と言ってる人間は一人も居ない)」「遺体で発見されたケースも事件性なし(つまり自殺または事故死)で処理」とか足立区女性教師殺人事件 - Wikipediaの顛末(救う会が特定失踪者認定した女性は国内で殺されており、しかも北朝鮮など全く関係ない)とか知れば、川人のように「特定失踪者問題調査会常務理事」など恥ずかしくて続けられるもんではありませんが。
 大体「幼稚園児・松岡伸矢君の失踪」「小泉訪朝後の失踪」まで特定失踪者認定なんて与太に良くも川人もつきあえるもんです。人としての常識が川人はどこまで欠落してるのか。
 正直、「不謹慎な話」で大変恐縮ですが

山梨で不明の小倉美咲さん8歳に 手掛かり探す母 - 産経ニュース
 山梨県道志村のキャンプ場で昨年9月に行方不明になった千葉県成田市の小学2年、小倉美咲さんが13日、8歳の誕生日を迎える。不明から8カ月近くが経過する中、母のとも子さんは手掛かりを捜し続けている。

と言うこの事件だって「幼稚園児・松岡君失踪や小泉訪朝以降の失踪すら特定失踪者認定する荒木」のもとへ、母親のとも子さんが駆け込めば、ためらいなくあの男は美咲さんを特定失踪者認定するでしょう。で川人もそれを容認すると。何ともおぞましい話です(幸いにも現時点ではそんな馬鹿なことを母親はしていませんが)。
 大体「人権派弁護士」を自称する川人が何で河野談話否定派の荒木と野合できるのか。「河野談話を否定しようがそんなことは関係ない」で済む話ではない。しかも繰り返しますが特定失踪者なんて明らかなデマですからね。
 川人もさすがに自らが間違ったことは最近では自覚した上で、変なプライドから「今更自分の非を認められない」「面子を守るため」と思ってるのかもしれませんが、こんなん、固執すれば固執するほど川人の信頼が落ちていくんですが。
 正直、川人には二度と「過労死問題の弁護士」と名乗って欲しくないですね。
 企業側から「山本美保さんDNA鑑定捏造疑惑なんて与太話に乗っかる人が川人ですよ?。足立区女性教師殺人事件 - Wikipediaなんて事件が起こっても特定失踪者なんて与太を放言する男が川人ですよ。そんな人間が過労死云々と言って私たちを非難することに何の説得力があるんですか?。川人ってのは『自分の見たい物が見えちゃう人間』なんですよ。客観的に物が見れない人間なんですよ。私たちには何の非もない。全ては川人の言いがかりです」と言われかねませんからねえ。
 正直、過労死関係の弁護士たちも川人を「落ちた偶像(?)」としてボコボコに批判した方がいい。いや既に批判してるのかもしれませんが。もはや川人の存在は過労死解決にとって有害無益でしかないでしょう。
 まあ小生は『憂鬱になる本を読むのが嫌い(非常にヘタレな性格)』で川人の本に限らず、

【過労死、過労自殺についての本:「過労死」、「過労自殺」などでググってヒットした本を上げました(順番は著者名順)】
◆稲木健志ほか『過労死とのたたかい』(1989年、新日本新書)
◆大室正志『産業医が見る過労自殺企業の内側』(2017年、集英社新書)
熊沢誠*4『過労死・過労自殺の現代史:働きすぎに斃れる人たち』(2010年、岩波書店→2018年、岩波現代文庫)
しんぶん赤旗国民運動部『「仕事が終わらない」:告発・過労死』(2003年、新日本出版社
森岡孝二*5『過労死は何を告発しているか:現代日本の企業と労働』(2013年、岩波現代文庫)

