芸能界から会社員へ 33歳で人材紹介会社社員に転身した元グラビアアイドル

 偶然見つけて面白い記事だと思ったので紹介しておきます。

芸能界から会社員へ 33歳で人材紹介会社社員に転身した元グラビアアイドルのリアル(ENCOUNT) - Yahoo!ニュース

 一般人に戻って企業に就職する人もいる。グラビアアイドルとして活動していた古崎瞳さん(34)もそんな1人。芸能界を離れてまだ1年弱*1だが、会社員になった今、13年間のグラビアアイドル時代を振り返って思うところを聞いた。
◆古崎
 去年の8月に、10年間お世話になった芸能事務所を退所し引退しました。踏ん切りがついたきっかけのひとつは、2018年9月に主演映画「夏引きの頃」が南青山映画祭で上演されたこと。たった1日の上演でしたけど、その4年前に撮影したままお蔵入りしそうだったので、ようやく日の目を見て心残りが無くなりました。
 2018年12月には出演映画「ガチ★星」が出身地・広島で上演され、家族の前で舞台挨拶できたことも大きかったです。20歳で上京して「有名になるんだ!」とがんばってきて、「解決!ナイナイアンサー」「有吉ゼミ」(日本テレビ)などのゴールデンタイムの番組にも出演できました。願ったようには有名になれませんでしたが、満足しました。

 まあ「テレビ番組に出れた」つうのは「出れない人間の方が多い」つう意味では「充分有名になった」。
 古崎瞳 - Wikipediaとしてウィキペディアに項目もある彼女ですが、全然売れてなければウィキペディアの項目になどなりたくてもなれません。もちろんそう言う人間の方が多い。
 だからこそ「あの人は今」的な、こうしたインタビュー記事にもなるわけですが、ご当人がこうして過去を吹っ切ってインタビューに応じてる辺りは俺個人としては面白いですね。

・引退を考えたのは、収入面で安定しなかったから。
・デビューして初めて出したDVDのギャラは80万円だったのに、去年、出したのは15万円。年齢とともに需要が減るのをまざまざと感じました。
 当然、ずっとアルバイトをしていました。飲食が多かったです。六本木ヒルズの中のイタリアンとか新宿の「バーガーキング」とか。時給1000~1100円で、朝6時から昼12時までのシフトを組んでもらっていました。
・30歳を過ぎると、アルバイト生活を続けるのはどうなのかな、と疑問に感じるようになりました。それで、経済的に自立しないといけない、と思い就職活動を始めました。
・就職して何が嬉しいって、ヒマじゃないことです(笑)。
・お金がないから、レッスンに通うこともできませんしね。
 規則正しい生活を送れるようになったのも嬉しいですし、定期収入があるのも、本当にありがたいです。
・今思えば、芸能界のお仕事も「女優になる」とか目標を1つたててがんばれば結果は違ったのかな、と思います。あと、体重管理をしっかりやるべきでした(笑)。身長163センチで(ボーガス注:プロフィールに書いている)ベスト体重は47キロなんですけど、油断するとすぐに55キロぐらいに増える。かわいい子が一杯いるなかで、太ってる場合じゃなかったですね。でも、芸能界に未練はないです

 まあ、そう言う意味では芸能界なんてのは博打みたいなもんです。押しも押されもせぬ売れっ子にでもならない限り収入は安定しません。

*1:古崎瞳 - Wikipediaによれば「2019年8月末日」で正式に引退