今日の産経ニュースほか(2020年6月10分)

つくる会のツイート

新しい歴史教科書をつくる会【公式】
 萩生田文科大臣宛て「不正検定」に関する公開質問状の回答期限はいよいよ明日です。大臣、くれぐれも誠実な回答を。

 萩生田がつくる会の希望する「誠実な回答」、つまり「つくる会教科書を合格とし、検定に不正があったと認め教科書調査官を懲戒処分する可能性」はほとんど皆無でしょうが萩生田がつくる会にとっての「不誠実な回答(つくる会教科書不合格に何の問題もない、不合格処分は変更しないし、当然、教科書調査官の懲戒処分などしない)」をした場合につくる会がどうする気なのか気になるところです。ついに行政訴訟に打って出るのか。それとも「でかい口を叩きながら」何もしないで泣き寝入りか。


「警官に突き飛ばされ重傷の男性は極左関係者」 トランプ氏が「陰謀論」を紹介か - 産経ニュース
 トランプの無茶苦茶さが露呈されてる話です。そもそも極左なら「警官が正当防衛とはいえない、過剰な暴行をふるって怪我させていい」訳ではない上に「極左云々」は「噂話にすぎない」と言うのだから話になりません。

 共和党のスーン上院院内幹事も「事実と証拠がある場合のみ行われるべき告発だが、何も確認できていない」と懸念を訴えた。

として「味方のはずの共和党幹部もトランプ批判する」のだから尋常ではない。


アンジャッシュ渡部建、AV女優ら複数人と不倫 妻・佐々木希を裏切った…レギュラー番組など出演自粛申し入れ : スポーツ報知
 不倫していいとは言いませんが個人的には「その程度で出演自粛なのか」とは思います。


【産経抄】6月10日 - 産経ニュース
 今日の産経抄はトンデモ右翼テイストではない平凡な記事です。

 日本の「ナポリタン」が、イタリアとはなんの関係もないと、誰もが知っている。
 戦後、米兵がスパゲティにケチャップをからめているのを見て、ホテルニューグランド横浜市)の料理長が考案した。ナポリではかつて、トマトソースのパスタが路上の屋台で売られていたことから、名付けられた。

 そうした知識は雑学本やテレビのクイズ番組などで流布されてきたとはいえ「誰もが知っている」とまではいえないでしょう。
 なお、ナポリタン - Wikipediaを信じれば

『食の世界地図』(2004年、文春新書)によれば、(ボーガス注:イタリアでは)トマトソースを用いた料理には「ナポリ風」と名がつき、トマトソースをからめたパスタを「ナポリターナ」と呼ぶ。

なので、「ナポリターナ」と「ナポリタン」は別物とは言え、「全く無関係」とまで言っていいかは疑問を感じます。


【政治デスクノート】与党が早期解散に否定的なワケ 「青木の法則」には届かず(1/4ページ) - 産経ニュース

 首相は解散に踏み切るか。ある与党幹部は支持率急落について「基本はコロナの対応だと思う。(現金給付などの)お金が届いていないとか、遅いとか。これが届き始めたら、世論は変わるよ」と今後の支持率アップに期待する。
 そして、早期の衆院解散を否定した。
 「だって、まだ『青木の法則』には届いていないでしょ」

 この最後の落ちには心底呆れますね。
 「青木(小渕内閣官房長官を務めた青木幹雄氏のこと)の法則」とやらが何かは本文に書いてありますが、それについては詳しく理解しなくても結構です。
 「解散したときに自民の議席増が期待できるかどうかについてそれなりに信用されてる説の一つ」位に理解すれば結構です。
 「金さえばらまけば国民は支持する」という国民理解も酷いですが、それより酷いのが解散についての発言です。
 「解散するかどうかはコロナが収束するかどうか。最低限収束しなければ解散なんか出来ない」と普通は「建前では言う」でしょう。
 それが『今、黒川問題などで支持率が下がってるがコロナ対策が評価されて支持率が上がるかどうか。ばらまいている10万円が届けば*1支持率は上がると思う。モリカケでも一時30%台に下がったがまた上がった。『青木の法則』を適用して議席が増えそうなら解散もあり得る』と公言。
 どこまで手前の都合しか考えてないんだという話です。まあ本音はそうだろうとは思いますが、コロナが収束していない今、こんなことは堂々と言える話ではないし、言えば「強固な安倍信者、自民支持層以外(特に安倍に批判的な人間)」には確実に反感を買います。
 何でこの与党幹部といい、産経といい、最低限の常識もないのか。

*1:そもそも未だに届いてない世帯がある時点で論外です。一体いつまでこんなことを続ける気なのか(これでは支給されても自民が期待するほどの評価がされるかは疑問でしょう)。また、「10万円支給論は野党の主張」で当初自民は反対していたのに良くもこんなことが言えたもんです。