などといった『過労死関係の本など実は今まで一冊も読んだことがない(サラリーマンの小生にとっては愉快になれる本ではありませんので)』のですが、まあ、川人について言えばこんな男の本は一冊も読まなくて幸いだったと思っています。今後、川人が自らの非を認めない限り、俺はこの男の本など読む気はかけらもありません。つうか、川人(1949年生まれ)については「お前みたいなクズはコロナに罹患して肺炎で死ねばいいのにな、川人」とすら思っています。志村けんがなくなったときは「志村ファン」として実に悲しかったし、だからこそ『となりのシムラ』再放送は録画して視聴しましたし、わざわざ志村けん「となりのシムラ#1,#4、#6」が5/6に再放送予定(追記あり) - bogus-simotukareのブログなんて記事まで書きましたが。
 まあ俺的に川人のようなクズにはそう言う憎悪の思いしかないですね。
 まあ、川人に限らず荒木にせよ島田洋一にせよ、救う会、家族会界隈は俺にとって皆同じ「腹立たしいクズ」ですが。有本嘉代子(拉致被害者有本恵子氏の母)が死んでも『最後まで救う会いいなりだったのか。哀れだな』と何一つ同情できなかったし、横田滋拉致被害者横田めぐみ氏の父)が死んでも多分同情できないと思います。現時点で横田滋にほとんど同情していませんし(まあ彼の場合優柔不断な性格を妻や息子につけ込まれてる面はありますが)。
 あんな、『救う会いいなりの』ろくでもない、どうしようもない祖父母を持ったウンギョンさんには同情していますが。

【参考:足立区女性教師殺人事件について】

26年前の殺人で男が自首 特定失踪者名簿の女性
 26年前、東京都足立区の区立中川小学校の教諭だった石川千佳子さん(当時29)を殺害したとして、同校で警備員をしていた千葉県内に住む男(68)が警視庁綾瀬署に自首した。同庁が22日、男の供述に基づいて同区内にある男の元自宅の床下を捜索したところ、石川さんとみられる遺体が見つかった。
 同庁は、遺体を司法解剖して身元を確認したうえで、男を殺人と死体遺棄容疑で書類送検する方針。しかし事件は時効(15年*6)が成立しており、不起訴になる見通しだ。
 石川さんは北朝鮮によって拉致された疑いが否定できないとして、拉致被害者家族の支援団体「救う会」が設けた特定失踪者問題調査会が氏名を公表していた。
 捜査1課の調べや男の供述によると、男は学校が夏休み中だった78年8月14日午後4時半ごろ、中川小(同区大谷田3丁目)の廊下で石川さんと口論となり、口をふさぐなどして殺害。遺体を車で当時住んでいた同区六木2丁目の自宅に運び、床下に埋めたという。
 遺体は床下約1メートルの地中にビニールシートにくるまれていた。中には石川さんの持ち物も入っていた。
 妻の不在時に埋めたという。男は最近までこの家に住んでいたが、「家が区画整理のため取り壊されることになり、更地になったら見つかると思った」と、21日に自首した。
 当時、北海道の石川さんの父親が警察に家出人捜索願を出していた。
 北海道小樽市に住む石川さんの弟憲さん(53)の話などによると、石川さんは失踪直前の7月末から8月12日まで東京都教職員生協主催の東西ヨーロッパ研修旅行に行っており、行方不明になったのは帰国して間もない時期だった。8月15日になって、実家に同校校長から、「当直なのに出勤していない」と電話があり、行方不明になったことがわかった。
 その後、87年の大韓航空機爆破事件の実行犯とされる金賢姫・元死刑囚の教育係「李恩恵*7」が石川さんではと考え、拉致の可能性を疑うようになったという。特定失踪者問題調査会にも弟が届け出ていた。男は石川さんの名が公表されていたことを知らなかったという。
 憲さんは「一つの区切りがついた。失踪の5年後に心配しながら亡くなった父と同じ墓に入れてあげられる」と話している。
 調査会にはこれまでに約400人分の情報提供があり、202人の実名を公表。うち4人*8について国内での生存が確認されており、「国内で死亡」と警察が発表したケースも1例ある。

【参考:山本美保さんについて】

拉致疑いの山本美保さんは水死 双子の妹とDNA一致
 1984年6月に失跡し、北朝鮮による拉致の疑いがあると家族が告発していた甲府市の山本美保さん(不明当時20)について、山梨県警は5日、失跡直後に山形県の海岸で見つかった身元不明遺体が山本さんであると断定した、と発表した。双子の妹とDNAが一致したという。
 山本さんについては、韓国に亡命した元北朝鮮特殊部隊員という男性が「平壌の特殊部隊で目撃した」と証言。調査団体・特定失踪(しっそう)者問題調査会が2003年9月に「拉致の疑いが濃い」と発表し、今年1月には家族が国外移送目的略取容疑で山梨県警に告発していた。

