「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年7/10分:荒木和博の巻)

お知らせ4件【調査会NEWS3299】(R02.7.10): 荒木和博BLOG

1、「あなたを忘れない をWEBで歌ってみんなで繋ごう!」YouTubeで公開

 そんなことに荒木らウヨ連中の自己満足、セルフ・オナニー以外に何の意味があるのか、どう拉致解決に役立つのかと心底呆れます。
 なお、「あなたを忘れない」でググる映画『記憶屋 あなたを忘れない』公式サイトあなたを忘れない - Wikipediaがヒットしますが、荒木の言う「あなたを忘れない」はもちろんこの映画『記憶屋 あなたを忘れない』公式サイトあなたを忘れない - Wikipediaとは関係ありません。とはいえ、映画『記憶屋 あなたを忘れない』公式サイトあなたを忘れない - Wikipediaの方が荒木の言う「あなたを忘れない」より勿論ずっと有名なわけですが。

2、特定失踪者の所在確認
 一部報道されているようですが、警察発表の特定失踪者の一人が日本国内で所在を確認されています。昭和55年(1980)に失踪した小山栄一さん、警察のリストでは公開されていましたが調査会のリストでは非公開扱いでした。通常非公開の方が国内で所在確認された場合氏名を明らかにすることはないのですが、警察の方で明らかになっているのでとりあえずお知らせしておきます。

 また国内で特定失踪者が「生存者として」発見されたそうです。つまりは北朝鮮拉致どころか犯罪でも事故でもなく「自発的失踪だった」のでしょう。それでも特定失踪者などという与太を飛ばす荒木と言い、それを容認する拉致被害者家族会と言いその馬鹿さ、クズさに心底呆れます。
 それにしても「警察が、小山さん発見の事実を明らかにしたから、特定失踪者問題調査会として渋々、公表した」としか理解できない荒木のこの文章には呆れますね。警察が公開しようがすまいが、発見の事実を明らかにすべきでは無いのか。こんなことを書く荒木が警察に対し「余計なことを公開しやがって」と逆恨みしてることは間違いないでしょう。

4、朴元淳・ソウル市長の死について
 文在寅*1大統領とともに北朝鮮労働党の秘密党員だったのではないかとも言われる人

 呆れて二の句が継げませんね。よくもこんな酷い誹謗が出来るもんです。そもそもこんな誹謗中傷と拉致の解決と何の関係があるのか。
 大体「宥和政策だから工作員」という荒木理論なら、例えば「新日米安保条約」を締結した岸信介*2首相は「米国の工作員」になるでしょうに。
 ちなみに「秘密党員」といえば以前、あるウヨブログを読んでいたら松本清張日本共産党の秘密党員呼ばわりしていて吹きだしたことがあります。
 まあ、確かに清張は「党外の支持者の一人」ではあったでしょうが。荒木の秘密党員云々はその程度の与太でしかありません。
 マジレスすれば本物の工作員(秘密党員)という物は「オットー駐日ドイツ大使と交遊していたというゾルゲ」や「元陸軍省軍務局長・武藤章*3と交遊があったという尾崎秀実」のように「意外な人物」がなるものであって、「日本共産党に好意を持ってることを隠そうともしない清張のような人物」が秘密党員のわけもないでしょう。
 話が脱線しますが、近衛上奏文で近衛が武藤を「隠れ共産党呼ばわりした理由の一つ」は武藤と尾崎の交遊であったようです。そして「最終的には武藤と政治的に対立し、武藤を軍務局長から更迭し、左遷した」とはいえ、一時は武藤を軍務局長として重用した東条*4首相も近衛上奏文によって「隠れ共産党呼ばわり」されます。
 もちろん陸軍反米派であり「対米開戦を強硬に主張した陸軍軍人の一人」である東条や武藤によって日本が太平洋戦争に突入した事への近衛の恨みもあったでしょうが。ただし東条や武藤の名誉のために言っておけば、当時「対米開戦を強硬に主張した陸軍軍人」は何も東条や武藤だけではありませんが(なお、一応お断りしておけば、武藤の対米開戦論に、尾崎が影響を与えたという事実はありません)。
 そして「事情が何であれ」太平洋戦争開戦時には近衛も「開戦を是とした」わけです。敗色濃厚になってから「開戦支持を後悔したあげく」、東条や武藤を「隠れ共産党呼ばわり」とは近衛は無責任の極みでしょう。

*1:盧武鉉政権大統領秘書室長、「共に民主党」代表を経て大統領

*2:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相を歴任。戦後、日本民主党幹事長、自民党幹事長、石橋内閣外相を経て首相

*3:参謀本部作戦課長、中支那方面軍参謀副長、北支那方面軍参謀副長、陸軍省軍務局長、近衛師団長、第14方面軍(フィリピン)参謀長など歴任。戦後、死刑判決。後に靖国に合祀。

*4:関東憲兵隊司令官、関東軍参謀長、陸軍次官、陸軍航空総監、第二次、第三次近衛内閣陸軍大臣、首相など歴任。戦後、死刑判決。後に靖国に合祀。