今日の産経ニュースほか(2020年6月26日分)

特殊な研究分野、癒着続く 京大不正支出 (1/2ページ) - 産経ニュース
 「まさか天下の京都大学でこんな無茶苦茶が起こるとは」とびっくりですね。しかし、こんなことをされれば、「他の京都大学教職員」も疑いの目で見られかねませんし、不正実行犯である松沢某氏*1(元京都大学霊長類研究所所長)の罪は非常に重い。


関電、引責辞任の元相談役に社用車など提供「必要に応じた措置」 - 産経ニュース
 引責辞任で無い場合でも「いかに功労者とは言え会社の役職を辞めた人間」に対し、「会社の用務でも無い」のに社用車などの便宜を図ることは不適切でしょうが、「不祥事による引責辞任」と発表した人間に対して「会社の功労者」として「会社の用務でも無い」のに社用車などの便宜を図るとは非常識すぎるでしょう。
 関電も非常識なら、そんなもんを要求する元相談役も非常識です。さすがに今回の批判でやめはするのでしょうが。


コロナで「再入国禁止」に悩める永住者 G7で唯一 政府「感染防止」譲らず - 産経ニュース
 産経も批判するように永住者相手に「再入国禁止」とは非常識すぎでしょう。再入国時に「PCR検査と2週間の隔離措置」などでいいのではないか。


河井夫妻 首長・議員40人に1680万円 配布総額の6割超 - 産経ニュース
 どう考えてもこれほど多額の買収資金の元手は「党本部からの異例の1億5千万」であり、河井夫妻の個人的犯行などと言える話では全くありません。


リニアトップ会談 「大井川は命の水」静岡知事譲らず 準備工事認識でも平行線 (1/2ページ) - 産経ニュース
 記事を読む限りでは川勝は「今のJR東海の態度では工事再開など論外」と言う態度なので
1)JR東海が態度を大幅に改めるか
2)JR東海側が「安倍政権や国交省の恫喝」で川勝を屈服させたり、リコール運動で川勝を打倒するか
よほどのことがない限り、とても工事は再開されないでしょう。


「最近の経済外交」 山上信吾・外務省経済局長 « 最近の活動 « 公益財団法人 国家基本問題研究所
 経産省のキャリア官僚がよしこらトンデモ右翼の相手をするというのだからびっくりです。
 もちろん首相が「極右の安倍」だからこんな珍事が起きるのであり、大平氏*2や宮沢氏*3といったリベラル保守が首相ならこんなことにはなりません。
 だからこそよしこらトンデモウヨは何があろうと安倍を持ち上げるわけです。

*1:著書『チンパンジーはちんぱんじん』(1995年、岩波ジュニア新書)、『チンパンジーの心』(2000年、岩波現代文庫)、『進化の隣人:ヒトとチンパンジー』(2002年、岩波新書)、『おかあさんになったアイ:チンパンジーの親子と文化』(2006年、講談社学術文庫)、『ぼくたちはこうして学者になった:脳・チンパンジー・人間』(共著、2019年、岩波現代文庫)など

*2:池田内閣官房長官、外相、佐藤内閣通産相、田中内閣外相、三木内閣蔵相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相

*3:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、福田内閣経済企画庁長官、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相。首相退任後も小渕、森内閣で蔵相