 県警警備1課によると、1984年6月21日、山形県遊佐町の海岸に漂着していた女性遺体が見つかり、山形県警が死因を水死としていた。2002年9月から山本さんの家族の要請で山梨県警が再捜査をし、保存されていた遺体の骨髄と、双子の妹の森本美砂さん(40)の血液のDNAが一致したという。

「 私は美保じゃない、遺留品は語る 」 | 櫻井よしこ オフィシャルサイトから一部紹介
1984年6月4日に突然姿を消した山本美保さんは、若々しい命が弾むばかりの20歳だった。
山梨県警は、今年*93月5日、突然、美保さんは日本国内で死亡していたと発表した。
・20年前の6月4日に甲府で失踪した美保さんは同年6月21日に一部白骨体となって山形県の遊佐海岸に漂着したという説明だった。美保さんの家族のDNA鑑定と、遊佐海岸に漂着した遺体のDNAが「99・999…%」一致したと言われたと文子さんは語る。

【5/14追記】
 今気づいたんですが、川人の本のウチ『金正日と日本の知識人』(講談社現代新書)だけはネットで購入が出来ないようです(アマゾンでも紀伊國屋書店でもhontoでも「注文できません」表示が出る)。
 おそらくコロナは関係ないでしょう。他の川人の本は注文できますし。
 品切れなのか、川人に悪口雑言された側(姜尚中*10、和田春樹氏*11など*12)が誹謗中傷だと抗議し、「正当な批判だと認識したか(あるいは和田氏らとトラブってまで、大して売れてもいない川人の本を売る必要性がないというビジネス的観点から川人を見切ったか)」、その抗議に対応して、事実上の絶版になったのかは分かりませんが。
 しかし世の中は広いですね。
 俺が読む気にもならない川人の駄本、クズ本を

金正日と日本の知識人: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
 雑誌『諸君』で始まり、『週刊朝日』で繰り広げられた姜尚中氏との論争に加えて、和田春樹、佐高信*13ら、口では人権を言いながら北朝鮮にはダブルスタンダードを使う知識人たちを片っ端から叩きのめしていて、痛快な本です。

なんて評価しちゃうバカ(濱口桂一郎*14)も世の中にはいるわけです。本当に濱口の本を読む気が完全に失せました。つうか「口では人権を言いながらダブルスタンダード」はむしろ「北朝鮮だけには厳しい川人や荒木」の方でしょうよ。連中は北朝鮮以外の独裁国家(例えば、ミャンマーでの民衆デモを取材中のフリージャーナリスト長井健司氏を白昼堂々射殺したミャンマー、領事館において反体制派ジャーナリストを暗殺したサウジ)については全然厳しくないし、大体「河野談話否定派の荒木」とつるむ川人が人権を語るなど「味噌汁で顔を洗って出直してこい」つう話です。
 「姜氏、佐高氏、和田氏」が主張する「太陽政策(例えば日朝国交正常化とのバーターによる拉致解決)」は別に「ダブルスタンダード」て話じゃないんですけどね。まあ、「荒木は勿論」川人や濱口にとっても、金大中盧武鉉文在寅も、蓮池透氏もおそらく「ダブルスタンダード」なんでしょうが。まあ『官僚』である濱口のような御仁はそういうウヨが多いのでしょう。前川元文科次官のように「朝鮮学校無償化除外なんておかしい」という官僚はおそらく珍しい。
 それはともかく、勧善懲悪時代劇じゃないんだから北朝鮮問題に限らず、社会問題というのは「お前ら人間じゃねえ、たたき切ってやる(破れ傘刀舟悪人狩り - Wikipediaの主人公の決めぜりふ))」つう単純な認識で済む話じゃないんですが。
 正直、バーター取引以外の現実的な拉致被害者救出の策はないでしょう。荒木や川人、濱口のように「ダブルスタンダード」と悪口するようなことではない。もちろん「そんな取引をするくらいなら救出できなくていい、そんな取引は泥棒に追い銭だ」と言うのは一つの価値観です。俺はその価値観に賛同しませんが、そうした価値観は「一つの価値観」としてありうる。ただし「バーター取引したくないが救出はしたい」なんてことは無理です。昔、流行した「究極の選択(例えば究極の選択31選 ~あなたはどちらを選びますか?~参照)」、例えば『結婚するなら不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か、どっちがマシか』、『わかりやすい誤訳と分かりづらい正確な翻訳と、あえていうならどっちがマシか*15』などをまねて言えば「バーター取引してでも救出するのか」「救出が無理でもバーター取引しないのか」の二択しかありません。その二択で「救出が無理でもバーター取引しない」を選びながら「バーター取引しなくても救出できる」と根拠レスで放言し、「バーター取引した方がいいんじゃないか?」と言う人間を『北朝鮮シンパか!』『北朝鮮に対して弱腰だ!』と悪口するバカが家族会です。全く始末に負えません。

