今日の中国ニュース(2020年7月11日分)

【8月23日 島根・松江市】集会「今日のウイグルは明日の台湾・香港・日本だ」 | 一般社団法人 アジア自由民主連帯協議会
 まあ、ばかばかしいですね。「中国が実効支配する香港」はともかく、そうではない日本や台湾が「明日のウイグル」のわけがないでしょう。こういう馬鹿なことを言うから「まともな人間」には相手にされないのだと言うことを「日本ウヨに媚びて恥じない、アホのウイグル=イリハム・マハムティとその仲間たち」にはいい加減理解して欲しいもんです。


【昭和天皇の87年】「過去」を持ち出した中国最高実力者 天皇はしなやかに対応した - 産経ニュース
 「天皇のしなやかな対応」も何も鄧小平だって昭和天皇を戦争責任問題で徹底追及してボコボコにしたかったわけでも無いでしょう。
 単に「我が国は日本の侵略を忘れてない。天皇や首相がそのことについて無神経な言動をすれば黙認はしない」と釘を刺しただけでしょう。
 まあ、「言葉の綾発言」なんかする馬鹿野郎が昭和天皇ですからね。

 日本が中華人民共和国を中国唯一の合法政府であると承認するかわりに、中国は日本に対する戦争賠償請求を放棄することで合意した(※1)。

 中華民国(台湾)が既に戦争賠償請求を放棄している事への対応ですね。とはいえ、ODAという形で別途配慮がされたわけですが。

 中国側はこのとき、訪中した田中*1を微に入り細に入り歓待したとされる。宿泊する迎賓館に田中の好物、木村屋のあんパンが用意されていたことはよく知られた話だ。中国は当時、ソ連との国境紛争や文化大革命で国内が疲弊しており、経済力のある日本と、何としても手を結びたかったのである。

 「反中国」産経らしい恩着せがましい物言いですが、日本だって中国市場で金儲けがしたかったのであって、何も中国だけに利益があったわけではない。そもそも「西側諸国では最も国交正常化の動きが遅かった」のが日本ですし。


「#検察庁法改正案に抗議」した芸能人たちは香港問題にどうコメントしたか(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース
 「反中国&自民万歳&アンチ野党(特にアンチ左派)」週刊新潮らしいですが勿論、小泉今日子など「検察庁法改定反対をツイートした著名人」が「香港問題」で中国批判コメントする必要はどこにも無いわけです(コメントしてもいいですが)。
 それにしてもここで新潮が取り上げるのが「検察庁法改定反対をツイートした著名人は米国の黒人差別反対デモでBLMスローガン(Black Lives Matter:黒人の命は重要だ!)への賛成を表明したか」などでないことが反中国ウヨの新潮らしい。
 週刊新潮のへりくつなら「検察庁法改定に反対したのにBLMスローガンに賛成しないとはどういうことか。黒人差別を容認するのか」ともいえるわけです。
 あるいは逆に「香港の民主活動家は、沖縄基地問題で安倍批判したのか。中央政府が地方の声を無視しているという点では香港問題と沖縄基地問題には共通点があるのに!」「香港の民主活動家は自分たちのことしか考えてない身勝手だ」などともいえてしまう。いずれも馬鹿げた詭弁、へりくつであることは言うまでも無いでしょう。


【産経抄】7月11日 - 産経ニュース

 8日は自民党外交部会が中国の習近平国家主席国賓来日中止を求める対中非難決議を、10日には超党派保守系議員による日本会議国会議員懇談会が、同趣旨の声明を菅義偉官房長官に手渡した。
▼もっとも国賓来日の件は、中国・武漢発の新型コロナウイルス感染症がいまだ猛威を振るっていることや、中国による国際約束をほごにして香港の自由を奪う香港国家安全維持法の制定などもあり、すでに話は立ち消えている。にもかかわらず、政府への要請が続くのはなぜか。

 「はあ?」ですね。一体いつ「立ち消えになった」のか。立ち消えになってないからこそ、立ち消えにしたいからこそ「ウヨ議員連中」は国賓訪日中止を主張するし、二階幹事長や公明党の山口代表などはそれを「日中関係を悪化させる気か?」と批判するわけです。立ち消えにする気が無いからこそ、安倍も菅も現時点では中止など表明しない。
 仮に今後「新型コロナ」を理由に秋の訪日計画が「立ち消え」になったとしても現時点において立ち消えになどなっていない。つうか「予定通り秋に実施される可能性」は充分あるのに良くも産経もここまでデタラメなことが書き飛ばせるもんです。
 産経は
1)今後も安倍政権が退陣しようが何があろうが、「千代に八千代に」「さざれ石が巌となり苔がむしても」国賓訪日がないようにするために、あるいは
2)国賓訪日が立ち消えても他の問題(例:尖閣問題)で安倍政権が中国相手に弱腰にならないようにするために
「立ち消えになっても」要請するのだと強弁しますが嘘も甚だしい。

*1:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)などを経て首相