高世仁に突っ込む(2020年5/14日分)

日本がコロナ対応で23カ国中最低の評価 - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 シンガポールの調査会社が23カ国で、新型コロナ危機への対応の評価をそれぞれの国民に聞いたところ、日本が最低だったという。
 アメリカが41点は、被害の酷さやトランプのパフォーマンスを見ると点数が高すぎるように思うがどうだろう。
 意外なのは、韓国(31点)や香港(27点)の評価の低さ。あれだけ抑え込みに成功しているのに、(ボーガス注:国民、住民の)期待値が高すぎるのか。
 それにしても、日本の点数の異様な低さはどうだ。
 「日本は16点で最低だった。」(調査機関)。
 政権支持率の激減に結果してほしいものだ。

 それでいて安倍政権の支持率が「微減ないし横ばい傾向にある(少なくとも増加傾向にはない)」とはいえ、未だに四割台で「大幅な落ち込みではない」というのも腑に落ちない話です。高世が言うように「政権支持率の激減に結果してほしい」ところです。
 まあ「この調査がどこまで信用できるのか」「本当に最下位なのか」はともかくあの安倍のていたらくでは高い評価はされないのは当然です。
 なお、「国民の評価」なので「実際、対策が評価できるのかどうか」とはまた違います。
 例えば「高世も書いていますが」、この調査ではなんと「米国41点>韓国31点>日本16点」ですが「日本を下回る死者数」に抑えてる韓国が「ベトナム戦争の死者数を既に超えた」米国より評価できるわけがないでしょう。もちろん日本と比べても米国は酷い。むしろ米国は本来「最下位でもおかしくない」でしょう。
 「ニューヨーク州のクオモ知事」や「NPO団体の取り組み」などは評価していいのでしょうが、トランプは「中国が悪い」「俺は悪くない」と責任転嫁に走る無様さです。
 この調査が信用できると前提するならば「米国民のコロナ認識は狂っている」といっていいでしょう。いかに「ニューヨーク州のクオモ知事」や「NPO団体の取り組み」などを評価するにしてもです。おそらく「トランプ支持者が未だにトランプを支持してる」からこそのこの数字でしょうし。
 かつ「素人の評価は正しいと限らない」という意味でもある。プロが評価するなら「ニューヨーク州のクオモ知事など」はともかくトランプなんか評価しないでしょう。

《都は4月20日ごろ数字のずれを把握。ミスの要因は保健所の業務増大と、ファクスによる報告方法にあったとした。このため、今後はデータベースに入力する方式を採用するという。》(時事)
 個人や会社同士はネットでの連絡になっているが、役所はいまだにファクスでの通信を公式のもの*1としている。
 大量に紙を使うし、大事な連絡が他のファクスに紛れたり、商品宣伝と間違えて捨てたりと事故も多い。
 私自身もかなりアナログ人間だが、少なくとも公的なデータや報告にファクスを使うのはやめるべきだ。

 いやいや「紙の無駄遣い」はともかく電子メールだって、注意しないと「スパムメールと間違えて削除」「大量のメールに紛れて重要な連絡を見落とす」ことはあるでしょう。どうしても確実に伝えたいなら、「メールやファックス後の電話連絡」しかないんじゃないか。
 まあ、FAXにはない電子メールの便利さとしては「大量のデータが一気に送付できる」というのはありますが。

*1:役所はFAX、個人や会社はメールという高世の認識は事実誤認も甚だしいでしょう。個人や会社だってFAXを使うところはあるし、一方役所も昔に比べればメールに移行してるわけです。調べないとなんとも言えませんが「役所の方がFAX利用が多い」と言う事実はおそらくないでしょう。