*1:林さんの失踪は1998年なので時期から考えても北朝鮮拉致の可能性は低いです。まあ荒木の場合、小泉訪朝後の失踪すら特定失踪者認定していますが。

*2:著書『過労自殺』(1998年、岩波新書→第2版、2014年、岩波新書)、『サラリーマンの自殺』(共著、1999年、岩波ブックレット)、『これ以上、働けますか?:労働時間規制撤廃を考える』(共著、2006年、岩波ブックレット)、『過労自殺と企業の責任』(2006年、旬報社)、『金正日と日本の知識人』(2007年、講談社現代新書)、『壊れゆく医師たち』(共著、2008年、岩波ブックレット)、『過労死ゼロの社会を:高橋まつりさんはなぜ亡くなったのか』(共著、2017年、連合出版)など

*3:くだらない決めつけも大概にして欲しい。何を根拠にそんなことが言えるのか。

*4:1938年生まれ。甲南大学名誉教授。著書『新編 日本の労働者像』(1993年、ちくま学芸文庫)、『能力主義と企業社会』(1997年、岩波新書)、『日本的経営の明暗』(1998年、ちくま学芸文庫)、『女性労働と企業社会』(2000年、岩波新書)、『リストラとワークシェアリング』(2003年、岩波新書)、『若者が働くとき:「使い捨てられ」も「燃えつき」もせず』(2006年、ミネルヴァ書房)、『格差社会ニッポンで働くということ』(2007年、岩波書店)、『労働組合運動とはなにか』(2013年、岩波書店)、『私の労働研究』(2015年、堀之内出版)など(ウィキペディア熊沢誠』参照)

*5:1944~2018年。関西大学名誉教授。著書『粉飾決算』(2000年、岩波ブックレット)、『働きすぎの時代』(2005年、岩波新書)、『貧困化するホワイトカラー』(2009年、ちくま新書)、『強欲資本主義の時代とその終焉』(2010年、櫻井書店)、『就職とは何か:〈まともな働き方〉の条件』(2011年、岩波新書)、『過労死のない社会を』(編著、2012年、岩波ブックレット)、『教職みちくさ道中記』(2014年、櫻井書店)、『雇用身分社会』(2015年、岩波新書)、『雇用身分社会の出現と労働時間:過労死を生む現代日本の病巣』(2019年、櫻井書店)など(ウィキペディア森岡孝二』参照)

*6:当時は15年の時効でしたがその後20年に延長され、今は殺人には時効がありません。

*7:現在では政府認定拉致被害者田口八重子さんと推測されています。

*8:その後国内発見者の数は増え続け、「40人前後」が国内で発見されたことは荒木ら巣くう会も渋々認めています。

*9:2004年のこと

*10:東京大学名誉教授。現在、熊本県立劇場館長兼理事長、学校法人鎮西学院学院長。著書『アジアから日本を問う』(1994年、岩波ブックレット)、『暮らしから考える政治:女性・戦争・食』(2002年、岩波ブックレット)、『マックス・ウェーバーと近代』(2003年、岩波現代文庫)、『オリエンタリズムの彼方へ』(2004年、岩波現代文庫)、『反ナショナリズム』(2005年、講談社プラスアルファ文庫)、『姜尚中政治学入門』(2006年、集英社新書)、『増補版 日朝関係の克服』(2007年、集英社新書)、『姜尚中と読む夏目漱石』(2016年、岩波ジュニア新書)、『漱石のことば』(2016年、集英社新書)、『ナショナリズム』(2018年、講談社学術文庫)、『朝鮮半島と日本の未来』(2020年、集英社新書)など(ウィキペディア姜尚中』参照)

