黒坂真に突っ込む(2020年7月8日分)

黒坂真
 中国共産党の理屈では、明朝の時代に鄭和が遠征した地域は全て中国が支配すべきなのです。

 無論そんな馬鹿なことを中国は言っていません。鄭和 - Wikipediaを見れば分かりますが、彼が遠征(と言うか渡航)した地域は

ベトナム
・マレーシア
インドネシア
スリランカ
・インド
・タイ
モルジブ
ソマリア
ケニア
・イエメン

と広範囲に亘っています。これら全てを中国が自国領として支配しようとしているなどという事実はどこにも無い。

黒坂真
 日本共産党や左翼が叫ぶ基地のない沖縄、を実現したらすぐに中国共産党尖閣を占領し、人民解放軍の基地を建設するでしょう。

 ばかばかしい。日本共産党は「自衛隊基地も無い沖縄」を目指してるかもしれませんが当面目指されてる「基地の無い沖縄」とは「米軍基地の無い沖縄」です。
 自衛隊基地があるのだからそうそう侵攻できるわけも無いでしょう。
 まあ、そもそも、軍事基地の有無に関係なく、国際的非難や対日関係悪化を考えたらそう簡単に尖閣侵攻などできはしませんが。
 尖閣は「石油や天然ガスが埋まってるかもしれない」程度の島にすぎません。侵攻してもすぐにペイするわけでは無い。むしろ侵攻によって予想される対中国制裁や「日本企業の中国からの一時撤退」などの経済的ダメージの方が中国にとってよほど恐ろしいでしょう。