今日の産経ニュース(2020年6月15分)

イージス・アショア計画停止 落下物の危険回避、大幅改修必要 - 産経ニュース
 ひとまずは「反対運動の勝利」といっていいのでしょう。もちろん「当初予定地だった山口と秋田で諦めただけ(地上イージス配備それ自体を諦めたわけではない)」ではありますが。


小池知事、カイロ大の卒業証書を公開 - 産経ニュース
 「やっとかよ」ですね。これで沈静化するのか、はたまた「捏造卒業証明書だ」という話になるのか。


岡田官房副長官「世界遺産委勧告を誠実に履行」 韓国批判に反論 - 産経ニュース
 よくもまあこういう嘘八百がつけるもんだと心底呆れます。安倍によって日本の行政の信頼性は地に落ちたと言っていいでしょう。もはやユネスコ事務局が、「軍艦島を含む世界遺産」の登録全面取り消しなり「軍艦島限定での部分取り消し」なりすべきではないか。


韓国紙「約束違反」と批判 軍艦島展示に反発集中 - 産経ニュース
「歴史的事実を完全に歪曲」韓国政府が抗議 産業遺産情報センターの公開 - 産経ニュース
 「軍艦島での労働に問題はなかった」などというのは、世界遺産登録時の「韓国の要望に応えて徴用工の問題点を伝えていく」という約束に違反するし、「歴史的事実に反する嘘」でもあるので韓国側が怒るのは当たり前です。
 もはやユネスコ事務局が、「軍艦島を含む世界遺産」の登録全面取り消しなり「軍艦島限定での部分取り消し」なりすべきではないか。今のまま安倍の無法を放置するのではユネスコ世界遺産制度の信頼性が破壊されると言っていいでしょう。
 「何のための世界遺産なのか?」と言う話にもなる。


れいわ新選組の山本太郎代表が都知事選出馬を表明 - 産経ニュース
 「誰も出馬表明しない中での立候補表明」ならまだしも、宇都宮氏が出馬を表明し、立民、共産、社民が支持表明した中では「小池批判票を分裂させ、小池を利する愚行」としか思いません。
 本気で出馬する気なら、遅くとも宇都宮氏の出馬表明直後に自らも出馬の意思表明し、「宇都宮と自分とどっちを選ぶか決めてくれ」と野党各党に要求するなり、「政策協議が整えば、宇都宮支持で、出馬辞退してもいい」と宇都宮氏に働きかけるなりすべきだったと思います。
 いずれにせよ、今のままでは小池を利するだけなので宇都宮陣営(支持表明した野党各党を含む)は、山本太郎との協議の場を設けるべきでしょう。
 一本化できないと小池を利するだけですので、場合によっては、「宇都宮陣営が譲歩し、出馬辞退、山本支持」という「大人の対応でもいいのではないか」と個人的には思います。まあ、先に手を上げたのは宇都宮氏である以上、譲歩すべきは本来、山本でしょうが。


拉致被害者の帰国求め行進 横田滋さん死去で支援団体 - 産経ニュース

 参院議員会館(東京都千代田区)前から始まった取り組みは「沈黙の行進」と題し「めぐみを助けてください」などと記されたタペストリーを無言で掲げた。タペストリーには母の早紀江さん(84)の着物に身を包み、大人びた表情を見せる小学6年当時のめぐみさんを滋さんが撮影した写真も掲載されている。

 小泉訪朝前ならまだしも、また「安倍首相の訪朝」など、具体的な要望をするのならともかく、もはやこうした「政府の取り組みを求める」と言う抽象的なアピールなどしても、もはや全く意味はない。政府も「何をしていいのか分からないので応じようがない」し、世間的なインパクトも皆無です。
 もし「私たちの団体にはそうした具体的な要望をする能力がありません」というなら「何もしない方がましだ」といいたいですね。

 あさがおの会の田島忠代表(78)は「ご夫妻とめぐみさんとの再会をかなえるため活動してきた。目的の半分を失ってしまった」と肩を落とした。

 本気で言ってるのなら「バカ」、虚言なら「クズ」です。
 何を根拠にめぐみさんが生きてると思うのか。というかそんなことより孫との面会でも今からでも早紀江に働きかけたらどうなのか。


「政治扱うと芸術ではない」 あいちトリエンナーレ 美術史家らが批判 - 産経ニュース
 美術史家というのは誰かといったら

◆『実証 写楽北斎である』(2000年、祥伝社
◆『戦後日本を狂わせたOSS「日本計画」』(2011年、 展転社
◆『戦後日本を狂わせた左翼思想の正体』(2014年、 展転社
◆『戦後日本を狂わせた反日歴史認識を撃つ』(2016年、 展転社
◆『日本人にリベラリズムは必要ない。「リベラル」という破壊思想』(2017年、ベストセラーズ
◆『高天原は関東にあった*1:日本神話と考古学を再考する』(2017年、勉誠出版
◆『邪馬台国は存在しなかった』(2018年、勉誠選書)
◆『発見! ユダヤ人埴輪の謎を解く』(2019年、勉誠出版*2
◆『ユダヤ人埴輪があった! 日本史を変える30の新発見』(2019年、扶桑社)
◆『左翼グローバリズムとの対決』(2020年、扶桑社)

などのトンデモ極右著書がある「元つくる会会長の右翼活動家・田中英道」と言うのだから呆れます。
 確かに田中は

◆『ミケランジェロ』(1991年、講談社学術文庫)
◆『レオナルド・ダ・ヴィンチ』(1992年、講談社学術文庫)
◆『画家と自画像:描かれた西洋の精神』(2003年、講談社学術文庫)
◆『日本美術 傑作の見方・感じ方』(2004年、PHP新書)
◆『日本美術全史』(2012年、講談社学術文庫)

と言う著書がある美術史家では一応ありますが。
 まあ、記事本文で田中の名前を見る前から、「どうせつくる会のお仲間ウヨだろ」ということは想像がつきましたが。
 それにしても「政治扱うと芸術ではない」ねえ。
 例は何でもいいですが

ピカソの『ゲルニカ』(ナチのゲルニカ空襲がテーマ)
チャップリンの『独裁者』(ナチ批判がテーマ)

は芸術じゃないんですか?、つう話です。「政治を扱った芸術など過去にいくらでもある」し、そもそもそんなことは「大村知事の名古屋市提訴」が不当だという理由には全くなりません。

*1:伝説的にはもちろん「高天原=宮崎」ですし、「伝説が事実を反映してる」と見る場合でも「関東」なんて明らかに珍説でしょう。

*2:コメント欄で「勉誠の本が2冊」と書かれていますが、俺がこの本を見落としていたので「3冊」ですね。しかし「ユダヤ人埴輪」て(呆)。日本にユダヤ人がやってきて埴輪をつくったとか、中国や朝鮮から伝わった埴輪文化のルーツはユダヤだとか言う気でしょうか?。そんな話は聞いたことがないですし、おそらく「日本ユダヤ・同一祖先論」「青森県イエス・キリストの墓がある」のようなエセ科学でしょう。