*11:東京大学名誉教授。著書『歴史としての社会主義』(1992年、岩波新書)、『金日成満州抗日戦争』(1992年、平凡社)、『歴史としての野坂参三』(1996年、平凡社)、『北朝鮮:遊撃隊国家の現在』(1998年、岩波書店)、『朝鮮戦争全史』(2002年、岩波書店)、『テロルと改革:アレクサンドル二世暗殺前後』(2005年、山川出版社)、『ある戦後精神の形成:1938〜1965』(2006年、岩波書店)、『日露戦争 起源と開戦(上)(下)』(2010年、岩波書店)、『これだけは知っておきたい日本と朝鮮の一〇〇年史』(2010年、平凡社新書)、『北朝鮮現代史』(2012年、岩波新書)、『領土問題をどう解決するか』(2012年、平凡社新書)、『「平和国家」の誕生:戦後日本の原点と変容』(2015年、岩波書店)、『慰安婦問題の解決のために』(2015年、平凡社新書)、『アジア女性基金慰安婦問題:回想と検証』(2016年、明石書店)、『米朝戦争をふせぐ:平和国家日本の責任』(2017年、 青灯社)、『レーニン:二十世紀共産主義運動の父』(2017年、山川出版社世界史リブレット人)、『ロシア革命』、『スターリン批判・1953〜56年:一人の独裁者の死が、いかに20世紀世界を揺り動かしたか』(以上、2018年、作品社)、『韓国併合110年後の真実:条約による併合という欺瞞』(2019年、岩波ブックレット)など

*12:言わずもがなですが、荒木和博とつるむまでに落ちぶれた川人にとって、太陽政策を唱える人間は姜氏にせよ、和田氏にせよ、他の誰にせよ「北朝鮮シンパ」か「北朝鮮に弱腰な腰抜け」として非難されることになります。

*13:著書『戦後企業事件史』(1994年、講談社現代新書)、『文学で社会を読む』(2001年、岩波現代文庫)、『石原莞爾 その虚飾』(2003年、講談社文庫)、『逆命利君』、『湛山除名:小日本主義の運命』(2004年、岩波現代文庫)、『新版 会社は誰のものか』(2005年、角川文庫)、『面々授受:久野収先生と私』(2006年、岩波現代文庫)、『魯迅烈読』(2007年、岩波現代文庫)、『電力と国家』(2011年、集英社新書)、『新師弟物語』(2012年、岩波現代文庫)、『福沢諭吉と日本人』(2012年、角川文庫)、『失言恐慌:ドキュメント銀行崩壊』(2013年、角川文庫)、『不敵のジャーナリスト 筑紫哲也の流儀と思想』(2014年、集英社新書)、『酒は涙か溜息か:古賀政男の人生とメロディ』(2015年、角川文庫)、『城山三郎の昭和』(2016年、角川文庫)、『メディアの怪人 徳間康快』(2016年、講談社プラスアルファ文庫)、『田中角栄伝説』(2016年、光文社知恵の森文庫)、『自民党創価学会』(2016年、集英社新書)、『人間が幸福になれない日本の会社』(2016年、平凡社新書)、『西郷隆盛伝説』(2017年、角川ソフィア文庫)、『佐高信の昭和史』(2018年、角川ソフィア文庫)、『日本の権力人脈』(2018年、講談社プラスアルファ文庫)、『自民党という病』(共著、2018年、平凡社新書)、『反・憲法改正論』(2019年、角川新書)、『いま、なぜ魯迅か』(2019年、集英社新書)など

*14:1958年生まれ。厚労官僚。労働省職業安定局高齢・障害者対策部企画課長補佐、埼玉県労働商工部職業安定課長、労働福祉事業団(現・労働者健康安全機構)総務部総務課長、労働政策研究・研修機構統括研究員(労使関係部門)等を経て労働政策研究・研修機構労働政策研究所長。著書『労働法政策』(2004年、ミネルヴァ書房)、『新しい労働社会』(2009年、岩波新書)、『日本の雇用と労働法』(2011年、日経文庫)、『若者と労働』(2013年、中公新書ラクレ)、『日本の雇用と中高年』(2014年、ちくま新書)、『働く女子の運命』(2015年、文春新書)など(ウィキペディア濱口桂一郎』参照)

*15:米原万里『不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か』(1997年、新潮文庫)のいう『不実な美女』とは『わかりやすい誤訳』であり、『貞淑なブス』とは『分かりづらい正確な翻訳』のことです。実はこの米原本を読んだことはありませんが、翻訳についてのこのような物言いについては何かの本で目に触れた気がします。